
11月11日(月) <ラクロワ> 山川大介シェフ
いちじくとカダイフのミルフイユ仕立て
キャラメル風味のリオレとシャンティフロマージュブランを添えて
カダイフとは、小麦粉でできた細麺状の生地。
これとイチジクのキャラメリゼをミルフィーユ状に重ね、
クレーム・ドゥーブルとフロマージュブランを1:2で合わせた
酸味の強いクレームをのせて。
添えられているのは、お米を牛乳で炊いたリオレ。
塩、胡椒を効かせたキャラメルテイストに仕上げられています。
イチジクのプチプチ感、カダイフのパリパリ感、
リオレのお米感と食感のコントラストが楽しいひと皿。
リオレをソースのようにからめて、イチジク特有の青っぽい風味と
クレームの酸味、キャラメルのほろ苦さのマリアージュをご堪能ください。

11月12日(火) <ルシェルシェ> 村田義武シェフ
le bourgeon (ル ブルジュオン)
フランス語で蕾(つぼみ)の意味。
ひと皿に色々なものを置くのが嫌なので、ど~んとメインを据えて!
ショコラでできたつぼみの中には、ミルクチョコレート、
紅茶(アールグレイ)、シナモン、オレンジから成るソースを詰め、
ショコラのパルフェを絞り、ノワゼットのキャラメリゼを散らして蓋をして。
その下に、つぼみの中に入っているものと同じ構成のソースを
固めたシャンティショコラ、アーモンド+ノワゼットのパリパリのチュイル、
中にクルミのキャラメリゼを入れたクルミとチョコレートのムース、
モワルーショコラを重ねて。
実はこのムースショコラの中をくり抜いて、中にブランデーを効かせた
温かなソースショコラが流し込まれています。
このソースショコラが、全体に深みをだし、余韻をのばす役割を。
温かな土台と、冷たいつぼみ。
温もりが、今まさに開こうとしているつぼみを支えている!
という温かな想いのイメージで。
唯一添えられているのは、村田シェフお気に入りの
ペリゴール産のクルミとパルフェ。
ショコラとナッツ尽くしながら、食感、温度差など
様々な表情を愉しむことができるひと皿に仕上げられています。