
クリスマスお疲れ様でした~ということで、毎年26日に開催されていた
モンプリュ&菓子'sパトリー&イグレックプリュス3店合同忘年会。
でも今年はモンプリュさんが大丸梅田店をオープン したこともあり、
本とに本とに年末もさしせまった29日の開催となりました。
(忘年会だから年内にレポしなくちゃ思うと、
このスケジュール結構ハードなんですけど~^^;)
第一部は、もちろん普通に飲んだり食べたりの忘年会なんですが
第二部は、今年で第3回目を迎える「Coupe du Miuchi」
なんてローマ字で書くとかっこよく見えますが・・・
某コンクールをもじった「クープ・ド・身内」ということです(笑)
ネーミングはちょっぴりふざけた感じですが、
作る側も審査する側もそこはプロ、いたって真剣なんですよ!


今年のテーマは「酸味」(昨年はオペラでした )
シェフ以外のパティシエの皆さんが、前日から徹夜覚悟で
アントルメ2台作り、試食審査にて競い合うコンクール。
年々エントリー数も増え、今年はなんと19台に!
クリスマスから年末年始に向かう、お菓子屋さんにとっては一年で一番の繁忙期。
皆さん、本当に疲れさまでした。

今年の審査員は10名。
モンプリュの林シェフ、村田スーシェフ、パトリーの田中シェフ、イグレックの多田シェフ、
ゲストに、サ・マーシュの西川シェフ、ホテルマリオット名古屋の櫻シェフ、
そして上海帰りの元イグレック、現モンシュシュの大下さんと(←おかえり~♪)
モンシュシュの大川さん、日仏商事の井田さんと私です。
なんだか悪だくみをしている雰囲気に見えてしまうのは、私だけでしょうか^^;
昨年とは審査項目も配点も少し変りました。
デコラシオン・味・バランス/各10点
19種類も食べていると分からなくなってしまうので、シンプル is Bestですね。

こんな感じで、19種類全部がプティ・ガトーサイズで出てくるんです。
なんかケーキバイキングみたいだね~♪なんて
ガールズみたいな台詞を言いながら食べるシェフ達(笑)
今年初参加の西川シェフ。最初のうちはニコニコ笑顔で
快調にお喋りされていたのに、ひと皿ごとにトーンダウン。。。
最初に頑張っちゃうと最後まで到達できなくなっちゃうんですよね。
きっと今年でペースを掴まれたと思うので、来年もまたよろしくお願いしま~す。
(ちなみに私はお昼間にも、ケーキを5個食べてきたことは内緒です^^;)
コンクールの審査員って本とに難しいなぁ。。。って皆さんも口々におっしゃってたけど、
まず一つ目で自分の中の基準となるラインを決めて、それよりも上か下かで
採点していくんですが、それにしても19種類は大変ですよね。。。
酸味というテーマなので、フロマージュやフルーツ系のムース×
フルーツのジュレやコンポートの酸味というパターンが多く、
ショコラ系やフレッシュのフルーツがかえって新鮮で美味しく感じられました。
テーマを聞いた時に、こういう系統が多いかなぁと私も思っていたので、
やはり他人とは違う閃きが、勝利へ繋がってくるんでしょうね。

「モンプリュの村田とイグレックの田村。二人合わせてむらたむらで~す♪」
この台詞ももう何回目?!来年は違うバージョンをお願いします(笑)
でもいつも色々と準備や進行に奔走してくださるお二人。
いつも本当にありがとう。お疲れ様です!って心の中では思ってます❤
ちなみにシェフクラスは一応エントリーNGなんだけど・・・
多田さんと村田さん、昨年は断トツで作品を見てすぐに気付いちゃったけど
今年はあれっ?あんまり分からなかったかも。。。
でも3店舗のチケットがデコールされていたのは、たしかに怪しさ満点でした^^;
田村さんのポワソン・ダブリルに入っていた金柑も美味しかったです(←そこっつ?!)

今年は多田さんが、なんとこんなに素敵なディプロムを作ってくださいました~。
小さくて見にくいですが・・・下の方に審査員の皆さまのサイン入りです!

ドゥルルルルルル~~~♪(ドラム音ってどう表現すればいいの?!) ダン!
今年の第一位は、モンプリュのあおたんこと青田くんでした~。
おめでと~~~~~♪
青田くんは昨年も3位だったんですよね~。
私的にも青田くんのお菓子はかなり好みなんです。
っていうか、モンプリュさんの人が作ったって分かっちゃうお菓子なんですよね^^;
味や食感にメリハリがあって、構成が分かりやすいのでコンクール向きなのかな。

TOP3の3人、そしてエントリーされた皆さんお疲れ様でした!
また来年も頑張ってくださいね~。
本当に年々グン!とレベルがUPしてきている気がします。
ただやはり安全圏をねらって、似たようなものが多くなってしまうのが残念。
ぜひ、シェフの皆さまをを唸らせるべく、一歩先へチャレンジしてみてください!
(でも危ない方向にはいかないでくださいね~^^;)
これだけのエントリーがあるということは、まず印象に残る!ことが
勝利への第一歩だと思います!

今年は遠方から素敵なゲストの方が参加してくださいました。
2005年のクープ・ド・モンドに日本代表として出場された櫻智行シェフです。
現在は名古屋マリオットアソシアホテルで、松島シェフの右腕としてご活躍されています。
で、なぜ櫻さんがいらしてくださったかというと・・・
実は櫻さんは大阪のご出身で、なんと林さん、田中さん、多田さん、村田さんと一緒に
阪急インターナショナルで働かれてたそうなんです。
しかも多田さんと同い年なんですって!?
本とにこの時代のインターの厨房って、どれだけ凄かったんでしょうね。。。
私はオープン直後のインターが大好きだったので、この時期間違いなく
こちらのお菓子をいっぱい食べてるんですよね~。
もしタイムマシンに乗れるなら、この時代のインターの厨房に潜入したいです!
皆さんこの時代のお話をされる時は、本当に楽しそうなので♪

林さんから締めのお言葉です。
あっ、その前に審査員の皆さまからひと言ずつコメントがあったんですが、
村田さんからの言葉にちょっとグッときてしまった私。。。
「自分本位にコンクールの結果を考えるだけでなく、この忙しい時期に
少し早目に仕事からあがらせてくれて、厨房や材料を自由に使わせてくれる・・・
そういう環境を作ってくれるシェフに感謝しなければいけない」
シェフの皆さんとも対等に話す一方、自分のお店だけでなく
他のお店の下の子からも色々な相談を受ける村田さんだからこその言葉。。。
本当に日本一のスーパースーシェフだなぁとあらためて思いました。
そして林さんからは・・・
「全ての疑問と答えは、厨房から生まれてくる!」というお言葉が。
実はこの言葉・・・12月に入ってから3回も聞いている私。
下の子に伝えたいという想いと同時に、きっと御自身が
今、切実に感じていることなんだろうなぁ。。。と思います。
本当に厨房にいることが、お菓子を作ることが大好きであり、
生きがいなんでしょうね。。。
利益がどうのということよりも、どれだけお客様をを喜ばせることができるかを
常に最優先に考えながらお菓子作りに携わってらっしゃるシェフなので。
ここに集まった3店のスタッフの皆さんは、身近にこんなに素晴らしい
シェフ達がいることをもっと認識して、いい意味で利用して、
もっともっと自発的に、貪欲にお菓子作りに取り組んで、
成長していってほしいなぁと思います。


記録用にパチパチっと撮った割には、ケーキの写真が綺麗に撮れていたので・・・
これが今回第一位を獲得した青田くんの作品です。
一見して、モンプリュにあってもおかしくないビジュアルですよね^^;
そして今年の優勝賞品はバーミックス&その他もろもろだったようです。
とにもかくにも…おめでと~~~♪
ちなみにあおたんは、お酒がかな~~~り好きですが、
この時は、酔っているわけでも寝起きでもありません。
いつもこんな感じなんです。。。(笑)
皆さん一年間本当にお疲れ様でした。
(と言っても、きっと今頃もお仕事中だと思いますが・・・)
そして一年間本当にありがとうございました。
本とに言葉では言い尽くせないほど、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・って、肝心なことになると上手に伝えられない私だけど・・・
伝わってるかなぁ。。。どうか伝わってますように・・・
来年もよろしくお願いします❤
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大掃除も年賀状も手つかずのなか、blogを書いている場合では
ない気もしたんですが、年内に終わらせなきゃいけない最優先が
この記事のような気がしたので、頑張って書き上げました。
お互いの実家が関西なので、特に帰省することもなく、
年末年始といっても特別なことはあまりないんですが・・・
我が家は本当に私のお仕事に興味も関心もない人たちなので、
30~3日はPCに向かっていると、すご~く嫌そうな顔をされちゃいます★
というわけで、暫くはあまりPCに向かえない日々が続くんですよね。。。
今年は人との繋がりの大切さを、あらためて感じた一年でした。
皆さんがいるから、こんなにダメダメな私でも頑張ろう!って思える・・・
本当にありがとうございました。
そして来年もよろしくお願いいたします。
それでは皆さま、よいお年をおむかえくださいませ♪