春の一日講座 ☆ モンプリュ -1@JEUGIAカルチャー甲子園 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ル・コルドン・ブルー 2日目の授業で打ちひしがれた翌日にあったこの講座・・・
前日に最終確認も兼ねてお伺いしたはずだったんだけど、
自分のあまりのぶきっちょさに自己嫌悪に陥っていた私は、
傍から見てもかなりの凹み具合だったようで・・・
明日講座だからね!とシェフに何度も念をおされたほどでした^^;

でも当日は、もちろんちゃんと復活してお伺いしました!
せっかくテーマも春らしくにしたんですもの。明るく楽しまなくっちゃね♪
女性はなぜか、苺スイーツを無条件に愛しちゃってますよね❤
苺を見ると、絶対に可愛い~って言っちゃってるし^^;

この日はまさにお花見日和(ちょっと肌寒かったけど)の中
花より団子ならぬケーキ!ということでお集まりくださった皆さま
本当にありがとうございました。

JEUGIAカルチャー甲子園の1日講座 in パティスリー・モンプリュ
の様子をご紹介させていただきます。

 
  

 


 
いつもはわがままを言わない私が(←反論は受けつけません^^;)
今回ど~してもとお願いしたのが、スイーツに使っている苺を
フレッシュのまま食べ比べてみた~い♪ということ。

苺とひと口に言っても品種によって、見た目はもちろん、味も食感も全く違うんですよね。
こういうタイプの苺だからこのスイーツに!というシェフなりの理由を聞いてみるのも
勉強になるんじゃないかなぁ…と思いお願いしてみました。

 
右上から時計回りに、紅ほっぺ 章姫(あきひめ) さがほのか
手前に目印としてつけられているパウダーは、苺のフリーズドライです。
このフリーズドライは林シェフのお気に入りで、
スリーというプティ・ガトーなどにもふりかけられているんですよ。
ミルクに溶かすと、とってもお上品な味の苺ミルクジュースになるそう。
(子供の頃に初めて飲んだ時、可愛い見た目と裏腹の
 あまりにケミカルな味に失望して、それから一度も飲んだことないなぁ。。。)
食べ比べてみた感想は。。。

 
紅ほっぺ
:さちのか×章姫。果皮がやわらか。たっぷりの甘みの中に適度な酸味。
章姫:水分が多く口あたりがやわらか。甘みが十分で香り高い。
さがほのか:果皮が硬め。酸味が少なく甘みが強い。

 
 
 


 
果肉が軟らかいものはピューレに、しっかりしたものはショートケーキの中などに使われるそう。
そうそう、苺はへたとは反対側の先端のほうが糖度が高いので、
先にへたを取って、へた側から食べると最後まで甘味を感じられるんですよ。

ここで、林シェフから豆知識講座!
(昔覚えたことなので自信はないけど・・・っておっしゃってたけど、合ってましたよ~)

苺はバラ科イチゴ属に属する、果実的野菜なんです。
(これは私も知ってました~。だから薔薇の香りも苺の香りも大好きなんだなぁって❤)
 
で、実は私たちが果実だと思って食べている赤い部分は
めしべの土台となる「花托(かたく)」が発達したもので
「種」だと思われているツブツブが「果実」で、
このひとつひとつの中に種が入っているんだそう。

さて苺のお勉強はこれくらいにして・・・いよいよ苺尽くしコースのスタートです!

 
 
 
 


 
一品目は、苺とシャンパンのジュレ
(うん? なんか危険な香りが。。。)

苺は章姫を使用。
わずかのお砂糖でマセレした苺とグレープフルーツに、シャンパンのジュレをかけて。

とろんとした口あたりのジュレの泡が、シュワ~っとお口の中でつぶれていく
アダルトな至福の感覚。。。
シャンパンのエレガントで華やかな香りのヴェールに包み込まれ、
苺の香味がより一層引き立てられていきます。
グレープフルーツの方向性の異なる酸味がアクセントに。

えっとまだ一品目なんですが・・・皆さんほんのりお顔が赤らんでしまいました^^;

 
 
 
 


 
二品目は、フレジェ・ピスターシュ
(講座の直前に、ど~しても食べたくなってお願いしちゃいました)

苺はさがほのかを使用。
シロップをたっぷりと打ち込めるようにと、ややザラつき感のある状態に焼きあげた
ジェノワーズに、キルシュ&フランボワーズリキュールをたっぷりとアンビベ。
クレームは、バタークリームにパティシエールとピスタチオペーストを加えて。
ピスタチオペーストがクレームの全体量の1割ほども加えられているらしく、
めちゃくちゃナッティな香りが、ぶわ~っと押し寄せてきます。

そしてTOPには、焼き目をつけたイタリアンメレンゲに
苺のナパージュ(苺ピューレ&リキュール)を重ねて。

ひと口目はピスタチオの存在感が絶大で、主役の苺は?と思ったんですが、
次第に、じゅわ~っとジューシーな苺の甘酸っぱさ、
そしてエレガントでキレのあるキルシュ&リキュールの香りの余韻が広がり、
最後はきちんと苺テイストでフィニッシュ!
ピスタチオも苺も存分に堪能できる、とてもリッチなフレジェでした❤

  

 
 
 


 
林シェフが大のお気に入りのキルシュ(中央)と
苺とフランボワーズのリキュール。

お味見をさせていただきましたが(酔いが重なっていくぅ。。。)
リキュールは、ペリエで割って飲んでも美味しそ~♪

モンプリュさんでは、通常はプレーンのフレジェを販売されているんですが、
このキルシュがし~~~っかりと効いていて、登場する春が待ち遠しくてたまらない
こちらも大好きなお菓子なんです❤
(ピスターシュはこの日限りの限定メニューでした)
苺の美味しい季節限定で、あれっ?という間になくなってしまうので、
ぜひ食べてみてくださいね~。

 
三品目につづきます・・・