今日も良く晴れた八ヶ岳南麓。早朝から、風がビュービュー吹いて、寝室の天窓から眺める薔薇色の朝雲が、あっという間に形を変えていきました…。

さて、今日ご紹介するクサカゲロウですが―
昨日一昨日とお話ししたテントウムシ🐞やヒラタアブと同じように、幼虫がアブラムシをどんどん捕食してくれるという、ガーデナーの心強い味方です😉

ところが、クサカゲロウって、どんな虫なの?って思われる方も多いかと…。



うどんげの花って聞いたことありませんか?
これを見つけると、幸せになれるという❣️

↑が、そのうどんげの花。
クサカゲロウの卵なんです😊

なんか、神秘的な感じですよね✨
ところが、この卵が孵化すると…



こーんな、怪獣みたいな姿になるんです。
別の角度からだと↓こんな感じ😅


このクサカゲロウの幼虫、すごく大食漢で、アブラムシが大好き!
↑の写真の、幼虫の足元に、微かにアブラムシの姿が写っていますよね😉
ですから、こんな変な幼虫を見かけても、あわてて取ったりしないでくださいね~🙏

こんな姿のクサカゲロウ幼虫ですが、大人になると…



↑こんなに、儚く美しい姿に変身するんです❣️
(この写真はお友達の、ととべべさんからお借りしたものです。HP“庭造りの愉しみ”天敵の来る庭 より)

クサカゲロウは、東京の庭では、早春のヒラタアブ、陽春のテントウムシの出現に続いて、気温が十分に上がった初夏以降に見かけることが多かったです。

アブラムシを糧としている虫は他にも、寄生バチや、ショクガタマバエ、ヒメハナカメムシ等があります。

↓は、ハチに寄生されたと思われるアブラムシ。パンパンに体が膨らんで、色も金色に変わっていますね。これも、そのままそっとしておけば、羽化して、次々と他のアブラムシに卵を産み付け、子孫を増やしていきます。


アブラムシは、庭の生態系を下支えしている、海洋でいえばプランクトンのような存在です。

アブラムシが居ることで、他の多くの生命が育まれ、生物の多様性の元に、絶妙なバランスが保たれます。

人間が、アブラムシを一掃するような”駆除”さえしなければ、生き物達とのWin-Winな関係がもたらされるという❣️

人の役割は、自然の仕組みを知識として、知っていればよいだけ…😉

ああ、それだけは、他の生き物には真似できない 、知的生命体である人間の役割かもですね!

※虫の生態については、↓でも書いています…ご参考までに。



野鳥も、地域の生態系のバランスを保ってくれる、大事な存在です。

お楽しみに❣️


(冬毛でふっくらしてきたジョウビタキの女の子。うちのベランダが、縄張りの巡回コースです😊)