スイーツ巡り講座 ☆ サロン・ド・テ・ジャマン-1 @ よみうり神戸文化センター | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ



スイーツ巡り講座@よみうり神戸文化センター
5月は、
サロン・ド・テ・ジャマンさんにて開催させていただきました。

ジャマンさんに初めて来店される生徒さんも多かったので
このジュエリーショップのようなショーケースにうっとり❤
講座後はたくさんのケーキをテイクアウトされていました。
今回はこの素敵なショーケースから、お好きなケーキを一つ選んでいただける
menuもあったので、皆さんにじっくりと眺めていただけてよかったです。

初夏を感じさせるちょっぴり涼やかなアシェット・デセールを
コース仕立てで作っていただきました。

 
 
 


 
グレープフルーツのフラン

まずは、アヴァンデセールから。
アヴァンはパンナコッタにソルベを添えてくださることが多いので、フランは初体験かも。

フランってなんですか?という生徒さんにプリンのような茶碗蒸しのような…
シェフに聞いてみてね、と言うと・・・シェフも茶碗蒸しのような・・・って^^;

生クリームではなくグレープフルーツジュースで作られたフランは、
爽やかな酸味とほのかな苦みが効いていて美味しい~。

デコレーションにはピンク&ホワイトのグレープフルーツと、
コアントローとグレナデンシロップに1週間ほど漬け込んで紅色に色づけしたオレンジ。
そしてほわっと軽やかな口溶けでミルキーなシャンティを添えて。
オレンジのチュイルには、エストラゴンがはりつけけられています。
 
アヴァンデセールながら、手の込んだ美味しさに溢れた一品。
ひと皿目にして、お口の中に爽やかなそよ風が吹き抜けました。

 
 
 
 


 
私は端っこのお席でいいよ~って言ってるのに、
先生は真ん中でみんなと話してくれないとダメ!って
無理やり中央のお席にされちゃったので(笑)
写しに行くのが大変だったんですが・・・

宿院シェフが、次のアシェットデセールをご準備くださっています!
ミルフィーユもこれだけ並ぶと圧巻ですね。

 
 
 
 



●パッションフルーツのジュレとピスタチオクリームのミルフィーユ仕立て

水を使わず生クリームを加えて焼き上げられたフィユタージュは、
バターのコクだけでなく、生クリームのミルキーなコクもプラスされ旨みがUP!
テイクアウトは絶対に無理!なほど、浮かせ気味にサックサクに焼きあげられています。

間には、緑色が鮮やかで綺麗だから!ということで使われている
ナッティで香り高いピスタチオペーストをパティシエールとシャンティでのばし
キルシュの香りを効かせたクレームとラブリーな苺、
そしてプルンと揺れるパッションフルーツのジュレがサンドされています。

 
赤、緑、黄色と目にも鮮やかなミルフィーユ。 
フィユタージュとクレーム、ジュレ、苺の食感のアンサンブルが楽しく、
各層の甘み、酸味、香ばしさのハーモニーも絶妙な一品。
ピスタチオのクレーム初体験の生徒さんも大感激の美味しさでした♪

このミルフィーユ・・・どうやって食べたらいいんですか~?と生徒さんに聞かれたんですが、
私は一番上のフィユタージュをはがして、まず下層をカットしてから
最上層のフィユタージュもカットして添え、全層一緒にパクッ♪
大きなお口を開けても、全層一緒に味わわないと
シェフが表現したい美味しさは伝わってこないから。。。

 
 
 


 
そして添えられているのはヴェルヴェンヌのソルベと
パッション&マンゴーのソース(ランクドシャは折れちゃってごめんなさい)
フレッシュのヴェルヴェンヌをこの講座のために仕入れてくださったそうで
(ありがとうございますm(_ _)m)
香りのやわらかさと広がりが、ドライとは全然違うんです!

宿院シェフ十八番のエアリーで冷たさを舌に直接感じさせないソルベ。
その中でもこのヴェルヴェンヌは今までにない新鮮な美味しさ。
香りの余韻の広がりが、このうえもなく上品な爽やかさ・・・❤
ハーブティーを飲む以上に、お口の中が清々しくリセットされました。

もう少しこのフレッシュのヴェルヴェンヌが残っているそうなので、
運のいい方は、このソルベに巡り会えるかも?!
リッツカールトンの「ラ・ベ」にいらしたときは、館内でハーブを育てていたそうで、
オーダーが入ると急いでスタッフさんが摘みに走られたんですって。
さすがリッツ。。。細やかな心遣いが全てに行き届いているんですね。

 
つづきます・・・