
今回はワイン好きの渡邊シェフが、スイーツとドリンクの
マリアージュもしてくださいました。
ひと皿目のカシスのケーキには、クレーム・ド・カシスのペリエ割を合わせて。
2年前に炭酸、それもガス入りウォーターだけが飲めるようになった私も
これは大好きで、お家でもよく作ります~。


毎年恒例、お店の皆さんで行かれるヨーロッパ旅行で、
今年はブルゴーニュ地方に行ってこられたばかりの渡邊シェフ。
ブルゴーニュ地方のディジョンはカシスの産地として有名ですよね。
ビジュアルからして、かなりカシス感あふれるスイーツは・・・
パンデピス、ココア風味のヌガー、ムース・ショコラ、ムース・カシス、
ビスキュイ・ジョコンド・ショコラを重ね、カシスのホールと薔薇の花びらでデコレート。
薔薇の花びらはシロップに漬けて、乾燥焼きされています。
ショコラは、プラリュのマダガスカル産クリオロ種を使用。
熟成したフランボワーズを想わせるような、
ややスモーキー感を纏った酸味が感じられます。
プラリュさんのこのショコラを使ったお菓子を、最近何種類かいただいたことがあるんですが
かなりマニアックなテイストで、好ききらいが分かれるところかな。
この酸味を帯びたショコラのビターテイストと、
カシスの滋味深い酸味のアダルトなハーモニー♪ 私は大好きです。
カシスのムースには、ローズで風味づけしたウオッカが効いているので
まったり感が抜け、シャープなテイストに。
ねっちりとしたパンデピスにしっかりと効かされたエピスと
ヌガーのカリンと響く香ばしさがアクセントになっています♪
ビスキュイ・ジョコンド・ショコラにもクレーム・ド・カシスが
たっぷりとアンビベされていて、カシス&エピス好きな私は好みのテイストでした。

二皿目のショコラのケーキは、赤ワインと合わせて。
スペイン産の、カスターニョ コレクション セパス ヴィエハスという
辛口・フルボディの赤ワインです。
「熟したプラムを想わせる深い赤紫色、蜂蜜やヴァニラの甘くエキゾチックな香り。
豊満で複雑なボディ、官能的でなめらかな余韻が感じられます」とのこと。
すいません・・・三口が精一杯でした^^;
でもお昼から、濃厚なショコラに負けない重厚で香り高いワインとの
素敵なマリアージュを堪能させていただきました。

テイクアウトはできない、ギリギリのテクスチャー。
プラックショコラの陰で見にくいですが・・・
ショコラにバルサミコをプラスしたソースが添えられています。
バルサミコは砂糖を加えて炊きこむことで、酸味を丸く仕上げて。

カシスのケーキと同じマダガスカル産クリオロ種のショコラを使った
濃厚なムース・ショコラとガナッシュに
キュンとした酸味のフランボワーズのコンフィチュールをサンド。
ビスキュイ・ジョコンド・ショコラには、フランボワーズのブランデーが
飽和状態までアンビベされているので、しっとり、じゅわ~。
こちらもアダルトなテイストの、酸味がガツンと効いた濃厚なショコラのケーキ。
ムースがとろけるようになめらかなテクスチャーなので、
まるでクレーム・ショコラを食べているよう。。。
急いで食べないと、外気の温度で溶け崩れちゃうほどでした。

こんなところにまで細かな演出が。
フランボワーズにコンフィチュールが詰めて♪


最後は、この夏初登場というパフェをいただきました。
ボレロさんでは夏には色々な種類のパフェが登場するんですが、
ひと足お先に、一番乗りさせていただきました!
キャラメルアイス×マンダリンオレンジのソルベ。
キャラメルの苦みと、オレンジの酸味。
どちらもこれでもか!というぐらいガツンと効いていて、
お口の中に残っていた濃厚なショコラを、さっぱりと洗い流してくれました。
(ちょっぴり勿体ない気も・・・^^;)
添えられている、オレンジピールの苦みとタイムの香りもアクセントに♪
このピールがまた美味しいんですよね。
この後フランス旅行の話をたくさんしてくださった渡邊シェフ。
お店には午前中に到着したはずなのに、気がつくとすっかり夕刻に^^;
渡邊シェフ、高島屋さんの催事明けでお疲れのところありがとうございました。
パフェの期間中にもう一度お伺いさせていただきたいなぁ。。。
渡邊シェフのお店やお菓子作りに対するこだわりはこちらをご覧ください。
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店名:ドゥブルベ・ボレロ
住所:滋賀県守山市播磨田町48-4
電話:077-581-3966
定休日:火曜日(祝日の場合は翌水曜日)
営業時間:11:00~20:00
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