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はははははじょうぶです。
「母は歯は丈夫です」を全て平仮名にすると、まるで笑っているかのようだ。
6月4日は「虫歯予防デー」。
ググってみると日本歯科医師会が1928年に制定、38年に廃止されたとある。ヱ?いきなり歯医者、じゃなくて廃止?
そして49年、復活させるかたちで「口腔衛生週間」を制定。数度の名称変更を経て、現在は6月4日から10日までを厚生労働省が「歯と口の健康週間」としているとのこと。
「虫歯予防デー」は2001年に、記念日として復活したのだそうだ。そんな変遷があったとは歯締めて、じゃなくて初めて知った。
わたしの父親は数年前、三度目の誤嚥性肺炎に止めを刺された。76歳だった。
晩年の父は歯の多くを失い、残った奥歯で支える部分入れ歯を使っていた。
最近になって知ったのだが、自分の歯で噛む力を100とすると、部分入れ歯は30〜40くらいなのだという。総入れ歯だと10ほどになるらしい。
食事中、味噌汁の具をろくに噛まずに飲み込む父に、注意したのを思い出す。
「(誤嚥性)肺炎になりたくなけりゃ、よく噛んで食べないと」
わたしはそのとき気付かなかった。父は噛まなかったのではなく、噛めなかったのだ。
いまは歯を失った場合、顎の骨に人工歯根を埋め込む選択肢もあるという。入れ歯よりはるかにおカネはかかるが、噛む力は80くらいまで回復するそうだ。それでもなお、100に戻ることはない。
過去の自分を褒めたいのは、学生の頃からずっと年3回の歯科検診を受け続けてきたこと。
子供の頃は虫歯だらけだったけど、この数十年ほとんど悩まされたことがない。年に一万円ほどの出費で、一生自分の歯で噛めるのであれば安いものだ。
総入れ歯、じゃなくて、そういえば。
普段の歯磨きは、ずっと一日に寝る前の一度だけだ。そのかわり時間をかけて、丁寧にやさしく磨く。
歯をガシガシ強く磨けば歯茎が傷付く。それが何度も重なれば、歯茎が後退するのを早め知覚過敏が進む…歯科検診のたびにそう言われた。
それなら単純に歯磨きの回数を減らせば、歯茎が傷付くリスクを下げられるのでは…と考えたのだ。
それが奏功したのか?最近は歯がしみることがめったになくなった。
歯が命なのは、芸能人だけじゃない。
いつまでも自分の前歯で幸せを噛み締めたい、はははははと笑っていたい。
ユッコこと岡田有希子さんの笑顔に印象深い、輝く白い歯と美しい歯並び。それはきっと、何十年も彼女の健康を支えられたはずでした。
(写真はイメージです)
photo by yukikostarlight