クリスマスアントルメの会2014☆阪急うめだ本店編 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




数年ぶりに、クリスマスアントルメの会を開催しました。
講座の生徒さんや、いつもイベントに足を運んでくれる方達と6名で7台。
一人でも結局同じぐらい食べちゃうんですが(笑)
やっぱりみんなでガールズトークをしながらいただくと楽しいですね(*^-^*)
これからは、12/25(or 23)の恒例行事として復活させようかな!?

今年復活させるきっかけになったのが、阪急うめだ本店 高見バイヤーが
魂を込めて作られたカタログ「CHRISTMAS CAKE 2014 THE LIMITED EDITION」
の内容があまりにも素晴らしかったから!
パティシエひとりひとりの個性を生かすべく挑んだ、
いままでにない試みの1冊です。

Bean to Barの先駆け的ブランド「オリジナルビーンズ」
を使った阪急限定のスペシャリテと、
新世代のパティシエがそれぞれの得意素材を使った新たなスペシャリテ。
珠玉の13種類の中から、4種類をセレクトしました。










*ルシェルシェ ニュイ サクレ ド ショコラ

「オリジナルビーンズ」では、4つの国のカカオを使った、
風味も様々な4種のBean to Barをラインナップ。
今回村田シェフは、4種類のチョコレートをすべて使った
自分で仕上げて味わうケーキに挑戦。

チョコレート生地の上に、ベニワイルドハーベスト(ボリビア)66%と
エスメラルダスミルク(エクアドル)42%をそれぞれ使った2種類のムースを重ねて。
表面の穴に、ソース状にしたクリュ ヴィルンガ(コンゴ和国)70%と
フレーク状にしたピウラポルチェラーナ(ペルー)75%を
食べる直前に自分でかけて完成する一品。

「レシピは至ってシンプル。食べ方、演出に重きを置きました」と村田シェフ。
クリスマスらしい楽しい演出に、狙い通り、大人の女性も大盛り上がりでした♪
フレークの量を自分で調整して、段階的に味に変化をつけられるのも嬉しいですね。
4種類ものチョコレートを使うと複雑になりすぎて、
結果味わい分けられないのでは?!と思っていたんですが…
全く異なる風味と香りが、それぞれダイレクトに伝わってくる
構成になっていて、各層がベストバランス!
飲めないけど…ウィスキーやブランデーと一緒にダンディにきめたい一品。
プティガトー化、切に希望します❤










*ラヴニュー ローブ

「平井シェフおすすめのチョコレートを使ったチョコレートケーキを!」
という高見バイヤーのリクエストに応えて。

シェフお気に入りの「カカオバリー」社のピュルテシリーズの中から、
独特の力強さをもつ”イナヤ”(65%)を使ってムースショコラに。
商品名のローブ(夜明け)のように、段階を経て楽しめるテクスチャーを
イメージしたと平井シェフ。

下から、シュトロイゼル、ガナッシュ、ビスキュイサッシェ、
クレームブリュレ・ヴァニーユ、ジュレ・グリオットを
イナヤのムースショコラで包み、艶めくグラサージュをかけて。

ビジュアルから想像するほど濃厚一直線ではなく、
グリオットの酸味、クレームブリュレの甘みと
ショコラの力強いビターテイストとのバランスが秀逸!
究極になめらかでエアリーな口溶けのムースに、
シュトロイゼルの食感が小気味いいアクセントになっています。
デコールののマカロン・ショコラまで、きっちりと美味しかったです❤










*アシッドラシーヌ ノルダージュ

「橋本シェフらしさあふれるケーキを自由演技で」
という高見バイヤーのリクエストに応えて。
自由演技って(笑)橋本シェフをよく知る高見さんらしいリクエスト!

濃厚でありながら口溶けなめらかなチーズクリームに、
グリオットチェリーの爽やかな酸味と、ピスタチオの生地を合わせて。

ビスキュイピスターシュ、フロマージュクリュ、
グリオットチェリー&グリオットチェリーのソースを重ね、
グラサージュ・イヴォワールで覆い、シャンティをトッピング。
ピスタチオが、カリッ♪贅沢に響き渡ります。

クリスマスカラーのシンプルな組合せながら、
各素材の美味しさを知り尽くし、バランスにこだわり
活かしきることで、上品にまとめ上げながらも、
ひときわ印象的な味わいに仕上げられています。
もう一口だけ…とつい手が止まらなくなっちゃう美味しさ❤
キリッと冷やしたシャンパンとの相性も抜群です!










*パティスリー・エス キャルム

「ひとつひとつの素材を活かした、大人のためのバターケーキ」
という高見バイヤーのリクエストに応えて。
大人のためのバターケーキというフレーズに、買わずにはいられません!

フランス産の赤のホットワインを使ったバタークリームにはカシスの実を散らし、
カシスの酸味と香りが広がるフランス産チーズのバタークリームには、
キャラメリゼしたクルミを食感のアクセントに。
穏やかに香る紅茶の生地を合わせて。

素材そのものを合わせて食べても好相性な、赤ワイン、カシス、
チーズ、クルミというフランスらしい組み合わせ。
2種類のバタークリームが、お口の中でゆっくりと溶け合い、
余韻にカシスの滋味深い酸味と、キャラメリゼされたクルミの
ほろ苦味がじんわりと広がります。

それぞれ単体で食べても美味しいバタークリームですが、
2種類の奏でる美味なるアンサンブルを堪能することで、
さらに奥深い、大人にしか分からないやすらぎのゾーンへ。。。
バタークリームの本当の美味しさをまだ知らぬすべての方に、
ぜひ食べていただきたい一品です❤



パティスリー編に続きます・・・