今日はわたしの大事な友人の話です。

 

 

5月18日に夫が急逝した直後に「今、日本についたんだけど、いつごはん行ける?」といつものようにLINEをくれた友人。

 

 

 

彼とは20年前に仕事で知り合った。

 

 

 

お互い、子どもの年齢が近いこともあって子育ての話やら仕事の話やら、いつも話題には事欠かなかった。

 

 

 

そのLINEに「夫が亡くなったの」と返信すると、すぐに会いにきてくれた。

 

 

 

アメリカに帰る前も「次は7/26から日本だからまたごはん行こうねー」と、わざわざ会いに来てくれた。

お線香とカステラを持って。

 

 

 

そして7月26日。

 

 

「今成田につきました。明日会いませんか?」とLINEがきたので「みんなにも連絡しときますね!」と返したら「いや、明日は2人で会いたい」と。。。

 

 

 

「え?何この展開…」と思いつつも、古い付き合いなので警戒はしていないけど、なんだろうか?と若干不思議な気持ちで待ち合わせ場所に行ってみた。

 

 

 

話をするといつもの彼。

 

 

 

なんで「2人で会いたい」とか言ったんだろう???

 

 

 

わたしの頭の中は「?」がいっぱいだった。

 

 

 

そして「わたしこの後美容室に行くので14:00に出るね」と伝えると、彼はおもむろに自分の上着をめくった。

 

 

 

「実はね、去年の9月から人工透析してるんだ。日本に滞在する時はアメリカから薬を運んでくるの!2週間で26箱!笑。成田のお姉さんに顔を覚えられたよー。」と笑って言った。

 

 

…変なことを考えてた自分が恥ずかしいガーン

 

 

 

彼は続けてこう言った。

 

 

 

「これはみんなには言ってないんだ。Yukiとボクとの秘密だから」

 

 

と言って笑った。

 

 

「こんな体になっても、まぁ動けるから良しとするよ」

 

 

 

と言いながら手を上げた彼の顔が忘れられない。

 

 

 

人生何があっても生きてさえいれば何とかなる。

 

 

 

これが彼がわたしに教えてくれたこと。

 

 

 

ツラいことはあるけど、楽しいことを考えながら生きていこう!

 

 

 

そう言って励ましてくれた。

 

 

 

いつでも味方で、なんでも相談に乗ってくれた。

暗い顔をしてると美味しいものを食べに連れ出してくれた。

飲みに行くとその場のみんなにご馳走したり、ドネーションの飲み会を催して、その集まったお金は千葉の孤児院に寄付したり。

 

 

 

本当に優しい人だった。

 

 

 

神様は優しい人を自分の側に置きたいのかな。

 

 

 

まだまだ天国に行くには早すぎるよ。

 

 

 

昨日、彼が亡くなったと連絡をもらったけど、まだ実感がない。

 

 

奥様が日本に到着したら会いに行ってお別れをする。

 

 

「ここはめちゃくちゃ楽しいぜ」

 

 

そう言いながら、夫と飲んでいると良いな。

 

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