平成30年度第2回定例会 一般質問②学校教育の中での発達支援事業について | 葛飾区議会議員 大森ゆきこ

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発達障害の子どもたちのことについて調べていたら、

なんと葛飾区が平成26年・平成27年と、文部科学省の特別支援教育に関しての早期支援研究事業に参加していました。

この事業は特殊音節の習得に課題を抱える子どもへの支援ということでした。

 

文部科学省 特別支援教育(平成26年度)

発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援研究事業

 

平成24年文部科学省は

「障害者の権利に関する条約に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要であり、その構築のために特別支援教育を着実に進めていく必要がある」と謳いました。

 

また、「子どものニーズに的確にこたえていくためには、校長のリーダーシップの下、学校全体で対応する必要があり、言語聴覚士、作業療法士、理学療法士、看護師等の専門家の活用を図ることにより、障害のある子どもへの支援を充実させることが必要である。」としており、

通級による指導を行うための教職員体制の充実と、幼稚園、高等学校における環境整備の充実の重要性にも言及しています。

 

文部科学省の調べでは平成25年における、通級による指導を受けている児童生徒数は小学校中学校合わせて7万7千人で、そのうち43%は言語障害のある子どもたちです。

この中には、俳優のトム・クルーズのように文字の読み方の認識が困難なディスレクシアも含まれます。

(トム・クルーズは台本はすべて音読してもらい暗記しているそうです…すごいですよね!!



自身もディスレクシアを抱える、グラフィックデザイナーのダニエル・ブリトンがロンドン大学在学中、障害を理解してもらうために製作したフォント。

正面から見るとまだなんとか読めますが…

傾けると、もはや記号…



 

こうした困難を抱えた子どもたちは、小学校に入学してから文字に囲まれた生活を送ることで文字の理解の困難が増えてしまいます。

・音読や漢字の書き取りができず宿題に時間がかかる

・短期的な記憶も苦手傾向であるために、忘れ物が多く先生や家族からも注意不足だと指摘をされることが多くなる

 

→それにより自分を責めてしまい不登校やいじめ、うつ病など二次障害を起こす可能性も高いと専門家が指摘しています。

 

葛飾区内でもインクルーシブ教育を取り入れている幼稚園もあり、教育現場における取り組みに大変積極的な姿勢がうかがえます。

小児領域に関しての発達障害の研究をされている作業療法士曰く、

「葛飾区はほかの自治体に比べてかなり発達障害児に対する事業が進んでいる。

が、他の自治体でも同様、どうしても小学校以降の支援体制に繋がらない。」とのこと。

 

葛飾区として、早期支援事業研究を今後、小学校でどう生かしていくのかを伺いました。

 

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質問

発達障害への支援については、早期に子どもの発達課題を発見し、適切に対応することが大変重要です。その中でも、葛飾区では、学校教育の中で、「読みの能力」、特に特殊音節の習得に課題を抱える子どもへの支援に取り組んでいると聞きます。この取り組みの状況と、今後の課題について伺います。

 

答弁

特殊音節の習得に課題のある子どももいて、学習が進むにつれて課題が顕在化することが多く、学習への苦手意識に繋がる要員の一つになっている。

葛飾区では「多層指導モデルMIM(ミム)」を導入し、特殊音節を視覚化や動作かすることにより理解しやすくし、定期ていなアセスメントを実施し、つまづく前の段階で子どもの実態やニーズを把握し、異なる学力層の指導・支援を行っている。

平成28年度は総合教育センターのMIM指導員が小学校への出張授業を行い、平成29年度からは各学校でMIMを活用した支援を行うことが多い小学校1年生の担任教員、特別支援教室の巡回指導教員を対象とした実技研修会、実践をした先生方の事例報告会を行った。実技研修を受けた先生たちからもMIMに対する評価は高く、子どもたちの習得度に効果があった。

今後も各学校への普及が課題であり、MIMの周知を図り学校への啓発活動や実技研修の充実に取り組む。

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ちなみにMIMとは? →多層指導モデル MIM

 

 

葛飾区での具体的な取り組み

平成26年度 梅田小・西亀有小(情緒障害通級指導学級)モデル実施

平成27年度 上記2校+上平井小・原田小モデル実施

平成28年度 小学校前項実施に向けての実態把握のためMIM指導員出張授業&実技研修。

授業を受けた教員60%がMIMを知らない一方で、「今後もMIMに取り組みたい」という意見は全員から出た。外部支援として再度出張授業を望む意見が80%あった。

 

平成29年度 『MIM3年計画』スタート。MIMの周知・理解啓発として学校管理職などを対象に研修実技研修を実施。MIM指導員によるアセスメントフォロー、3rdステージ児童に対する指導実践の紹介・検証を行った。

 

今後の課題

平成30・31年度 

①校内支援体制の充実

②教員の役割に応じた専門性の向上、

③生徒の課題に合った自作教材の作成

④タブレットを用いた指導実例の検証

 

学校教育支援担当課には、昨年まで(発達障害スクリーニング事業の5歳児健診担当所管)子ども家庭支援課に在籍していた職員もいる。

職員は「やはり一番大事なのは、校長先生の理解なんです。校長先生の理解が導入の迅速性に現れる」と。

 

小学校の校長にも研修に参加してもらい、トップダウンでの理解と支援をつなぐ姿勢が見られ、乳幼児期からの支援を途切れさせないよう地道に努力されていることを知った。

 

困り感を実感している子どもも多くいる中で、すべての子どもたちが同じようにのびのびと学べる環境づくりを進めてもらいたいと願い、

今後もこの事業について勉強させていただきます!!

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