修学旅行に行かない、という選択。 | ゆききちの代謝異常症姉妹子育てブログ

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先天性代謝異常の娘を持つ母親の日々の出来事、
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上の子そっぴーが修学旅行へ行かない
選択をしました。

そもそも、そんな事が出来ると思って
いなかった私。

そっぴーが高校で、昨年、修学旅行に
参加しなかった生徒が複数居た事を
聞きつけてきて、担任の先生に確認
したそうです。

アレルギーやパニック障害などが
不参加の理由だったそうです。

修学旅行も総合学習の単位に含まれて
いるので、旅行には不参加でも、
事前学習には必ず参加し、
旅行中も登校して課題をこなさなくては
なりません。

でも、そっぴーにとっては、
地獄の修学旅行へ行かなくて済むなら
登校も課題も、全く気にならないと。

そっぴーは、小学生の林間学校を経験
して後、学校単位での宿泊授業を
とても苦痛がっていました。

事前に食事についてはしっかり打ち合わせ
をするし、本人が何でも対処出来るので
学校側は、そっぴーがそんなに苦痛を
感じているとは思えない様ですが、
一人で全てを背負って、過密スケジュール
をこなすのは、全然楽しくないらしい。

大好きなお友達と一緒でも、ダメみたい。

代謝異常の治療の事もですが、
LGBTQ案件も、大きな理由です。

女子と同室、女子とお風呂、コレが
とても辛いらしいのです。
恥ずかしくて、不快なんだそうです。

学校はそっぴーが修学旅行に参加出来る
様に体制を整える準備がある、と
言ってくれていましたが、そっぴーと
良く話し合って、不参加を支持しました。

本当にこれで良かったのか、わがままを
許してしまったのではないか、と心配な
気持ちもありましたが…。
最近、修学旅行という行事自体に、
ちょっと疑問を感じたりもするのです。

わざわざ大勢で、本人達の興味関心
もないままに、国内を観光する事に
意味が無くなって来てるのではないかなぁ、
と。

修学旅行が始められた頃は、生徒が
本当に旅先で驚いたり感動したり
したのだろうし、修学旅行でも
無かったら旅行すら経験しない
子供達も居たかもしれません。

でも、今は旅行も便利になったし、
そもそも、行って見なくても大抵
のものは、既に映像で知っています。
生徒の想像を越えたりはしない。

海外だったり、体験型であればまだしも。
それだって2泊や3泊じゃ、大して
学べはしないかな…。

そっぴーは、演奏の為の遠征や、
本当に興味のある場所ヘなら、
行ってみたいそうです。

単に引きこもりたい、面倒くさい、
というのではない様なので、
今回の不参加を前向きに捉えました。

不参加の理由の最後一つは、
実施時期と、場所。
1月末の沖縄、という事でした。
インフルエンザ発症のリスク期で、
万が一旅先で発症した場合、
飛行機で迎えに行くのは、ちょっと…。
かと言ってみんなの帰宅まで、
インフルエンザを放置も出来ません。
みんなにもうつしちゃうかもしれないし。


そんなわけで、そっぴーは高校の
修学旅行には行きません。
そう決めたら、私も、そっぴーも
かなり気が楽になりました。

そっぴーをなだめ賺して、旅行に
行かせるのは、私もとても嫌でしたから。