最近、華金の夜も全く映画を見なくなって
久しぶりに秋の夜長を愉しもうと、読書を
しました。
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これは大人の小説でした。![]()
10代の恋愛にはない、重厚な内容だけど
とても面白かった。
これを10代のわたしが読んだら、ただモヤモヤしか残らなかったと思う。
でも、40代で読んだからこそ意味があり、主人公の気持ちに寄り添えました。
40代の恋愛模様、生き方、考え方、
そういうものがありありと描かれていて
自分を重ねて一気に読んでしまいました。
はぁぁぁぁ、良かった。
映画では福山雅治さんと石田ゆり子さんで描かれています。
子どもは映画も見ていて、
「石田ゆり子はピッタリなんだけど、
福山さんじゃないんだよな。でも、それでも
面白かった。」
と、まるで恋愛を知った大人の女のような
ことを言っていました。
(恋愛経験はあまりありませんが)
「これは小説の中の話よね・・・」
そう思う人もいるかもしれませんが
案外そうでもなくて、
普段の人生で起こっている事かもしれません。
例えば、10代でデキ婚した友人
離婚して一人で子育てしている友人
キャリアを捨てて田舎暮らしをしている友人
40代で夫を亡くしたわたしとか
書き出せばキリがないくらい
どの人の人生も小説のような物語なんだと
思う。
この小説の中で、主人公が
"人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでいる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えているんです。変えられるとも言えるし、変わってしまうとも言える。過去は、それくらい繊細で、感じやすいものじゃないですか?"
って言っているのですが、
ここ、めちゃくちゃ刺さりました。
未来の自分が過去のツライ経験を
「あの時はあの選択で良かったんだ」
と、そう想えるようになる。
ということは、未来の自分が幸せであれば
過去の選択を赦せるということ。
これは本当にそうだなと思うんです。
もっと分かりやすく私の言葉で言い換えれば
「未来も過去も全て自分の考え方、出会いで変わることができる。」
という事なんじゃないかな。
わたしの友人でアーティストのRちゃんがこう言いました。
この言葉は賛否両論があると思いますがわたしの中には無かった言葉なのでとても新鮮で、
「映画のように生きても良いかな」
そう思えました。
どんな言葉だったかというと
「yukiちゃん、人って少し哀愁があるところに魅力があるの。今は哀しいかもしれないけれどフランス映画の主人公のように生きて。辛いことも、優雅にロマンチックに乗り越えて」
というメッセージを送ってきました。
夫を亡くした友人に、こんな言葉をかけるのはさすがアーティストだなと思ったんですけど。
でも、映画の主人公のように生きる、というのはあながち悪くないなと。
自分で作る映画だから、いかようにもなる。
そして、映画は起承転結がないと面白くない。
ずーっと順風満帆なのに、面白い映画なんてひとつもありません。
タイタニックだって、ローズとジャックが
最後まで二人とも生き残っていたら
あの映画にはならなかったと思う。
だから、自分の人生で辛いことがあっても
それは次の夢や幸せを掴むための布石だと
思うことにして、常に良い結末に向かって
脚本を書き続ける。
最後はハッピーエンドで終わるように。
そう思って生きれば、辛いことも
ただの辛いことで終わらなくなると
思うのです。
「マチネの終わりに」の感想から話が飛びましたが
小説って本当に良いですよね。
おかげで色んな思考が駆け巡り
とても気持ちが良かった。
秋の夜長、これからも沢山読んでいこうと思います。
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