パティスリー・タンドレス ☆ サロンオープン | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ


 
さる11月12日、タンドレスさんに待望のサロンがオープンしました!
テーブルは5卓、チェアーは7席(うち5席はソファ席)です。
 
この日は、夕方から福知山での取材が入っていたんですが、
心優しき東京の製菓専門誌の編集部さんが、同行してくださるということで、
サロンに一番乗りしようと、ちゃんとタイムスケジュールを組んでたのに・・・
途中で講座の生徒さんに会って、お喋りが弾んで、電車を乗り間違えちゃったりして、
オープン時間ギリギリに滑り込むことに^^;

でも無事に、サロン初のお客さまになることができました。
お店のオープンは11:30なんですが、サロンは12:00~。
オープン直後はお客さまが多くて、サロンまで手が回らないですものね・・・
この日も12時過ぎになって、やっとお客さまがひと段落したんですが、
週末は大変だろうなぁ…と思っていたら・・・
数日前よりサロンの営業時間が変更になりました。

テイクアウト:11:30~19:00(売り切れ次第終了)
イートイン:13:30~19:00

イートインの時間に合わせていくと、ケーキが売り切れているかもしれないし、
でも、サロンでゆっくりお茶も楽しみたいし・・・迷うところですね★

 
 
 
 


 
サロンmenuは時間になると、こんな風に表に出されていました。

 
 
 
 


 
ドリンクmenuは、コーヒーはミディアム&ライト、カフェ・オ・レ、
カフェ・ラテ、エスプレッソ。
お紅茶は、ブレンドティー、ダージリンブレンド、アッサム、
そして期間限定紅茶などが用意されています。

いつもはコーヒー党の私ですが、この日は期間限定という言葉に魅かれて
アールグレイべースにローズ、レモングラスをブレンドしたアールグレイブレンドをチョイス。

食器はビレロイ&ボッホ、カトラリーはCutipol(キュテポル)
シェフのお気に入りなんですって❤

でもなぜか最近お伺いするレストラン&パティスリーでは、
こちらのカトラリーを使用されている確率が高くて(笑)
Cutipol(キュテポル)は手馴染みがとてもいいので、私もお気に入りです❤

 
 
 
 


 
この日はサロンでいただくので、まだ食べていないお菓子だけにと思って横を見ると・・・

 
 
 


 
さすが私の講座の生徒さん! 全種類制覇です(*^^*)♪
まぁ、二人だし・・・スイーツ好きさんなら当然!って思われるでしょうが・・・
ご一緒した編集部の方は、ユキちゃんがいっぱいいる~って驚かれてました(笑)

 
 
 
 
 
●マンダリーヌ・ブリオッシュ




 
「マンダリンのムースとマンダリンナポレオンをたっぷりしみ込ませたブリオッシュ」

ブリオッシュ生地のお菓子やヴィエノワズリーのために・・・
とリニューアル時にホイロを導入された山口シェフ。
残念ながら、まだババはいただけてませんが、こちらに巡り会えるなんて❤

運ばれてきた瞬間に、オレンジの爽やかな香りがふわっ・・・

そしてお口に運ぶとさらに・・・
一気に目が醒めるような、鮮烈なオレンジの風味と香りが押し寄せてきて、
オレンジのアロマ好きの私は、その魅惑的な香りの虜に・・・
マンダリンの爽やかなムースの表面には果肉も重ねられているので、
ダブルで芳醇なマンダリンの香りを堪能することができるんですね。
(生地も合わせるとトリプルなんですが・・・)
 
 
しっかりと焼きこまれたブリオッシュ生地は、
マンダリンのシロップを、た~っぷりと抱きこんでいて、
お口に含んだ瞬間にじゅわ~っ…とお口の中が幸せの洪水状態に。
どうしてこんなにもたっぷりのシロップを抱えていて、染みださないのかしら?
と不思議になるほどの量・・・
このシロップが染みだすのと同時に、ブリオッシュがほろほろっと
お口のなかで崩れ、至福のひとときに、うっとり・・・❤
ブリオッシュはバランス的には決して多くはないのに、
とてもインパクトの大きな存在になっています。
 
この、ブリオッシュが100%シロップを含んでいるところがポイントなんです!
通常は、置いておくとシロップが染みだしてきてしまうものですが、
一度染み込んだシロップがフォークを入れただけでは流れだしてしまうことなく、
お口の中で、このシロップを抱きこんだ生地が崩れる感じを楽しんでほしいんです・・・
と以前某シェフがおっしゃっていました。
ブリオッシュの配合と焼き加減、シロップの打ち加減など
様々な技が積み重ねられることで、このような絶妙の食感が生まれるんですね。

全てのパーツにマンダリンオレンジが効いているので、
食べ進むにつれて、マンダリンの芳醇な香りが織り重なり
爽やかでエレガントな香りのヴェールに包みこまれていく感じ・・・
 
ますます山口シェフの作られるババが、憧れの存在になってしまいました☆

 
 
 
 
 
●プレジール・ドトンヌ




 
「くるみのクリームにソテーしたリンゴとミルクチョコレートキャラメル。カリッとしたヌガー」

ダックワーズ・オ・ノワとムース・オ・ノワ、カソナードでキャラメリゼした林檎
ビスキュイ、クラックランを重ねて。

くるみのコクのあるナッティ感と、キャラメリゼされた林檎の香ばしさのアンサンブル♪
まさに秋の悦び(プレジール・ドトンヌ)の名にふさわしいお菓子。
 
くるみのリキュールも効いているのかしら。
力強いナッティ感の中にも、やわらかな香りの余韻が感じられます。
それぞれのパーツのくるみは食感を生かすために砕きすぎず、
サクッと軽やかなダックワーズ、ほわっとエアリーなムース、
カリンと響くクラックラン…とくるみの様々な表情を楽しめるように♪

熱々のこの林檎のキャラメリゼに、アイスを添えただけでも美味しそう~。
いえいえ、でもやはりこのお菓子は胡桃と林檎のマリアージュを楽しんでこそ。
シャクッとした食感を残しつつも、とろりとムースに溶け込みゆく
林檎とくるみのクリームの絶妙な融合感・・・
是非フォークを上から下まで一気にさして、
風味と食感のハーモニーを楽しんでいただきたい一品です。

 
 
 
 
 
●ローブナス




 
「ユキちゃんは(巡り会い)運が悪いから・・・」と
シェフにまで言われてしまっている私^^;
ローブナスは、そんな私が何度もいただいている秋のお菓子です。

「スペイン産の有機栽培されたマロンのフォンダンクリームと2種類のヘーゼルナッツの生地」



 
ムラング・ノワゼット、ビスキュイ・ノワゼットに
大粒のマロンダイス入りのマロンクリームを重ねて。
トップは以前は、マットなショコラのグラサージュ&
マロン型のチョコがけされたマジパンでしたが、
今年は艶感のあるグラサージュとスペイン産マロンのシロップ漬けに。
側面にはりつけられていたクラックランもなくなり、スッキリとしたフォルムに進化しています。
 
マロンクリームは、バルケット・オ・マロンのマロンクリームのようなテクスチャーで、
ラム酒がしっかり効いていてまったりと濃厚ながら、不思議なほど後味はスッキリ。
ほろっと崩れるシロップ漬けのマロンダイスが、程よい水分と食感をプラスしています。

ムラング・ノワゼットは、サクッ、シュワ~と一瞬にして溶け消えてしまう儚さ。
後にナッティで香ばしい香りの余韻のみが広がっていきます。
以前にこのムラングを焼き菓子としていただいたことがあるんですが、
低温でじっくりと焼きこまれたキャラメルテイストのムラング・・・
いつか焼き菓子の棚に並ぶ日がくるといいなぁ・・・
一方ビスキュイ・ノワゼットは、ほわっ、むちっと弾力のある口あたり。
その中から時々カリッと響くノワゼットが小気味よい音感を添えています♪
 
 
このお菓子は、時々顔を覗かせるノワゼットとマロンがアクセントになり、
秋色テイストとともに、食感のアンサンブルを楽しめる一品で、
秋になるといただきたくなる、私の中では定番のお菓子なんです。

この数日前にテイクアウトしたお菓子につづきます・・・

 
*なぜか パティスリー・タンドレス ☆ リニューアルオープン 1~4
 の記事の行間が狭くなり、読みにくくなっていたので修正しました。
 (時々なぜか突然になることがあるんです・・・)
 読みずらい思いをさせてしまった皆さま、申し訳ありませんでしたm(_ _)m
 
 
 
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店名:パティスリー・タンドレス
住所:京都市左京区一乗寺花ノ木町21-3
電話:075-706-5085 (定休日を除く、9:00~21:00までの間でお願い致します)
FAX:075-702-4984 (9:00~21:00までの間でお願い致します)
定休日:火曜日・水曜日
営業時間:テイクアウト:11:30~19:00(売り切れ次第終了)
     イートイン:13:30~19:00