用事があって京都に来てます。
どの季節に来ても京都は良いですね♪
初めて赴任した地が大阪だったので、京都もよく足を運びましたが、ここ十数年間は一年に一回来れば良い方。
遊びに来ても目的地に行って、ささっと帰る、いわゆる弾丸での旅行でした。
今回も用事があるのですが、目的地を一つに絞りその地をじっくり楽しみたいと思います。
遅めのお昼はここにしました。
半兵衛麩 本店。
嵯峨野菊がとても綺麗でした。
(これ、嵯峨菊。都内にはほとんど無いので見ることができて嬉しかった)
店内には私の好きな遊亀さんの絵も飾ってあって「うぁーーー」ってなりました。
そしてお料理は「虫養い」と言っていましたが、虫を養うってなんのこっちゃ?と思っていましたら、『腹の虫を落ち着かせる、いわゆる間しのぎのようなごはん』(あってます?わたしの解釈)という意味らしいです。
ところが、虫養いどころか、お麩を使った料理がたくさん出てきました
お麩料理ってバリエーション豊かなんですね!
デザートも美味しかった♪
優しいお味で身も心も満足しました
そして、お店を出たあとふらーっと入ったこちらのお店。。。
ものすごく良かったです‼️
真田紐のお店。
真田紐って知ってますか???
"真田紐(さなだひも)は、縦糸と横糸を使い織機(織り機、機(はた))で織った[1]平たく狭い織物の日本の紐。漢字では「絛紐」(さなだひも)と書くこともある(wikt:絛)。元々は一重織りで、中を空洞にした袋織りが派生した[1]。材質は木綿・正絹を使う。
主に茶道具の桐箱の紐。刀の下げ緒、鎧兜着用時の紐、帯締め・帯留用の紐、荷物紐等に使用する。
真田紐は、通常の織物の4倍以上の糸を圧縮して平たく織られ、伸びにくく丈夫である。そのため重量物を吊ったり、物を確実に縛ったりする際に使う。数多くの柄があり、一部は家紋の様に家・個人の決められた柄があり個人・集団の認証、作品の真贋鑑定に使われている。"
(Wikipediaより)
お道具が入ってる箱に掛かってる紐なのですが、色や結び方に意味があるということを初めて知りました
紐の掛け方にはその家の結び方があり、身内にしかそれが結べなかったんだそう。
だから、紐がちゃんと結ばれていない場合い、よそ者が開けて何かをした可能性が高い。
武士がお茶をしていたので、中に毒を盛られていないか、その紐の掛け方でも分かったんだとか。
「紐の色がIDで、掛け方がパスワード」
そう仰っていました。
二重ロックの意味だそうです。
店主の十五代がめちゃくちゃ博学で、歴史から真田紐が甲冑として使われていた話まで、ものすごくたくさん教えてくれました。
また絶対行こう。
歴史を少し勉強していると、次から次に話が展開されて会話が弾み、色々な深い話ができます。
大人になってやることは、中学レベルで良いから歴史を学ぶことだと思う。
歴史を知っていれば旅行が数段楽しいから
そして、旅行に行く前にテキストをサラサラっと読んでおけばパートナーや子どもさんからの信頼がますます高まると思います!
いや、本当に良かったな。
あのお店。
知らないことを知れるって本当に楽しい。