ガトー・ピレネー ☆ オーボン・ヴュータン | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ



ライターのIさんがお取り寄せをしてくれて、
オーボン・ヴュータンさんのガトー・ピレネーを
みんなでワイワイ食べる会@モンプリュが開催されました。

参加者は、サ・マーシュの西川シェフ、菓子sパトリーの田中シェフ、
イグレックプリュスの多田シェフ、ブロードハーストマダムのあつこさん・・・
と聞いていたんだけど、他にもライターさんなどなどが集まって
総勢20名以上+モンプリュの皆さんで30名以上はいらしたかと。

でもそんな大人数のパーティーに相応しい、素晴らしき河田シェフの逸品でした(*^^*)☆

 
 
 


 
それでは箱をオ~プ~ン♪ 
あまりの箱の大きさに、開ける前から大撮影大会になってましたが(笑)
オープンすると、オ~~~ッと全員から歓声が♪

高さが60cmもあるんですよ!
でも箱の中にはこのように紙が詰められていただけで・・・
よく倒れることなく、折れることなく届いてくれました。。。

だけど比較対象がないと大きさが伝わらないですよね。

 
 
 


 
えっと・・・この写真で大きさが伝わりますでしょうか^^;

高さ60cm、直径は10~18cmです。

 
 


 
1850年代からピレネー地方に伝わる薪で焼いた薪形のお菓子ガトー・ピレネーを
河田シェフが出会われた頃の懐かしい思い出と共に復元されたそう。

箱を開けた瞬間に、バターの香りとオレンジの香りがふうわり・・・
 
ユキちゃんの家って、焼き菓子の香りがする~♪
と昔お友達に言われたことがあるけど・・・
毎日この甘い香りに包まれていられたら、どんなに幸せなんだろう❤
と思わせるふくよかなバターと爽やかなオレンジの香り。。。

 
 
 



ランダムなでこぼこフォルムがなんとも愛おしく、
真っ白なグラス・ア・ロの雪が美しく降り積もっています。。。

バケットもクロワッサンも端っこ好きな私は、このでっぱり部分を
つまんで食べちゃいたい衝動を抑えるのが大変で^^;
でもつまんでも潰れることのないしっかり芽でした。

  

 


 
下からもあおってみました~(^^)v
 
となると、上からも覗いてみたくなるのが人間の心理というものですよね。

 
 



 
私では全然背が届かなかったので、村田さんに撮ってもらいました~m(_ _)m

  

 


 
何度も繰り返し拝読している 「伝統こそ新しい」 (河田勝彦著)と一緒にぱちり☆

こちらを読んでからいただくと、このお菓子に対する興味がさらにUPして
一層美味しくいただけると思いますよ。

「別名ガトー・ア・ラ・ブロッシュ。ア・ラ・ブロッシとは串焼きの意味。
芯棒に巻きつけて焼くその影は、岩山、あるいはもみの木を思わせる。
バスク地方、ピレネーの山奥でつくられていたもので、
いま自家製でつくっているところはほとんどない。」(伝統こそ新しい参照)

河田シェフが一番美味しいと思われるオレンジの皮のコンフィ入りのレシピは、
1850年頃に書かれたある菓子職人のレシピなんだそう。

  
 

 


 
シェフ達もいつになく興味深そうで、なんだかとっても嬉しそう♪
でもワクワク心を抑え気味に・・・
だけどやっぱり、とってもはしゃいでいるご様子でした(*^^*)♪

 

 



さすが~♪ ちゃんと斜めにスライスされています!
こういうしっかりめタイプのバウムクーヘンは、
斜め1cmぐらいにスライスするのが美味しい食べ方なんですよね。

 
 


 
およそ14層。焼成には2時間以上かかるそう。

生地をかけ、少し乾いて落ちなくなったら火にかざして全体に焼き色をつける。
生地がなくなるまでこの作業を繰り返していきます。 
いわゆる日本のバームクーヘンのように、表面を平らにならしていかないので
層の厚みがこんな風にランダムになるんですね。
ひとつひとつ丁寧に作られた、手作りならではの温もりが伝わってきます。。。 

 
 

 


 
外側はサクッと固めで軽やかな食感、内側は噛みごたえはあるのに
しっとりとやわらかな食感とダブルの食感が楽しめます。
私も色々なバウムを食べてきたけど、こんな食感は初体験かも!?

バウムクーヘンというと、口中の水分が取られるイメージがありますが、
こちらは不思議といくらでも食べらるテクスチャー。
(このカットを7~8枚は食べちゃいました・・・晩御飯前なのに^^;)
オレンジの酸味と塩が効いているので、食べ飽きることがないのかな。 

シェフの皆さまはも、やっぱり美味しいな~、凄いな~と大絶賛。
俺らも作ってみようか!?という冗談とも本気ともつかない話までも!
でも稼働していないバームクーヘンの機械が近くにあるんですよね~。
もしかしたら近いうちに、実現するなんてことも^^;

 
 
 


 
気付くとここまで一気に食べちゃってました。
太い下部の方がふんわりしているのかと思ったら、
意外にも細い上部よりもみっちりと固い食感。
より火に近いからって結論になったけど・・・そうなのかな?!

こちらは60cm 18900円の大サイズ。30cm 4300円の小サイズもあります。
(どちらも数日前に予約が必要です)

 
私がスイーツ講座を始めたきっかけも、一人では食べられない大きなお菓子を
スイーツ好きな人でワイワイ言いながら、シェアして食べられたら楽しいだろうなぁ。。。
という思いからだったんですが、やっぱりとっても楽しく盛り上がりますね♪
美味しいお菓子は、自然と人を笑顔にし、人と人との心を繋ぐ
コミュニケーションツールの役目を果たすということを改めて感じました。
 
このような機会を与えてくださったIさん、そしてこのガトー・ピレネーの他に
たくさんのお菓子やパンをふるまってくださった林シェフ&西川シェフ、
そして遅くまで飲み物のサービスやお片付けをしてくださったモンプリュスタッフの皆さん、
本当にありがとうございましたm(_ _)m

こんなに楽しいパーティーになると分かったら、これから私、
みんなで分けて美味しく楽しいお菓子を色々探しちゃいそうですよ~^^;




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店名:オーボンヴュータン
住所:東京都世田谷区等々力2-1-14
電話:03-3703-8428
定休日:水曜日
営業時間:9:00~18:30