
バタバタしていて、バースデーケーキをお願いできないまま
お誕生日当日を迎えてしまった私・・・
当日は吉田産業さんの講習会 に参加していたんですが、
その日講師を務められた木村シェフが作られたメニューの中に、
“サントノーレ・オ・マロン・カシス”があったんですね。
実はこのサントノーレ、2週間ほど前に上京したときに
ラヴィエイユ・フランスさんでいただいたばかりで♪
マロン×カシスは大好きな組み合わせだったので、
バースデーケーキ…マロンとカシスのサントノーレでお願いすればよ良かったなぁ・・・❤
って、お隣で受講していたモンプリュさんのスーシェフの村田さんに
何気な~くつぶやいてみたら・・・(あくまでも何気な~くですよ^^;)

昨日モンプリュさんにお伺いしたら、サプライズで
こんなバースデーケーキが用意されてたんです!!!
サントノーレ・オ・マロン・カシス・ショコラ?!
ブリゼ生地にパティシエール、クレーム・カシス、シブースト・マロンを重ね、
プチシューの中には、なんと・・・クレーム・ショコラまで♪
私の大好きな素材ばっかり・・・なんて素敵なマリアージュなんでしょ~☆
私がバースデーケーキにバースデープレートを置くのが嫌いなのを知っているので、
プレートも素敵にデコレーションしてくださっていました❤
(キラキラとフリフリ、そしてハートが好きなのも知ってるから・・・^^;)
で、一応ろうそくを立てて、記念撮影をパチリ☆
うるる・・・・・・ありがとうございました(*^^*)❤



モンプリュさんでは、普段プティ・ガトーでもサントノレを作られていないので、
私も去年のクリスマス・アントルメ でしかいただいたことがないんです!
なので、これはお店にはでていないスペシャル・ケーキ☆
しかも作られたシェフご自身も美味しいよ~(*^^*)♪とご満悦のご様子だったので、
今年のクリスマスケーキに、バージョンUPして登場しちゃうかも?!という予感が・・・
本とにサプライズだったので、実家の家族に分けてあげることもできず、
旦那様に1/4だけおすそわけして、あとは私が一人で、るるる~ん♪といただいちゃったので、
家族にも、そしてモンプリュファンの皆さまにも是非食べていただきたいなぁ・・・
ほわほわっとエアリーな口溶けで、やさしいテイストのマロンクリームに、
カシスの奥深い酸味と、ショコラの馨しくビターな香味がアクセントになった
ちょっぴりアダルトで、香り高い秋のマリアージュのサントノーレ❤
このクレーム・カシスは、私がモンプリュさんの数あるお菓子の中でも
LOVE度ベスト5に入るほど大好きなタルトカシス と同じクレーム。
カシスのお菓子は色々いただいてますが、モンプリュさんのこのクレーム・カシスは、
じわじわ~っと余韻に広がる、滋味深い酸味の余韻が素晴らしくて、
このタルトカシスをきっかけに、カシスのお菓子に
はまり始めたと言っても、過言ではないかもしれません。
それにしても・・・林シェフのサントノーレ絞り・・・本とに美しいラインですよねぇ・・・
波々のメレンゲを絞ってらっしゃるのを見て、いつも綺麗なラインだなぁ・・・と思ってたけど
それ以上に(当たり前だけど^^;)感動の、と~っても美しいラインでした☆
クレームの絞りって、シェフの性格がすごく表れるような気がしますね。


サロンでこのアントルメをいただいても、大丈夫といえば大丈夫だったんですが(笑)
ちゃんとプティ・ガトーサイズも、ご用意してくださっていました(*^^*)♪
見た目はピュイダムールみたいだけど、中にはクレーム・カシスとショコラが。
マロンのシブーストクリームがキャラメリゼされているのと、
クレーム・ショコラも一緒にいただくことができて、バランスが違うので
アントルメとはまた少し違うニュアンスに仕上がっていました。
そして、今回はこのクレームに使われているショコラがもポイントだったんです!

今回このクレーム・ショコラに使われていたのは、ヴァローナ社が新しく開発した
「クール・ド・グアナラ P125」というショコラで、
“ショコラ界の革命児”という評判を聞いていたので、
どこかでいただけないかなぁ・・・と、私もとっても興味を持っていたんです。
モンプリュさんには、エクレール・ショコラやミルフィーユ・ショコラがないので、
どうして作らないんですか?って以前におうかがいしたことがあるんですね。
そうしたら、林シェフ曰く・・・
クレーム・パティシエール・ショコラやグラス・ショコラを作る時に、
味を強くしようとしてチョコレートの量を増やすと、
硬く、しまったものになってしまうから・・・とのことだったんです。
これは、チョコレートに含まれる油脂分(カカオバター)が原因。
しかも油脂分は無味・無臭なので、チョコレートの量を増やしても、
意外とカカオの風味は強くならないのだそう。
だからといって、カカオパウダーを使うと油脂分が少ないので粉っぽくなってしまう・・・
そんなチョコレートの油脂分が原因で今までなしえなかった全ての課題に対し、
世界ではじめてのテクノロジーを使うことで、解決策を導きだしたのが、
このヴァローナ社の「P125」なんだそう。
「カカオは、油脂分と固形分の2つのパーツ(油脂分:固形分=54%:46%)からできています。
従来のチョコレートは、油脂比率が、固形分(カカオの「味・香り・色」を決める)より高いために、
納得のいくビスキュイの堅さやアイスクリームの口どけやカカオ感が得られず
あきらめざるを得ませんでした。しかし、ヴァローナ社はこの比率を逆転
(油脂分:固形分=57.5%:42.5%)させることで、食感や口どけの悪さを解消し、
かつ、「味わい・香り・色」においてカカオ感を十分に感じることができる
画期的なチョコレートを開発いたしました(サンエイトHP参照)」
それがこの、カカオ125%に相当する世界初の全く新しいチョコレート
「クール・ド・グアナラ P125」なんです。
P125を使うことで、カカオの風味を強くしつつ、なめらかな食感をだすことができるので、
クレーム・パティシエールやグラスにも使うことが可能になるというわけですね。
これまでは、マンジャリ、グアナラといったカタカナ名だったのに、
P125だなんて、まるで企業機密のような・・・どんなショコラなんだろう?
とずっと気にかかっていたので、一気にモヤモヤが晴れて、
こちらも素敵なバースデープレゼントになりました。
でもこのままタブレットでいただくと…かなりビターです・・・
だけどパティシエールと合わせて、シューに詰めると・・・
なめらかな口溶けはパティシエールと同じで、
しかもカカオのインパクトがかなり強いんです!
思わずシュークリームだけ、食べ進みそうになっちゃいました^^;
今後このP125を使ったお菓子が、色々登場してくるのかなぁ・・・
ちょうどショコラ・シーズン到来!の足音が聞こえてくる時季なので、楽しみですね♪

話が思いっきりそれてしまいましたが・・・
林さん、本当に素敵なバースデー・アントルメをありがとうございました❤
そして村田さん、素敵なバースデープレートをありがとうございました❤
これでまた1年、頑張っていけるような気がします(^^)v
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店名:patisserie mont plus (パティスリー・モンプリュ)
住所: 兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1番17号
電話番号: 078 - 321 - 1048
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 火曜日