マロン3姉妹をいただいた後は、ショコラの定番&新作のショコラブラザーズを!
1月にミルフィーユ・ショコラが登場したら、
ピラミッドもあわせて、ショコラ4兄弟をいただくなくっちゃ♪
●オペラ
和素材×伝統フランス菓子といって、
真っ先に思いつくのが、このグルニエさんのオペラなんです。
和素材がフランス菓子に見事に融合されている逸品で、
数あるオペラの中でも、かなりお気に入りで(*^^*)♪
トッピングの2粒の小豆以外にも、
コーヒークリームの中に、ぷりっと炊かれた小豆がコロン。
正方形というフォルムも珍しいですよね。
どこか和菓子を彷彿とさせる(きんつばのよう)凛とした佇まい。
断面の端整な美しさも秀逸です。
ショコラ×キャフェクリームの濃厚な甘味と小豆の優しい甘み。
洗練された上品な甘味のグラデーションに
小豆特有の渋みがプラスされ、
和の侘び寂を髣髴とさせる香りが、鼻腔からぬけていきます・・・
噛みしめるほどに、和仏の不思議なマリアージュが
お口いっぱいに広がる幸せ(*^^*)♡
シェフの温かいお人柄を感じさせる、優しく奥深い、
京都をイメージさせる和テイストを秘めたオペラに仕上げられています。
たった数粒の小豆が、想像以上に味わい深い遊び心をプラスしてくれています♪
小豆×オペラ・・・
こんなにも不思議な和仏のマリアージュに京都で出会えるなんて・・・
是非、お薄や玉露とともに味わっていただきたい、
和菓子にも負けない京風情緒あふれる逸品です。
●ショコラ・オ・リ
リサイクル可能な陶器に入ったプティポット。
去年もこの時季には、クレーム・ショコラのプティポが登場していましたが・・・
今年はお米を加えてさらなる進化系に!
プチ・ガトーのトッピングには、中に使われているフルーツを
使われることがよくあるので、このポン菓子は、
中にお米が使われていることを表現されているんでしょうね。
このプティポシリーズのお約束・・・蓋のショコラをパリンと割って
中のクレームと混ぜていただかないといけないんですが・・・
(前回のフローマージュのプティポは、ショコラの裏に胡椒が忍ばされていたけど、
今回は何も付いていないようだわ!)
そっと蓋をはずして中を覗いてみると・・・
ショコラの中に、しっかりと粒々感の残るお米の姿を確認できます。
このお米は、西原シェフの出身地である岡山産の朝日米を使われていて
牛乳とバター、そして少しのお塩で炊き上げられているそう。
さらにスプーンを入れると・・・
とろっとクリーミーなアングレーズソースがたっぷりと顔をのぞかせます。
なんて瑞々しく、なまめかしいテクスチャーなのかしら・・・
カップに入れることで、このぎりぎり限界の質感を保つすることができるんですね。
このお菓子は、もちろん全層一緒に味わって!
とろりとなめらかなアングレーズと、
むにゅっお米の歯ごたえを感じるショコラのクレーム。
それぞれの異なる甘みが相まって、やさしくも芳醇なハーモニーを醸しだしています。
初めていただく食感バランス!
お米を炊いたお菓子というと、リ・オ・レが有名ですが、
甘く離乳食のような食感が、なかなか日本人には受け入れられにくいですよね。
主食であるがゆえに、かえって甘味がプラスされた
お菓子として食べるという習慣がないからなんでしょうね。
このプティポも、お米の美味しさを味わうというよりも、
お米の粒々感が食感アクセントとして生かされているように感じます。
お米をひとつの製菓素材として、色々にアレンジされた
お菓子が登場するといいなぁ・・・♪
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店名:パティスリー・オ・グルニエ・ドール
住所:京都府京都市中京区堺町通錦小路上ル527-1
電話番号:075 - 213 - 7782
定休日:水曜日(祝日の場合は翌日休) 月1回火曜日
営業時間:11:00~19:00