今年も学びが多く、熱量あるうちにざざっと報告します
(伝わらなかったらすいません…関心持っていただけた方、ぜひゆっくり話しましょう!)
子どもの権利条約、GPeVAC(じーぴーいーばっく)、
子どもコミッショナーって知ってますか?
SDGsは少しづつ知られているのですが、その中に掲げられる目標の中でも、16.2 という項目
『子どもに対する虐待、搾取、人身売買およびあらゆる形態の暴力および拷問を撲滅する。』
に対して”世界的に頑張ろう!”という動きが
GPeVAC(じーぴーいーばっく)と言います。
が、ほとんど知られていません。
わかりやすいものこちら
http://www.ungcjn.org/sdgs/goals/goal16.html
国連が子どもの権利条約を採択して30周年。
日本が子どもの権利条約を批准して25周年。
ということで今回は子どもの権利条約に関する発表などがとっても多くて勉強になりました!
まずは子どもの権利条約について、先進国でコミッショナー制度のあるスコットランドのお話。
コミッショナー制度とは、簡単に言うと『子どもたちの代弁者』
スコットランド子ども議会から任命、女王からも承認された、政府とは独立した権限をもっている。そのため、議会や政府にも物申せる子どもたちの代弁者。
以下講演中の覚書を…
ブルース・アダムソン
2.5年前位に就任 スタッフ15人。
子どもたちと同じ遊びをして常に子どもの考えを理解しようと努力している。そのうえで政策などに反映させる活動をしている。
スコットランドの32自治体を回り、拘束・隔離があるとを指摘し政府や自治体に勧告。
まだ日本にはオンブズマン制度コミッショナー制度がない。議員などと会って感じたことは批准25周年を機に空気を作っていくべき。
子どもは成長の過程において様々な影響を受けやすいからこそ代弁者が必要。
スコットランド 人口550万人 こども100万人 欧州評議会47か国
スコットランド議会の超党派が一丸となって制度を立ち上げた。政府から独立した立場であることが重要。18歳から21歳までの若者の権利を促進し保護する責任を持つコミッショナーが独立した知名度の高い影響力のあるポストに就くことによって、真の意味での違いを生み出すことを望んでいた。
可決されたときの議会の言葉 “注目されるべき独立した立場を作ったことは私たち議員が子どもたちに残せる最大の遺産である。”
国連憲章の全文を、平和の象徴である鳩のカタチにしたデザイン飾ったり、オフィスのデザインも子どもの声を取り入れている。絨毯を水色に…椅子をおいて一緒に話せる場を、子どもたちに開放したオフィス。子どもからの電話を受ける場所は静かな空間に。ガラスに子どもたちからのメッセージを書いてもらった…
そして衝撃だったのは
【2019年10.3スコットランド議会で児童平等保護法が可決され、スコットランドの子どもたちは、暴力に対して大人と同等の保護を受けている。】
(2004年からコミッショナーが求めていたこと)
日本ではまだ子どもは親の従属物のような感覚が強いけれど、『子どもも大人と同じ人権を有したひとりの人間』ということが実行されている!!