[軽井沢スイーツ博 2013 -①
]
さぁ、いよいよ決勝実技審査のスタートです!
実技審査は各3時間×2日間、合計6時間をかけて行われます。
今年の規定課題は「エクレール・カフェ」
シュー生地、クレーム・パティシエール、フォンダンと
基本的な技能が問われます。
「味」 「見た目・完成度」 「作業の手際良さ・清潔さ」 「オリジナリティ・独創性」が
規定、自由課題、それぞれの配点にて審査されます。
それでは、各選手と作品をご紹介させていただきます。
日本菓子専門学校(東京) 奥野葉月さん
<Port sourire(ポルト スリール)
グリオットチェリーとよく合わされているので、
サワーチェリーにも合うと思いピスタチオを選択。
ムースには生のままではなく、少し砂糖と煮ることで、
酸味だけではなく、甘酸っぱさをだしました。
センターにはブリュレを入れることで、濃厚さとバニラの香りをプラス。
サブレとクリームピスターシュは、少し空気を含ませることで軽い食感に。
味だけでなく、ピンク、みどり、黄色と断面が綺麗に見えるように考えました。
名前は「笑顔を運ぶ」という意味で、このアントルメを通して
たくさんの人が笑顔になれるようにという思いをこめて。
レコールバンタン(東京) 嶋田祥子さん
Opera mignon(オペラ・ミニョン)
サワーチェリーの自然のままの味が感じられるジュレと、
サワーチェリーと甘味を抑えたホワイトチョコレート
「オリパス」を使用したガナッシュでサワーチェリーの味を表現。
チェリーと相性の良いピスタチオをジョコンドに使用し、
パータ・ボンブを使ったバタークリームのコクで、
チェリーと酸味と甘味を引き出しました。
各パーツにキルシュを使用し味を統一し、
さっぱりとした風味とさくらんぼの香りをつけました。
サワーチェリーのピンクと、ピスタチオのみどりで可愛らしい
見た目に仕上がったので「可愛らしいオペラ」という意味を込めて。
レコールバンタン(東京) 武田壮一朗さん
<サントノーレ・シャルマン>
サントノーレは、このケーキの魅力や一体感を表現しやすいと思い選びました。
組合せは、夏にぴったりなはじけるようなサワーチェリーの酸味にシナモン、
赤ワインの芳醇な風味が合わさったコンポートと、
その味がダイレクトに伝わるような軽いクリーム。
単調な食感もシューとシュクレのサクサク感が
アクセントになり、飽きずに食べることができるように。
Part3につづきます・・・