またいやらしいタイトルですが、よく聞かれるので今日はブログに書いてみようと思います。
我が家は両親共に九州のど田舎出身で、近所で大学生をみたことがありませんでした。
大学生をみたことが無いのですから、自分たちが大学に進学するなんて夢のまた夢、、、
わたし40代半ばですが、当時も今も地元での大学の進学率は変わらないと聞いています。
そうなると、当然、高校卒業したら就職するというのが暗黙のルート。
でも、わたしはどうしても大学という場で学んでみたかった、、、
家の経済状況からみても、親の考え方からしても、わたしが大学にいくなんて夢のまた夢、、、
それでもわたしは勉強をしてみたくて最後の抵抗として高専に進みます。
(高専進学にあたってもすったもんだがあるわけですがここでは割愛)
高専なら短大と同じ扱いだし、国立だから学費も安い。(わたしは5年間授業料免除だった)
しかし、この高専への進学が、わたしとわたしの将来の家族(つまり、子どもたち)の運命を大きく変えるきっかけとなりました。
多感な10代。わたしは親との衝突でしょっちゅう保健室に駆け込んで悩みを聞いてもらっていました。保健室の先生に。
わたしが「家に帰りたくない」と言ったら、時には「yukiちゃん、今日はうちに泊まりにこない?うちの子達も喜ぶから」と誘ってくれて、わたしの親に電話をしてくれる先生でした。
わたし17歳、先生のお子さん7歳と4歳。
その後も、先生のご家族と一緒にお子さんたちの運動会に誘ってもらったりずっとよくしてもらいました。
あの先生がいなかったらわたしどうなっていたんだろう???
とにかく、先生に悩みをうちあけ、先生のお家で癒されて、わたしの5年間はとても楽しく、心荒れずに過ごせました。
先生ご家族とは就職してからもずっと交流は続いています。
就職して初めての転勤で東京に引越しをした際、しばらくすると先生から連絡がありました。
「上の子の彼氏が東京の大学に進学することになってね、時々遊びに行くからYukiちゃんの所にもいくわね」
「先生、わかりました!待ってます!ところで東京の大学って何大学ですか?」
と聞くわたし。
その問いに先生は「東京大学なのよ」と答えます。
こんな顔になったよね!笑
東大生なんて、これまで会ったこともなくて、それこそ芸能人と同じ位置付けでした。
その後、先生のお子さんとその彼氏さんと会ったり、その彼氏さんの応援に行ったりしていて、その時初めて東大生と話をしました。
彼はスポーツ選手で大学卒業後、海外のチームに所属していました。その後東大の大学院に戻り、今は日本のとある大企業で研究をしています。
もちろん、先生のお子さんと彼は結婚して今はお子さんもいる。
彼が海外のチームで日本で遠征があるといえば、うちも家族ぐるみで応援に行ったものです
だから子どもたちは東大生をすごく身近に感じていました。
そして、東大にいけば選択肢がものすごく広がることを肌で感じていました。
大学卒業後、海外のチームに行き、選手を辞めようと日本に帰った時に東大の院に進み、それでもやっぱり現役当時よりもタイムが良いから選手に復活し、しばらくスポーツ選手として活躍したあと、JTCに就職。
とにかく、自分の生きたい道を歩く姿をみて「あの生き方良いね👍」と思っていたのだと思います。
縁というのは不思議なものです。
彼と同じチームで活動していた元東大生が夫の部下となり約2年間仕事をしていたことも有りました。
この部下からも東大のはなしをよく聞いたものです。
なので、子どもにはどこの大学に行きなさいと言ったことはないのですが自然と東大を目指すようになったのかもしれません。
東京大学は新振りがあって、例えば文系で入学したとしても成績次第では理系に転じることもできます。
なんという素晴らしい制度!
18歳で自分の将来を決めるのなんて難しいから、勉強をしながら道を自由に変更できるなんて素晴らしいですよね。
うちの子も漏れなく文系→理系に転じました。
話を戻すと、両親が大卒ではないのに子どもが東大に入れた一番の理由は「身近に東大生、または東大出身者がいたかどうか?」だったと思います。
そして子ども自身がそこに憧れを抱けるか。
やはり、周りの影響ってものすごく大きいのよね。
自分もそうですけど、周りにどんな人がいるかで人生が変わるといっても過言ではありません。
いま子どもはオンライン家庭教師もしていますが、オンラインなので日本に限らず世界中どこにいても東大生の家庭教師が受けられてとても良いシステムだなと思います!
東大生がどんな生活をしてきたか、どんな本を読んできたか、いま何を学んでいるか、雑談の中でいろんな話を聞くことができて、良いなぁと思います。
話が脱線しましたが、東大に入るためには東大生から話を聞くのが一番の近道でした。(我が家の経験上ですが!)
東大のキャンパスにて