先日Seiichiro,NISHIZONOさんで開催された、
西園シェフ×写真家 石丸さんの『コーヒー』をテーマにしたコラボイベント
~plaisir café spécial~へ伺ってきました。
コーヒーは石丸さんの師匠である玉造の
「ヒロフミフジタコーヒー」の藤田さんのご指南のもとセレクト。
実はお二人が最初にこの企画を藤田さんに相談しに行った時から
ご一緒させていただいていて、誰よりも実現の日を楽しみにしていました♡(*´◡`*)
テイクアウトでは表現する事ができない、様々なコーヒーの香りを色々な方法で
アシェットデセールにした夏の夜のデセールコース。
アミューズ、冷製、温製、ミニャルディーズの4皿を、
石丸さんが淹れられたコーヒーと伴に。
カウンター席4席のみの店内なので、18時から1時間毎に4回、各回4名限定。
16名×3日間 48名のみが愉しむことができた限定デセールコース。
今をトキメク新進気鋭の西園シェフらしいスペシャル感溢れる演出に、
伺う前からきっと皆さんドキドキの時間を過ごされたことでしょう♡
*amuse
~dégustation café~
3種のコーヒーのジュレの食べ比べ(水出しで8時間半)
右:エチオピア産 ナチュラル(ベリー系の香り)
中:エチオピア産 ウォッシュト(柑橘系の香り)
左:ケニア産 ウォッシュト(コーヒーらしい香味)
*1ère assiette
~nuit d'un vacances~ 「ヴァカンスの夜」
使用したコーヒーは、“エチオピア産 ウォッシュト”
柑橘香るコーヒーとオレンジのマリアージュ♡
コーヒーとキャラメルとオレンジの冷製スープに、
コーヒーとショコラのクランブル、
コーヒー豆と共に低温調理したオレンジのカルチェ、
コーヒー豆の香りをうつしたマスカルポーネのグラス。
*2ème assiette
~brume de chaleur~ 「陽炎」
夏から秋に移りゆく季節に、ゆらゆら見え隠れする感じをイメージした一皿。
使用したコーヒーは、“エチオピア産 ナチュラル”
ベリー香るコーヒーと、フランボワーズ&フィグのマリアージュ。
香ばしいアロマを放つ焼き立てのコーヒーのタルトに、
コーヒー豆を煮出したゴマ油を塗ってロティした2種類のフィグ、
フランボワーズにコーヒー豆の香りを移したソルベ、
コーヒーの香りの泡、パータフィロ。
石丸さんの淹れられた“エチオピア産 ナチュラル”のコーヒーと合わせて。
デセールをバックから支えるように調整し、あえて温めの温度で提供。
このコーヒー豆は温めの温度帯が一番華やかに香り立つので、
デセールにさらにベリーの香りのヴェールを纏わせて。
*mignardises
~コーヒーを使った小さなお菓子~
オペラ
ヴィエノワ・キャフェ
ヌガー・キャフェ(レーズン、クルミ入)
トリュフ・キャフェ
西園シェフのイチオシはトリュフ!
乳製品を使わずに、コーヒー豆と水とショコラだけで作り、
香りをよりストレートに感じられるよう工夫されています。
手で形作るのは困難なほどの柔らかさ。
オペラには、普段はネスカフェを使用されていますが、今回は“ケニア産 ウォッシュト”を使用。
男性的な力強い苦みではなく、余韻に透明感のあるアロマが広がる女性的なオペラに。
石丸さんの淹れられた“インドネシア産 マンデリン”を合わせて。
最後を締めくくるにふさわしい、スパイシーで重厚感のある香味。
早くも第2回目開催の話もあがっているのだとか。
西園シェフファンには嬉しい、できたてのデセールを、
シェフ自らの説明を聞きながらいただける恒例のイベントとなるかもしれませんね。
そしてこの4席のみのカウンターでご一緒したのも何かのご縁。
シェフも予想しなかった方同士が隣り合い、同じ味、同じ空間、
同じ時間を共有することで親交を深め、繋がりの輪が広がっていく・・・
そんな夏祭りの様な3日間だったそう。
私も偶然、共通の知人も多いバリスタさん達と同席となり、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました♡(*´◡`*)
自分のお店で、営業時間後に開催するという新しいスタイルのデセールイベント。
今回のテーマは『コーヒー』でしたが、まだまだ色々な素材、
その道のプロを絡めて、その可能性は無限に広がっていきそうですね。
今後の展開が楽しみです!