洋菓子マウンテン移転オープン -1 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ



4月24日に、福知山城正面の「ゆらのガーデン」に移転された洋菓子マウンテンさん。

水野直己シェフは、「ワールドチョコレートマスターズ2007」
フランス・パリ世界大会で総合優勝を果たされた
日本が、そして地元福知山が誇るトップパティシエです。
2008年にはバリーカレボー社大使、そして京都府福知山市
どっこいせ大使に任命されています。

 
お父様の時代から続いていた以前の店舗は、黄色いファサードが
目を魅く、こじんまりと温かみのある雰囲気でしたが、
今回の店舗は・・・おっき~~~w(*^^*)w
85坪の敷地に佇む2階建ての1軒屋。
長身の水野シェフに立っていただいても・・・この大きさです(笑)
 
お店の前には小さなお庭も設けられていて、最初は嫌々だったのに、
今は朝一のお仕事がお花の水やりというほどガーデニング好きに
なってしまったというシェフ^^;
ある意味お菓子より、お庭のお話をされる時の方が目がキラキラと
輝いてらっしゃいました☆






 
お店の正面からは目の前に、福知山城がこのように臨めます。
今回は残念ながら時間がなかったけど、次回はぜひ
ゆっくりと福知山の街を散策してみたいなぁ。。。
 
シェフ曰く、福知山には温泉もあるし、夜のお酒もつきあうので(笑)
ぜひお泊まりでゆっくりと!とのこと。
関係者の皆さま、よろしくお願いしますm(_ _)m

「ゆらのガーデン」内には、中央に広い芝生広場があり
それを囲むように、レストランやケーキ屋さん、お花屋さん、
お洋服屋さんと7店舗が建てられています。







 
それでは、新装オープンされたマウンテンさんに潜入です!

店内に入ると、まず正面に生菓子のショーケース。
その奥にガラス越しに大きな厨房が見えますね。

私の技術ではどう撮っても光が入りこんじゃって、
お菓子の全容が分かりにくくてすいませんm(_ _)m
でも以前同様、お父さまの時代からの昔懐かしいお菓子と、
水野シェフのスタイリッシュなお菓子の両方が顔を並べています。

プリン、シュークリーム、チーズケーキと人気のラインナップは2列で!
あっ、プリンが新しくなってプリン型の容器入りに?!
詳しくは後ほど。。。







 
左手側には、焼き菓子のコーナーがあります。
バラ売りからBOX入り、バスケット入りまでギフトにも幅広く対応されています。

マウンテンさんのパウンドケーキは、昔から大きめサイズが特徴。
‘おやつ’という温かみのある表情にほっこり♪

 
内装はフレンチカントリーテイストに設えられていて、
水野シェフがフランス修業時代に買い集め、今までお蔵入りになっていた(笑)
お菓子の型や雑貨などがオブジェとして飾られています。
これらをひとつひとつ眺めるのも楽しいですよね~♪







 
右手側には、なんと食パンが?!

そうなんです!
実はマウンテンさんでは移転後、食パンを販売されることに。
サ・マーシュの西川シェフから、「食パンがすごく美味しいから是非食べてみて!」
と言われていたので、お菓子以上に気になる存在だったんですが・・・
 
見るからに、ふうわりと柔らかで美味しそ~♪
私は薄くスライスされた食パンは苦手で、1斤そのままオーブンへ!
なので、1本(2斤分)丸々お取り置きしていただきました^^;
この2斤分を、1日20本仕込まれているそうですよ。






 
なぜ食パンを?!とシェフにおうかがいすると・・・
「毎日スタッフに焼きたての美味しい食パンを食べさせたかったから」とのこと。
うるっ・・・スタッフの皆さん幸せですよね~(涙)
 
シェフは修業時代に食パンを作られていたそうなんですが、
さらに何度も試行錯誤を重ね、現在の納得する味に!
 
余計なものは何も入れず、小麦粉、水、砂糖、塩のみのシンプルな食パン。
素材にはこだわりすぎないことがこだわり。
○○産の小麦粉・・・となると、購買層を選ぶことになってしまう。。。
誰もが毎日買うことができる、いい意味での普通の食パンを目指してらっしゃるんですね。

最初は悪戦苦闘していたスタッフさんも、今では慣れた手つきで
笑顔で生地を丸めてらっしゃいました。





 
 
そして、これが美味しい食パンの生地を生みだす新兵器!
まるでもちつき器のように、パン生地を仕込んでいくんです。

お店の脇にガラス張りのコーナーが設けられていて、
その中にこの器械が置かれているので、子供さんが張り付いちゃって
なかなか離れないんですって(笑)
大人の私が見ていても楽しいもの・・・シェフの思惑通りですね!

朝10時に伺うと、その楽しい様子を見ることができますよ♪







 
1Fの厨房内はこ~んな感じ。現在厨房は6名。
以前の4名入るとキューキューだった厨房からは想像できないほど
ほんと~に広々と動きやすい空間に。
さらに2Fにも厨房と、エンローバーが設置されたショコラ部屋まであるんです!
きっとこれから、パティシエさんの厨房見学が後をたたないだろうなぁ(笑)

こちらのオーブンは、水野シェフの最初の修業先で使われていたもの。
移転前のお店の厨房でも、活躍していた年代物です。

スイス製のオーブンで、温度設定もアナログなダイヤル式。
ふわ~っとやわらかく火が入るので、食パンを焼くのにピッタリなんだそう。
だからあんなにもちもちで、香り高い生地に仕上がるんですね。
最新式のオーブンに負けないで、いつまでも頑張ってね! 
 








 
正面外観も店内もオシャレな雰囲気ですが、横から見ると・・・普通のお家?!
相当大きなお家ですけどね(笑)

オープンニングには、沢山の助っ人が駆けつけてくれたそうなんですが、
その方達にご迷惑をかけないようにと、前日の晩は21:30に
仕込みを全て終了し、皆さんと飲みに行かれたという水野シェフ。
今までにそんなオープンニングって聞いたことありますか?!

オープニング2日間は、5個入り2種類のセット販売のみでしたが、
300セット×2種/日を、2日間とも18時頃に完売。
皆さんからはもっと作った方がいいよ!と言われたそうですが、
シェフの計算ピッタリだったそう。
さすが、福知山のことを知りつくしてらっしゃる水野シェフですね!

なんだかあまりにもスケールが大きすぎて、語り忘れているところが
ありそうですが・・・気付いたら後で追記しますね^^;

 
今回新しく設けられた水野シェフ渾身のショコラ部屋。
CELLAR DE CHOCOLATにつづきます・・・