ことば力
政治家にとって、一番大切なのは、なんといっても、「ことば」です。今回の大阪ダブル選挙をみていて、あらためて、政治家にとって、いかにことばが重要な要素を占めているかを認識した次第です。
橋下新大阪市長のことばをみていると、小泉元総理同様に、短く明確にという共通点があります。
昔は、政権や権力を奪取するためには、武力を行使していたときもありました。しかし、いまは武力行使はできません。武力にかわる手段が、「ことば」となったわけです。
そもそも、文化の礎は、ことばです。ことばが、ひとつの文化の枠組みを形成しています。
そして、政治にとっても、礎はことばなんですね。
大阪ダブル選挙の公示期間中は、私はずっとアメリカ出張中で、実際に大阪に足を運んでの取材はできませんでした。残念 実際に取材をしたかったなあ・・・。 これは、政治学者としても、すごく興味があるテーマなんです。
アメリカにいるときは、もっぱらNHKの衛星放送などで、できる限りチェックをしていました。
私自身、アナウンサー出身ということもあり、もともとことばを使う仕事から社会人としてのスタートをきりました。そして、いまでもジャーナリストとして、ことばを駆使する仕事に従事しています。
政治の世界も、マスコミの世界も、ことばは命です。ことばは大切に扱い、自分のことばは、常に磨いていきたいですね。 私が日常的に使うことばは、日本語だけでなく、英語もあります。常に美しい表現力で発信していきたいと心がけています。