お取り寄せ講座☆ガレット・デ・ロワ・関西編 @ よみうり神戸文化センター | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ


 
お取り寄せ講座@よみうり神戸文化センター1月のテーマは、ガレット・デ・ロワ

9名で9台をいただきました。
これだけの種類のガレット・デ・ロワが並ぶとバターの香り高く圧巻!
でも15cmサイズは、10カットにするとちょっぴり小さめだったかな。。。
フィユタージュとダマンドのバランス的にも、大人数でいただくのであれば
18cmサイズ以上の方がベターだなぁと感じました。
 
 
 
 
 
●ドゥブルベ・ボレロ プレーン(19cm)





 
ここ数年毎年お取り寄せさせていただいているドゥブルベ・ボレロさんのガレット・デ・ロワ。
クレームのビターテイストは好き嫌いが分かれるところなんで・・・
とシェフも悩みどころではあるようですが、好きな方にはたまらない(勿論私も❤)
絶対来年も食べたいと思わせる病みつきテイストです!
 
ボレロさんでは毎年プレーンとマロンを出されていたんですが、
今年はアレンジバージョンがオレンジに。
もちろん2種類ともお願いさせていただくつもりだったんですが、
渡邊シェフのご好意により、オレンジは生徒さんへプレゼントしていただきました。
いつもお心遣いいただきありがとうございますm(_ _)m

 
ボレロさんのプレーンは、緻密な太陽模様がくっきりと浮かび上がった
まさにフォトジェニックな美しさ☆ 
 
昨年まではスペイン産のアーモンドプードを使用されていましたが、
今年からシシリー産のアーモンドプードルに変更され、
クレームのナチュラルビター感がさらにUPしています。 
 


 



フィユタージュにはフランスの小麦粉と、北海道産の発酵バターを使用。
ブルターニュのゲランドの塩が隠し味に使われています。
表面にはフィユタージュに甘みを加えるという意味と、
外気からの湿気を少しでも防ぐという意味で、粗糖入りの粉砂糖をふりかけ、
高温の釜に入れ、それが溶けてキャラメリゼするまでしっかりと焼成し、
パリパリ感と香ばしさを演出しています♪
 
クレームは、クレーム・ダマンドに、ボレロさん特製の
濃厚なカスタードクリームを混ぜ合わせたクレーム・フランジパーヌ。
シシリー産のアーモンドプードル、発酵バター、永源寺地卵などを使用した
ビターでコク深い味わいに仕上げられています。

 
今回お願いした6店の中でも、今年いただいた25種類の中でも
断トツにクレームのビターテイストとフィユタージュの食感が光る一品。
この味、香り、食感のインパクトが脳裏に刻みこまれ、
忘れられない美味しさとして記憶されるんですよね。。。 

 
 


●ドゥブルベ・ボレロ オレンジ(19cm) 





昨年まではマロンでしたが、今年のアレンジバージョンはオレンジに!
でも実は渡邊シェフには、もう1種類チャレンジしたいフレーバーがあったそうなんです。
だけど残念ながら、今年はタイムオーバーで断念★
私も大好きなフレーバーなので、来年を楽しみにしています~♪ 
 
 
 



 
プレーンと同じくクレーム・フランジパーヌベースに、
オレンジのコンサントレピューレを加え、グランマルニエを効かせて。
グランマルニエ漬のオレンジピールも散りばめられています。

ファーストノートには、オレンジのギュッと凝縮した味わいと
まろやかな甘み、そしてフルーティーな芳香が広がり、
ラストノートにはオレンジピールのビターな酸味とアーモンドのビターテイストが
折重なる大人テイストに仕上げられています。 

少し温め直していただくと、オレンジの香りがさらに華やかに開花!
常温でいただくよりもまろやかなテイストにまとめあげられるので、
ビター感が苦手な方にはお薦めかな。 
 
 
 



 
さらに渡邊シェフからサプライズプレゼントが!
何人で食べられるんですか?と人数を聞かれたので、
サイズの関係があるのかな・・・と思っていたら、
人数分+2個のフェーブを別添えしてくださったんです。
このフェーブがあまり見たことのないお洒落なフェーブばかりで、
私はキュートな王冠のフェーブをいただいちゃいました♪
 
もちろんガレトオ・デ・ロワにもフェーブが焼きこまれていて、プレーンの中には
私も昨年いただいたボレロさんオリジナルのアイアシェッケ型のフェーブ を発見!
当たった方はお店に持参もしくは郵送すると、本物のアイアシェッケを
プレゼントくださるという特典付きですなんですよ。
渡邊シェフ、色々なお心遣い本当にありがとうございました。
生徒の皆さんにもとっても喜んでいただけました。

「ガレット・デ・ロワというのは、ディテールをきっちりとやっていかないといけないお菓子。
小さなこだわりを全てきっちり巧くこなして初めて、綺麗で美味しいガレットになる。
逆にいうとどこかの段階を疎かにすると、売り物にしたくないレベルまでがたっと落ちる。
職人の腕・技術が繁栄されるお菓子です。」と渡邊シェフはおっしゃいます。
そのこだわりを貫いた作品が、まさにこの2台のガレット・デ・ロワなんですね。

 
 



●サ・マーシュ ガトー・デ・ロワ(23cm)




 
サ・マーシュさんからは南仏スタイルのガレット・デ・ロワ、
ガトー・ド・ロワをお取り寄せさせていただきました。
王冠を模ったリング型のブリオッシュに、たくさんのドライフルーツを
あわせて焼き上げるのが、プロヴァンス地方に伝わるガトー・デ・ロワの形なんです。
 
ガレット・デ・ロワもガトー・デ・ロワもどちらもエピファニーを祝うお菓子ですが、
ガレットはパイ生地で、お菓子のようであるのに対し、こちらはパンのような印象が強いかな。 
 
 
 



 
しっとりとしたブリオッシュ生地に、オレンジピール、アプリコット、レーズン、いちじく、
クランベリーの華やかな味わいを加え、黒こしょうの香りでほんのりスパイシーに仕上げて。
雪が降り積もってたかのような、真っ白でまん丸のあられ糖が可愛らしいですね。

想像以上にフルーツだくさんで、フルーティーな酸味が効いた奥深い味わい。
噛みしめるたびに、次々と色々なフルーツの表情を楽しむことができます。
しっとりとバターリッチなブリオッシュ生地とのバランスも抜群!
あられ糖のカリッ♪と響く食感がアクセントになっています。

来年はもっとたくさんのブーランジュリーさんが
ガトー・ド・ロワを作ってくださると嬉しいなぁ。。。






 
このガトー・ド・ロワはタカナシミルクさんのwebショップ から
お取り寄せさせていただいたんですが・・・
こちらでお取り寄せさせていただくガレット・デ・ロワには、
タカナシミルクさんのオリジナルフェーヴが付いてくるんです。
フランスのフェーヴ製造所「Royal ceram(ロワイヤルセラム)」に特注して作られた、
フランス製のタカナシミルクさんオリジナルフェーヴ。
素材は陶器(ポースレン)で、直径2.5cm。

王冠をかぶった愛らしい牛とタカナシのシンボル青いバラのイラストを入れ、
牛乳ビンのキャップのイメージでデザインされています。
そして2011年のエピファニー記念にと「Takanashi-Milk Epiphanie 2011」
と刻まれているので、コレクションしたくなっちゃいますよね。

シェフの皆さんの中にも、オリジナルフェーブを作りたい!という想いを
持たれている方が多いんですが、実現するのはなかなか難しいんですよね。
でも、色々なお店のオリジナルフェーブを見てみたいなぁ。。。

 
関東編につづきます・・・