今日は夫氏が代替医療の病院に行くため

わたしも在宅ワークにさせてもらいました。

 

 

余命宣告を受けてから

この先何十年もこの生活を

繰り返せるわけじゃないのだ

 

 

と、認識出来たおかげで

生きているという現実が、そして

一日一日が本当にありがたい

 

 

「今日は背中が痛くなかった」

と夫が言えば安堵で胸をなでおろすし

「このお茶は美味しくないねチュー

と聞けば一緒に笑いながら頑張って飲む

 

 

こういう何でもない日常が

本当に、本当に嬉しい

 

 

特別にどこにいかなくても

何をしなくても

普通に会話して返事が返って来る

この温かさ

 

 

単身赴任も多く、一緒に住んでいてもすれ違いの20年間

 

 

「このまま別居しても何にも変わらないじゃん」

 

 

そう思った時期もありました。

 

 

でも、一緒に住めるということは

お互いの空気や香りを共有し

話をしなくても

その安心感に包まれているというだけで

満足してたんだな、わたし。

 

 

もし、このまま死んでしまったら・・・

と思うと、怖い。

 

 

ダメダメダメダメ、怖がったらダメ。

 

 

死なない、死なせない。

そのために頑張ってるんだから。

 

 

在宅ワークをしていると

お布団を干せたり、

たくさんお洗濯出来て

お日様さえも愛しく思える

 

 

今日もフカフカの温かいお布団で眠れる

 

 

ありがたいな。

 

 

20年間、フルタイムで働いて

わたし自身も単身赴任を経験して

仕事ありきで生きて来たけど

 

 

夫の余命宣告を受けてから

これまでの人生観が変わった

 

 

「仕事最優先」で生きて来た20数年間

 

 

でも、今は

生きていることが最優先事項だということに

やっと気が付いた

 

 

わたしが病気になってもおかしくない生活を送っていた

 

 

家族を代表して

夫が病気を引き受けてくれたのかも

 

 

神様、そんな優しい夫ですので

どうぞ、どうぞ寛解して

これからも一緒に

生きられますように・・・