こんにちは。
ゆきこです。
三兄弟のうち2人の完全不登校をきっかけに心のことを学び、現在は近くの公立小学校で学習サポーターの仕事をしながらイラストレーターとして活動しています。
こちらのブログでは、相変わらずひきこもってる子どもたちとの暮らしや私の好きなこと好きなものをつぶやいてます。
広島市内とzoomで「コンフォルタ(不登校の親の会)」を開催していますのでお気軽に参加してくださいね♡♡
動物やお花、雑貨のイラストをデジタルで描いて、オリジナルグッズや絵本の製作をしています♡
コンフォルタ
不登校·ひきこもりの子どもを持つ親の会
８月３０日(金) 広島市内
９月１３日(金) 広島市内
１０月はzoomで開催予定です
１３:３０～１５:００
(zoomは前半13:30~14:10、後半14:20~15:00)
今日は以前いただいたこちらの質問についての
私なりの考え、というか思いを書いていきたいと思います。
ゆきこさんの息子さんは心療内科などの病院にかかってらっしゃったことありますか？うちは病院にかかっているのですが、本人がなかなか通院したがらず私が薬をもらいにいっている状況なのでどうしたものかと迷っています。
まず
我が家の息子たちは
病院には一度もかかったことはありません。
それは
病院に行く必要を感じなかったのではなく
ものすごい抵抗されたからです 汗
**********
子どもたちが不登校になった頃…というか
と言うか
私が物心ついてからほんの最近まで
私にとって、病院、とかお医者さん、とかは
絶対的なものだったと思います。
病院に行けば治してもらえる、
薬を飲めば治る、と思ってました。
お金を使う優先順位としても
かなり上の方だったので
例えば外食で5000円はケチッても
病院で5000円はすっと出す、みたいな
身体の健康を保つためには
(特に子どもが生まれてからは子どもの健康第一！)
必要不可欠なもの、という位置付けだったと思います。
我が家で二男、三男がほぼ同時期に不登校になった頃
特に三男はものすごく荒れた状態でした。
私がちょっと否定的なことを口にしただけでキレるし
やらなきゃいけないことをやらずにゲームばかりやってるし
常にイライラしていました。
付け加えて朝起きれなくなり
完全昼夜逆転…
部屋から出なくなり
お風呂に入らなくなり
家族とも距離をとり始め
ゲームをしながらの暴言がひどかったので
もうこれは私の手には負えないから
病院に連れていって
先生に治してもらうしかない！！
そう思いました。
でも
私がどれだけ説得しても
三男は病院に行くことに納得しませんでした。
「俺は病気じゃない！」
「絶対に病院には行かない！！」
そう言って
ますます部屋にこもるようになりました。
病院に行かないなら
家で私が何とかするしかない！と
不登校関連の本をとにかく読み漁って
「こうすれば学校に行くようになる」
と書いてあることを
片っ端からやりました。
「○ンプリメントトレーニング」なるものもやって
「あなたを信じてる」と三男の部屋に無理に入って目を見て言ったりしましたが…
まぁ、ものすごい怒られたのもこの頃です。
今考えれば当たり前です。
まーーーーーったく信じることなんてできてないのに「あなたを信じてる」なんて言われても
腹立つだけですよ～
まぁ、こんな感じで
不登校初期、さんざん失敗を繰り返した私ですが
今ならあのときの三男の気持ちがわかる気がします。
例えるなら“肩こり”。
以前の私は万年肩こりに悩まされてました。
普段は
こってはいるけど何とか均衡を保っているんだけど
ある日突然首が全く動かなくなる、とか
頭痛がひどすぎて吐きそうになる、とか
そういう症状が起こってから
近所の整骨院に行って治療してもらってました。
何回か続けていくと症状が軽くなるから
またもとの生活に戻ります。
頭痛が起こることもよくあったので
常に頭痛薬を持ち歩く、という毎日。
肩こりは私くらいの歳になったら起こるもんだ、と思って
特に普段から意識することもなく、
なんなら毎日家事に育児にお母さん業を頑張ってるから肩こりになるんだ！くらいの気持ちでしたね～
肩こり、という現象が起こる原因について
考えることもありませんでした。
でもね、
肩こりになってしかも頭痛まで起こる、ということは
何らかの原因があるわけですよ。
私の場合は
同じ姿勢を続けすぎてるとか
そもそも足に体重を乗せられてない(重心がおかしい)とかいろいろあって
(もちろん加齢も…)
原因なんてひとつじゃない。
私のカラダはずっとメッセージを送ってくれてるのに
私が全く意識してない。
私のカラダは酷使して当たり前、
不具合が出てきたら病院や整骨院任せ。
という
ずーーっとそんな状態。
息子との関係も全く同じです。
不登校、昼夜逆転、風呂に入らない、ゲーム三昧、暴言、などの目に見える「症状」が出る前に
たくさん、たくさん私にメッセージを送ってくれてたのに
私はそれに気付けなかったし
気付こうともしてなかったんだ、ということに
気がついたんです。
「あなたを信じてる」なんて口先だけよさそうなことを並べて
話さえ聞いてくれず
メッセージをことごとく無視する私のことを
三男が全く信じられなくなってたのは
今となってみれば
そりゃそうだ～！！ってことです。
そこからは
ほんとにコツコツと
少しずつ少しずつ三男との関係を修復するために
その時自分にできることをしてきました。
今では三男は誰よりも私の心の中をさらけ出せる人です。
夫にも何でも話せますが
これ言ったら答えがめんどくさく返ってくるよなーってことは言いません！ 笑
長男や二男とも何でも話せるけど
心の中を話す、というよりは
世の中に対する疑問やうんちくを話したりする方が多いかも。笑笑
LGBTQが…とか
株価が…とかそんな話。
一緒に夜中ウォーキング行ったりしますし
今日あった面白かったことや腹が立ったことなんかもお互いだらだらと、特に共感するでも否定するでもなくしゃべってます～
三男自身の変化は
キレることは全くないですし
もちろんお風呂にも入り
健康にはかーなーりー気を使い
ゲームは好きなので相変わらずやってますがなんかよーわからんすごいランクになってるそうで、本気でゲーマー目指しとる？みたいなことになってます。
不登校になる前のことや
家にいる状態の今の不安なことなんかも
いろいろ話してくれます。
精神的にはめちゃくちゃ安定してますね。
そして私のカラダの方も
いろんなところにガタがきて
体重も過去最高を記録してましたが 汗
こちらも、ほんと少しずつ少しずつカラダの声をきき
実践している最中です。
今は頭痛になることももうほとんどないですし
そういえば「肩こり」という症状が出ることもないです！！
**********
なかなかに脱線しましたね。
もとに戻して
病院、薬についてですが。
病院にかかる必要性を全て否定はしないですし
特に本人が行きたい、というなら
それを尊重します。
行きたい、というものを
やめた方がいい、とは言わないです。
親が心配して説得して病院に行ったなら
それは、本人も行く、ということに賛成したと見なしていいと私は思います。
でも継続して病院に通うことを拒否したり
薬を飲むことに抵抗感がある場合は
なぜ、行くのが嫌なのか、
なぜ、薬を飲みたくないのかを
ちゃんと聞いてあげて欲しいと思います。
そこには
親の自分には
到底承諾できかねるような理由があるかもしれません。
でも
だからと言って
こちらの意見を無理強いするのは
間違いなくお互いの関係を悪くすることに直結します。
(悪くなるのもまたよし、ではありますが。悪くなるほどぶつからないとお互い言えないこともありますから。)
あ、もちろん
言いたいことはお互い言えばいいと思います。
そこは親であろうと子どもであろうとフェアでいきましょう。
だけど
こちら側の主張の中に
「私が親としての役目をちゃんとしてると思われたいから」
みたいな思いが潜んでいないかどうかを確認した方がいいと思います。
残念ながら親の思ってることは
心の底の底まで子どもにはバレバレです。
あなたもそうじゃなかったですか？
あなたの親ごさんが
「あなたのためよ」と言ってくる言葉の中に
そうじゃないものがあることを
知ってたんじゃないですか？
だからね
子どもには小手先は通用しません！！
口先だけで
「あなたを信じてる」と言っても
心が伴ってなければすぐにバレます！ 笑
(私のように！！)
「病院に行く」「薬をもらう」とかになると
どうしてもこちらが正しいような気がしてくると思いますが
どうか、本人の気持ちをまず先に吐き出させてあげて欲しいと私は思います。
どんなこともその人のことは
その人自身が自分事としてちゃんと考える、と腹をくくらない限り
動かないものです。
例え親でも
それを代わってあげることはできないですから。
どちらのセッションも随時募集中です♡♡
@etouyukiko_illust で検索しても出てくるよ♡
