

オーボンヴュータン さんの後に向かった先は・・・ル・タン・デ・スリーズさん。
「オーボンヴュータン」やアルザスの名店「ジャック」等で修行を積まれた
小関靖憲シェフが2008.12月にOpenされたお店です。
東急池上線というあまり乗りなれない電車に揺られて、石川台駅へ。
(数駅隣の久が原には、ラ・スプランドゥールさんがありますね)
住宅街を5分ほど歩いて・・・大きな小学校のお向かいに
可愛らしいピンク色の看板が見えてきます❤
でもこの日はちょうどお店と小学校の間の道路が工事中で・・・
外観のお写真を撮り損ねてしまいました(涙)
「ル・タン・デ・スリーズ」は、さくらんぼの実る頃という意味。
ロゴは、さくらんぼの中にお顔?!
このロゴと店名が看板にも描かれています。
棚にはクグロフの型や、アルザス関連の本が飾られていました。
小学校の前という場所柄からかしら。
ワンコインで買えるような、可愛いお菓子のプティ・セットもありましたよ。


お友達が以前にフレッシュの杏のタルトを食べていたので
楽しみにしていたんですが・・・残念ながらもう終了されたとのこと。
やはり焼き菓子系がきになりつつもセレクトしたお菓子は・・・
●ミルフィーユ

ザクッと力強く男性的なフィユタージュに、
ぽってりと濃厚なクレーム・パティシエール。
シンプルながら、粉とバターの旨みがしっかりと感じられる一品です。
やっぱりミルフィーユは、フルーツなどがサンドされていない
このシンプルな構成が一番好きかも。
TOPの格子模様が珍しく、ちょっぴりカジュアルな雰囲気を醸し出していますね。
店内の窓際に、小さなテーブルが一つと椅子が二脚だけあって、
セルフサービスのお紅茶と一緒にイートインできるスペースになっています。
お紅茶もミントやブルーベリーなど色々な種類がありましたよ。
住宅街の小学校のお向かいという場所柄、ご近所のママさんが
テイクアウトして帰られるスタイルが多いのかな。
でも私たちのような遠方からお伺いする者には、とっても嬉しいお心遣いですよね。
●りんごのパイ(正式名称失念)


杏のタルトのことが頭から離れず(笑)、果物の焼き込み系が食べたくって。
サクッと軽やかなフィユージュの中にはたっぷりのダマンド。
実はこのダマンドにはちょっと秘密があって、
マカロンの生地が混ぜ込まれているそうなんです。
プライスカードには、ピンク、緑、黄色の…って書かれてたんだけど
そう言われてみると、真ん中あたりにちょこっとグリーンの生地が見えていますよね。
味や食感的には、あまり分からなかったかな。
シャクッとした食感の酸味のある林檎と、カリンと響く香ばしいアーモンドスライス、
しっとりダマンドとサクッと軽やかなフィユタージュと
シンプルながら食感のアンサンブルが素晴らしい焼き菓子♪
どちらのお菓子も決して華やかではありませんが、
コク深い美味しさがじわじわ~っと広がってくる感じでした。
今度はクロワッサンやボストックなどのヴィエノワズリー系もいただいてみたいなぁ。
マルスランも美味しそうでしたよ。
オーボンヴュータンさんご出身のこちらのお店では、
どちらのアーモンドをどのようにして使われているのかも気になりますね。
この後もう1軒お伺いしたんですが、そちらはまた講習会レポの後に・・・