2年前のこの記事。

 

 

 

夫が亡くなったのは2022年5月。

その2ヶ月後の記事なのね。

 

 

 

アメリカ人の友人のことも書いてた。

 

 

 

夫が亡くなったことを知り、アメリカに戻る前に一度会いたいと言ってくれて

東京駅で待ち合わせて少しお茶をした。

 

 

 

アメリカ人なのに鳩居堂のお線香を持ってきてくれて

「旦那様に」って。

 

 

 

「生きてると色んなことがあるよね。僕の家も色々あってさ。

娘が事故に遭ったり僕も病気したり。

でも、また楽しいイベントするから楽しく過ごそうね。

また来月日本に来たら食事行きましょう。」

 

 

 

そう言って帰って行った。

 

 

 

そして、約束の1ヶ月後・・・

 

 

 

新宿のホテルの横にあるロイヤルホストで待ち合わせた。

 

 

 

彼の病気のことやら、人工透析をしていることやら

色々と話した。

 

 

 

2時間くらい。

 

 

 

そして、その二日後に彼はこの世を去った。

 

 

 

道路で倒れてそのまま息を絶えた。

 

 

 

道路で倒れていた時、知らない方に助けられた時

「大丈夫です」

そう言って気丈にしていたそう。

 

 

 

奥様が到着されるまでの間、

病院でもなく

彼の泊まっていたホテルでもなく

安置所でもなく

警察に置かれていて

誰も会うことができなかった。

 

 

 

あれから2年。

 

 

 

時々会いたくなる。

 

 

 

またご飯行きたいな。

 

 

 

また、飲みに行きたいな。

 

 

 

仕事の話ももっと聞いとけばよかった。

 

 

 

国籍問わず誰からも好かれていた友人。

 

 

 

そして、困った人がいたら

無条件で手を差し伸べていた。

 

 

 

冬はいつもユニクロのフリースを着て

会議中もM&Mを食べて

コーヒー飲んで

誰も考えつかないナイスなアイディアを発する人だった。

 

 

 

いつ見ても同じ服装だからちっともお金持ちに見えなかったけど

とんでもない大富豪だった彼。

 

 

 

本物のお金持ちってあんな感じなんだね。

 

 

 

サンフランシスコの家に遊びに行ったことがある友人は

「とんでもねえ家だった!!!」

とびっくりしていた。

 

 

 

あのまま友人が生きていたら

今年は遊びに行く予定だった。

 

 

 

人の命って儚いね。

 

 

 

夫と友人が教えてくれた。

 

 

 

今、まさにこの瞬間を一生懸命生きなさい、と。