さらに13日目のつづき。


夜。ロッテルダム劇場へ。そして…



なんということだ。


劇場に入った途端、妙に身体が落ち着き出したじゃないか。実はここ数日で、どうであれなんであれ『劇場』という空間が、己がもっとも落ち着く所のようだと気づいていた。海外だからこそ気づいたのだろう。もはやそういう身体なのだろう…。





で、『Origin』というタイトルのものをまったく前情報無しで観たのだが、いやぁ面白かった!




Scapino Ballet Rotterdamというロッテルダムのカンパニーだったので、バレエの中にさまざまな要素がかなり実験的に入っていて、物凄くかっこよかった。


第一部は、オードリー春日さんのような髪型でジャケットに半ズボンで踊っていらした方にもう、目を奪われまくりました。すっごい。キレとやわらかさ、軽やかな躍動、溢れ出す表現。


第二部の砂を巻き上げながらのダンスも、最後、背中向けて全裸になって薄手の白い衣装に着替えてからみんなで踊るのにも釘付けだった。あとインターバルに白ワインがただで飲めたのに驚いた。最高やん。



こちらは劇場入口で流れていた映像。

このシーン、最高でした。



終わってスマホ10パーセント。帰り道は前もって頭に叩きこんでいたので、ロッテルダムからアムステルダム中央駅まで電車で行き、トラムでホテル近くの駅まで行ければ問題なし、と思っていたのが大間違い。Googleさんが言っていた電車より早く出発する違う電車に『アムステルダム中央駅行き』と書いてあったので、なんだこっちに乗ればいいじゃんと乗ったら、おそろしく遠回りの電車だった。スマホさんはどんどん終わりまでのカウントダウンをしていくし、全然アムステルダムに着かないし。



これ終わったなと思った瞬間、運良くアムステルダム中央駅に着いて、その後、ホテルの近くの駅の名前はRが最初、Rが最初と唱えながら、なんとかホテルに帰ることができました。スマホのこり1パーセント。あっぶね!



教訓。バッテリーはちゃんと満タンにしておくこと。Googleマップさんの言ってることは疑い過ぎないこと。自分を過信しないこと。