久しぶりに映画館に行きました。

 

ツレさんの付き添いで、何の話かも知らずにこの秋封切りのある作品を観たのですが、

エンドロールを見てはじめて、この映画の主要な役のひとりを富田靖子さんが演じていることを知りました。

映画を観終わったあとツレさんが興奮気味に感想を語っているのを聞きながら、わたしはひとり妄想モードに突入していました。

 

富田靖子さん。言わずと知れた大女優である富田さんは、中学在学中の1983年冬に映画「アイコ十六歳」のヒロイン役でデビューしました。

そして、この年の春に行われた映画のオーディションに最終選考まで残っていたのが、名古屋の高校一年生だった佐藤佳代さんです。

まだこの時点では、岡田有希子という芸名に決まってなかったのですね。

 

もしも、この時富田靖子さんではなく、佐藤佳代さんが選ばれていたら。

ひょっとしてもしかしたら、佳代さんの芸名は岡田有希子ではなく、初主演作の役名と同じ「三田愛子(アイコ)」になっていたかもしれない。

 

確か事務所の先輩である松田聖子さんも、歌手デビュー前に出演したドラマでの役名がそのまま芸名になったらしいですし。

 

原作となる小説を高校時代に書いた堀田あけみさんはたぶん意図してなかったと思いますが、ちゃんとサンミュージック女性タレント名の名付け「○田○子」の法則、に合致しているのがなんともすごいなあ、と。

(考えてみたら、事務所は違えど富田靖子さんも「○田○子」でした。)

 

役柄と違わず、実際に名古屋の進学校に通っていた佳代さん。

きっと、素顔が垣間見れるような、初々しい演技をしてくれたんじゃないでしょうか。

 

残念ながらスクリーンの中の佳代さんには会えませんでしたが、ユッコこと岡田有希子さんは、わたしたちにすてきなうたを残してくれました。

 

令和4年の秋、若い主役を見守る貫禄たっぷりの演技をみせてくれた、昭和58年の冬に映画デビューした富田靖子さん。

ユッコさんの分も、末長く銀幕で活躍して欲しいです。

 

 

photo by yukikostarlight

 

 

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