以下、Technobahnの記事へのリンクです。
制御不能の米スパイ衛星、米国家偵察局のNROL-21との見方が浮上
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801281615

地上から撮影した米スパイ衛星、NROL-21の映像(Technobahn)
米国家偵察局(NRO: National Reconnaisance Office)が2006年12月13日に打ち上げた「NROL-21(USA-193)」である可能性が強いようです。
NROL-21は2007年1月になってから通信が途絶えたことが公表されたスパイ衛星だそうです。予定していたソーラーパネルの展開作業も行われず、その後は衛星軌道としては極めて低軌道となる高度200キロから300キロの高度を徐々に高度を下げながら回っているようです。打ち上げられてすぐに制御不能になったため、人工衛星の推進剤に使われる猛毒のヒドラジンが満載状態になっているようです。
、低軌道にある衛星が大気圏に落下する場合は、かなりの精度で再突入の過程で衛星を完全燃焼させたり、海洋に墜落させたりすることが可能ですが、この衛星は既に制御を失っているため、地上からの指示により落下箇所を制御することは不可能のようです。
衛星自体の大きさも12トンと大きく、3トンの人工衛星でも破片がかなり落ちたそうですから、完全燃焼はまず無理だと思われます。普通の衛星なら、ヒドラジンは心配いらないでしょうけど、12トンと大型の衛星でヒドラジン満載状態ですからね。ちょっと怖いです。
ちなみに、日本のH2Aロケット202型は、低軌道での搭載重量が最大10トンです。
米国政府は破片が人口密集地域に落下する危険性の他、軍事機密となるスパイ衛星の破片が第三者に渡ることを懸念しているようです。
関連記事
米スパイ衛星、地上へ落下の可能性(AFP)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2342590/2566102
米国の超大型スパイ衛星が制御不能、近く再突入の見通し(Technobahn)
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801271640
米・大型スパイ衛星が軌道上で制御不能。地球落下時の被害軽減で対策検討(航空ニュースJAN)
http://www.aviationnews.jp/2008/01/post_ec8b.html
制御不能の米スパイ衛星、米国家偵察局のNROL-21との見方が浮上
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801281615

地上から撮影した米スパイ衛星、NROL-21の映像(Technobahn)
米国家偵察局(NRO: National Reconnaisance Office)が2006年12月13日に打ち上げた「NROL-21(USA-193)」である可能性が強いようです。
NROL-21は2007年1月になってから通信が途絶えたことが公表されたスパイ衛星だそうです。予定していたソーラーパネルの展開作業も行われず、その後は衛星軌道としては極めて低軌道となる高度200キロから300キロの高度を徐々に高度を下げながら回っているようです。打ち上げられてすぐに制御不能になったため、人工衛星の推進剤に使われる猛毒のヒドラジンが満載状態になっているようです。
、低軌道にある衛星が大気圏に落下する場合は、かなりの精度で再突入の過程で衛星を完全燃焼させたり、海洋に墜落させたりすることが可能ですが、この衛星は既に制御を失っているため、地上からの指示により落下箇所を制御することは不可能のようです。
衛星自体の大きさも12トンと大きく、3トンの人工衛星でも破片がかなり落ちたそうですから、完全燃焼はまず無理だと思われます。普通の衛星なら、ヒドラジンは心配いらないでしょうけど、12トンと大型の衛星でヒドラジン満載状態ですからね。ちょっと怖いです。
ちなみに、日本のH2Aロケット202型は、低軌道での搭載重量が最大10トンです。
米国政府は破片が人口密集地域に落下する危険性の他、軍事機密となるスパイ衛星の破片が第三者に渡ることを懸念しているようです。
関連記事
米スパイ衛星、地上へ落下の可能性(AFP)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2342590/2566102
米国の超大型スパイ衛星が制御不能、近く再突入の見通し(Technobahn)
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200801271640
米・大型スパイ衛星が軌道上で制御不能。地球落下時の被害軽減で対策検討(航空ニュースJAN)
http://www.aviationnews.jp/2008/01/post_ec8b.html