伝統のラムとオーボンビュータンの世界 -4 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
伝統のラムとオーボンビュータンの世界 -1
伝統のラムとオーボンビュータンの世界 -2
伝統のラムとオーボンビュータンの世界 -3

 
 
 


 
以上11品を今回ご紹介してくださいました。
 
講習会終了後、山のような人だかりの中で私も一応写真は撮ったんですが、
ドーバーさんがご提供してくださったお写真の方が断然美しかったので、
今回はそちらを借りさせていただきました。 
 
 

 


 
あっ、そうそう、もうひとつのお楽しみのランチは・・・
コムシノワ×メツゲライクスダさんのコラボサンドでした。

お二人ともすごく楽しんで作ってらっしゃったご様子♪
もとろん、この講習会限定のスペシャルバージョンです!
ランチタイムの初めにちょっと席を立ったら、あちらこちらで色々なシェフとお話をしてしまって
結局最後まで席には戻れず・・・お家で美味しくいただきました^^;

    



 
今回の講習会は、ドーバー洋酒貿易株式会社とバーディネー社の主催ということで
「河田シェフにとってお酒とは?」という質問に対して、
「香りをプラスし、味をのばす存在」と河田シェフ。
その後少しずつお菓子作りに対する想いを語ってくださいました。

「原材料までは仕方ないが、加工するのが菓子屋。
 加工して自分のスタイルに作りあげていくのが楽しい。」
 
「粉のひと粒ひと粒に火を通すことで、粉の香りを引き出す。
 粉の強い風味が好きなので、しっかりとした味わいの美味しい菓子に。」

「働くという意味をよく考え、努力するという姿勢が大切だ。」

「“今”が大事。一番上に立つ人間が一緒に汗して働き、指示を出すことが大切。
 客との信頼関係を築き、美味しく安全な菓子を作らなければならない。」

そしてオーボンビュータンで修業した、また現在している方々に向けて・・・
「自分に反論して、自分自身の考え方を確立し、自分の菓子を作っていけばいい。」と。

 
言葉数そのものはとても少ない河田シェフでしたが、
その眼差し、お菓子作りに取り組む姿勢を拝見しただけでも
今後の菓子業界を担っていこうとするパティシエの皆さまにとっては
感じるもの、学ぶべきことが非常に多かった講習会だったと思います。

そんな河田シェフのお店でも、最初の数年間は全く売れない時期がおありだったそう。
それでも一切ぶれることなく、自分が作りたいお菓子を作り続けた結果、
現在の河田シェフ、そしてオーボンビュータンがあるのです。
裏をかえせば、これだけの強い精神力を持ち続けなければ、
業界全体から尊敬され続ける日本を代表するパティシエ、
そしてパティスリーには成りえないということなのでしょうか。

この講習会には、オーナーシェフ(シェフパティシエ)の方々だけでなく、
若いパティシエの皆さんも多く参加してらっしゃいました。
少し辛いことがあるとすぐ辞めてしまう若人が多い昨今、
お菓子作りに臨む姿勢、強い信念を持ち続ける大切さを、河田シェフから
大いに学んでいただけたことと思います。(勿論私も含めてですが)

 
河田シェフをはじめとして、助手を務めてくださった多くのパティシエの皆さん、
そしてこんなにも素晴らしい講習会を主催してくださった
ドーバー洋酒貿易株式会社とバーディネー社さま。
2週連続、4回にもわたる長丁場本当にお疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。

 
*実はこのお写真・・・お隣に私も写ってるんです(無用だと思うのでカットしちゃったけど…)
 スーパーパティシエの皆さんまでもが記念撮影をお願いしていたので、
 僭越ながら、思い切って私もお願いしちゃいました^^;
 とっても温かく、優しい笑顔でお話してくださった河田シェフでした。