息子の小学校のPTA行事で
スクールソーシャルワーカーによる講演があり、仕事の合間をぬって参加してきました。
今回のテーマは「子どもの心のサインをキャッチする」、私にとって公私ともに関わりがあります。
区の教育センター内にある教育相談部では、
子どもの教育やしつけに関する悩みごとについて、子どもとその保護者のために、専門的な立場から相談に応じているそう。
スクールソーシャルワーカーも教育相談部に配置されています。
今回は「講演」となっているけれど、参加者30人程度で
参加者も一緒に考えるワークショップ形式。
「3ヶ月の赤ちゃんが泣いていたら、なぜだと思いますか?」
という問いに対して自分の意見を出し、
次に
「では、小学校4年生の子どもが急に学校に行きたくないと言ったらなぜだと思いますか」
を考えます。
こたえはもちろんひとつではなく、様々な理由が考えられます。
そんないろんな理由の中から、自分の子どもがそうだった場合、どれがあてはまるのか。
日々自分の子どもをに注意を向け関わっている親だからこそ、判断ができます。
そしてそういった事態が起きたとき、親がとるべく態度は
まず、「共感」だそう。
すぐ怒らない、
世間体を気にしてものをいわない、
詰問しない、
でも迎合はしない。
次に
「安定した状況・環境に子どもをおく」。
小さい子なら、
抱っこする、
ひざに乗せる、
大きい子なら
背中をさすってあげる、など。
このツーステップを踏んだ上で
話し合い、解決策を考えていくことが重要だそうです。
自分では解決が難しいとか、誰かに相談したいときは
遠慮なくスクールソーシャルワーカーや教育相談部にご相談ください、とのことでした。
今回講師ををしてくれたスクールソーシャルワーカーのお話の仕方もとても勉強になりました。
常に相手に対し「共感」を示す態度。講師の話し方がまさにその通り。
それがとても大きな信頼感につながることを実感しました。
教育相談部、なんて
相当の大問題でないと話を持ちかけてはいけないイメージがありましたが、
もっと気軽に気楽に、
育児への指針をもとめたいときに相談してもいいのね、と思えました。
ちょっと話は違うけど
Angelicaのやっている一時託児も似ています。
託児なんて、相当の理由がないとしてはいけない、という罪悪感のようなものを持っているママ達もいます。
でも、全然そんなことはなくて
託児することで気分転換できて、そのあとの育児に前向きになれるなら
それで理由は充分。
一人で抱えこんで辛くなってしまう育児より、
協力してもらえる人にはお世話になり、
活用できる制度や施設はうまく使っていく。
核家族な世の中、それでママの負担が少しでも減るのならそれが一番!だと思います