お茶···筒茶碗の扱いと長尾茶入れ
  
   

   
   
初めての吉野棚(よしのだな)の扱いです。
吉野棚は、桐材春慶塗で、面皮付吉野丸太の四本柱、
客付に円窓を刳抜いた腰板が付き、
勝手付には炉では障子を
風炉では葭戸を嵌めるようになった小棚です。 

また、裏千家十三世圓能斎鉄中宗室が
好んだ棚でもあります。

吉野棚は、吉野太夫を身請けした
豪商灰屋紹益(はいやじょうえき)が建てた
「遺芳庵」(いほうあん)と「鬼瓦席」を
大正十一年京都高台寺に移築した際の
献茶式の記念に、
吉野太夫が好んだという遺芳庵の吉野窓から
意匠された棚です。 
   
   
前述した様に炉と風炉で趣が違う吉野棚です。
これからのお稽古が楽しみです。