ペットロス対策について、精神科医と獣医師に聞いてみた!② | ゆききちの代謝異常症姉妹子育てブログ

ゆききちの代謝異常症姉妹子育てブログ

先天性代謝異常の娘を持つ母親の日々の出来事、
子育て一般の思いを綴ります!


もしも、可愛がっているペットを

失ってしまったら…


ペットは家族。

いつまでも一緒にいたいけど、

いつか、かならずさようならを

する時が来ます。


その時、飼い主である私たちは

どのようにペットロスを乗り越えて

いけば良いのでしょうか。


我が家のコッペをいつも診て下さっている

獣医師のO先生に、ペットロスにならない

様に心がけられることはありますか?

と伺ってみました。


O先生の経験から、ペットロスに陥って

しまう飼い主さんには、

ある共通点があるように感じる、と

お話しして下さいました。


その共通点とは。


ペットが突然の怪我や病気、

或いは老衰で、

命に危険が迫っている時に、

獣医師からの提案ではなく、

飼い主さんの意思で治療内容や

治療するかどうか自体を決定した結果、

ペットを亡くしてしまった場合、

その飼い主さんはその後も深く後悔し、

ペットロスの症状に苦しまれる傾向に

あるように思う、とのことなのです。


獣医師が

「治療すれば、良くなる可能性がある」

と提案しても

『その治療は痛そうだからかわいそう💧』

と治療を拒んで死なせてしまったケース。


また、獣医師が

「これ以上の治療は苦しみを長引かせることに

なるかもしれない」と伝えても

『治療を継続して下さい』

と懇願され、治療の最中に亡くなってしまうケース。


この様に、

飼い主さんがプロの提案に反して

自身の決定をして、

その結果ペットを亡くしてしまうと、

飼い主さんは自分を責めてしまう様です。


この自責の念が深いペットロスへと

繋がっていくようです。


なぜ、プロである獣医師の提案とは

別の選択をしてしまうのでしょうか。


理由は様々だと思います。

金銭的な事情があるかもしれないし、

その動物への正しい理解が不足している

のかもしません。

また、担当の獣医師を信じきれなかった

のかもしれません。


もちろん、獣医師の先生の提案を

受け入れても、ペットが亡くなって

しまう事は当然あります。

ただ、O先生の経験上、

その様な場合、飼い主さんは苦しみながらも

ペットの死を受け入れて乗り越えていく事が

多いと言います。


「プロである先生にお任せして、

プロが考える最善のことをして亡くなった

のならば、これがウチの子の寿命だった。

天寿を全うしてくれたと思える。」


その様に飼い主さんも仰る場合が多い

と話してくださいました。


前回のブログに書いた、精神科の主治医からの

ペットロス対策のアドバイスと

今回書いた獣医師の先生のお話しを総合すると


まずは、ペットが元気なうちから

日々その存在に感謝しよう、

居てくれる事が当たり前なのではなく

そばに元気で居てくれて、

なんて有り難いことなんだ、という

思いを実感しながら、ペットと向き合って

生活しよう。

そして、ペットの体調に異変が起きたら

信頼できる獣医師とよく相談して、

プロの意見をふまえて、ペットのこれから

について、意思決定をする。


この様な事が、やがて残される私たち

飼い主をペットロスの闇から救ってくれる

のかもしれないですね。


なので今夜も、コッペに、ありがとうの

気持ちを込めて、家族みんなでたくさん

なでなでしたいと思います。