今日はうちのいとこが体験した話をします。

 


 

うちのいとこ、若い頃やんちゃで一時期キャバクラの黒服をしていたことがありました。

(今は中小の建設業で役職に就いてます)

 

 

 

で、その時に出会った女性(ありささん、としましょう)の話です。

 

 

 

ありささんは北海道から出てきた23歳でした。

 

 

 

大学は教育学部を出ていて、教員免許を持っている。

 

 

 

それなのになぜ就職をせず、東京に上京してきてキャバ嬢を???

 

 

 

と思いますよね。

 

 

 

でも、ありささんにはしっかりと目的がありました。

 

 

 

「教員は給料が少ない。短期間で稼ぐためには東京で、しかも夜職しかない」

 

 

 

そう決意させたのには理由がありました。

 

 

 

彼女の家はとても貧しくて、彼女自身奨学金で大学を卒業。

 

 

 

でも、両親のことは大好きで、親のために何かを残したいと思って上京したそうです。

 

 

 

貧しい上に、年金が月に3万円程度・・・(ここはうろ覚えですが、確か5万円もなかった)

 

 

 

父親が病気がちで働けず、お母さんのパート代で暮らしていたそうです。

 

 

 

ありささん、3年間必死に働きました。

 

 

 

愛嬌があり、素直で誰からも好かれていました。

 

 

 

一方で、やっかみもあったそうです。

 

 

 

いとこが送り迎えを担当していた時に、よく車の中で泣いていたことがあったとか・・・

 

 

 

「3年の我慢」

 

 

 

そう言っていたそうです。

 

 

 

家も、6畳一間の築古いアパートに住んでいて家賃も安かったとか。

 

 

 

キャバ嬢のお給料のほとんどを貯金して、3年で数千万円貯めたそうです。

 

 

 

北海道に帰った後、いとこに「いとこさんのおかげで苦しった時を乗り越えられました。励ましてくれてありがとうございました」

 

 

 

と手紙が来たそう。

 

 

 

来たそう、というか、いとこがその手紙を持って実家に遊びに来た時に、いとこのお母さん(つまり、私のおば)も読んで泣いてた。

 

 

 

ありささん、北海道に帰って、1棟アパートを現金で購入。

 

 

 

その1室に両親を住まわせて、管理人になってもらっているそうです。

 

 

 

そして、アパートの家賃は全額両親に渡しているそう。

 

 

 

そしてありささんは、私立中学校の先生をしています。

 

 

 

すごいなと思います。

 

 

 

夜職に就いたらなかなか元に戻れない、と聞いたことがあるけど目的を持って期限を決めて働くっていう手もあるんだね。

 

 

 

私にはできないな・・・

 

 

 

ありささん、その若さで不動産賃貸業に目をつけるなんてただものではないなびっくりマーク