


軽井沢スイーツ博「さまよえる舞踏会へ 」の最終回に続き、
「第7回軽井沢スイーツ博コンクール」の結果発表が行われました。
見事グランプリに輝いたのは・・・
にいがた製菓・調理師専門学校えぷろんの杉本里紗さん。
規定課題3位、自由課題2位。

ご来場いただいた方からの投票による来場者賞も、杉本さんでした。

第2位は・・・
日本菓子専門学校の中西志帆さん。
規定課題1位、自由課題1位。

第3位は・・・
にいがた製菓・調理師専門学校えぷろんの小黒麻美さん。
規定課題2位、自由課題6位。

これまでは審査員によるクローズドの審査でしたが、
今年から、点数が発表されるようになりました。
実は今年はこれまでになかったアクシデントもあり、
採点が非常に困難をきわめたからだと思われます。
規定、自由課題とも1位を獲得し、作品も仕事もとても綺麗だったのに
2位になってしまった中西さん。
実は規定課題のタルトを1台、運ぶ時に天板から落としてしまい、
採点対象外となってしまったんです。
そんなアクシデントもあり、さらに数分のタイムオーバーも。
オーバー1分につき1点の減点となるので、
あと1分早く終了していれば、1位を獲得できたわけです。
でもコンクールに、‘たられば’はありません。
各選手それぞれに、あの時もう少しこうしていれば・・・
と悔やまれることが多々あると思います。
作品を完璧に仕上げることは勿論大切ですが、
減点が大きく響いてくるので、時間を守ることや、
仕事を綺麗に進めることも大切になってきます。
全てのバランスが重要ということです。
そして、このコンクールがゴールではありません。
これから先、厳しいパティシエ道がスタートするのです。
今回で7回目となるこのコンクール。
ここでグランプリを獲得した選手が、必ずしもその後
輝かしいパティシエ道を歩んでいっているわけではなく、
この経験、悔しさをバネに頑張ってらっしゃる方が沢山いらっしゃいます。
「コンクールの成績と、実際にお店で発揮する能力は必ずしも比例しない」
とおっしゃった審査員の方がいらっしゃいます。
私も毎年取材を重ねてきて、まさにその通りだと痛感しています。

明らかに、年々レベルがUPしてきているこのコンクール。
来年のテーマ素材は何で、規定課題は何なのか?!
そしてどんなドラマが待ち受けているのか!?
今からもう、1年後が楽しみですね!
選手の皆さま、引率の学校関係の皆さま、審査員の皆さま、
そして運営に関わられたホテルブレストンコートと
長野調理製菓専門学校の皆さま、本当にお疲れ様でした。
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