こんにちは。ひたち野うしくのピアノ教室
studio Y's
荻原(行谷)由紀子です。
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きく・うたう・よむ
ソルフェージュを取り入れ、1人1人の生徒さんの進度に合わせながら
楽譜の理解度を高めるレッスンを行っています。
さて、原点に戻ります。
「ピアノ教室に来るけど毎回嫌だと言ってずっと泣いている」
うちの子も習い事でそういう事がありました。
自分で行きたいと言ったものだけど
行き渋りがあった時にどうしたか
それを今日は書きたいと思います。
後々に
・集団が苦手
・初めてのことでプレッシャーを感じやすい
という特性がわかるのですが
この時はまだ分かっていませんでした。
塾に通い始め、授業自体は電車に乗っていけたり
行き帰りに自販機で好きな飲み物を買ったり
というのがちょっと楽しくて
緊張しつつも、そんなちょっとした楽しみが
支えてくれていたのかなと思います。
問題はテストの日。
普通に送り出したのですが、テスト開始直前に
「気持ち悪い」とメールが来て
慌てて塾に電話し、様子を見てもらったら
「今日テストを受けるのは難しそう」
ということになり、その日は迎えに行きました。
その後しばらく
・テストのたびに気持ちが悪くなる
・車で送って一緒に行っても、塾に入れず帰ってくる
ということが続きました。
いつも授業で通っている校舎
一緒に受けているメンバーも、いつものクラスのメンバーです。
その時本人に聞いてみたら
「下を向いていると気持ち悪くなってくる。
でも上を向いたり、遠くを見ると
カンニングと言わるんじゃないかと思ってできない」
と言っていました。
・学校の雰囲気とは違う塾のテストという初めてのこと
・ちゃんとやりたいという気持ちからのプレッシャー
そのことのストレスで、体にも出てしまったのだと思います。
塾の前まできて、教室に入れなかった日
塾の先生に相談しました。
「ここで来られないから、と言ってしばらく様子を見ようとなって
足が遠のいてしまった人もいる。
今日はここまで来れたことで、充分頑張ったと思うので
それを認めてあげましょう。
今後も、しばらくはそうなるかもしれないけど
それでもOK。
もし別室で1人なら受けられるということであれば
可能な限り対応します」
と言って下さいました。
この言葉のおかげで、更に子供を追い込むことを
しなくて済みました。
これをピアノに置き換えてみたら・・
①レッスン室まで来られたらOK
②レッスン室に入れたらOK
③レッスン室に入って何か1つでもできればOK
(挨拶でも歌でもリズム遊びでも・・ピアノじゃなくてOK)
①〜③それぞれにどれくらい時間がかかるかわかりません。
わからないですが①があって②にいけて、
②ができて③にいける。
何気なくできてしまう人がいる事でも
個性によってはそこも更に細かく分けて
できた事を認めて、頑張った事を認めることで
ようやく次のステップに進めるということなのだと思います。
そういう事を繰り返しているうちに
本人の中で不安だったポイントが解消されたり
納得がいってなかったポイントに納得ができたり
するのかもしれません。
うちの場合は、結局テストも含めて
塾から提示されたスケジュールをこなせるのに
ほぼ1年かかりました。
でも、1年かけて落ち着いていけるようになってからは
体調に出るほどのストレスを感じることは無くなり
そこそこ落ち着いて通えています。
落ち着いていない時は
「今日は行けるのか、受けられるのか」と
気を揉んで、親にも気持ちの負担がありましたが
喉元過ぎればなんとかで
こうやって久しぶりに思い出し、しみじみしています。
自分自身も親としてそういう経験をしています。
また、音楽教室の集団授業でも
いろいろなタイプの生徒さんを見てきています。
そのような経験も活かしつつ
生徒さん1人1人に寄り添いたいという
気持ちを新たにしました。
お読みくださりありがとうございました。
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