第2回軽井沢スイーツ博コンクール2009 ☆ 1日目 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
 
 
 
軽井沢ホテルブレストンコートでは、8月3日~6日、
今年で第4回目を迎える軽井沢スイーツ博が開催されました。
今年のテーマは「スイーツ・ガラ・パーティ」。

そしてこのスイーツ博に先立ち今年も、7月30日~31日に
第2回軽井沢スイーツ博コンクール2009が開催されました。
スイーツ博初日の初回に、コンクール結果が発表され、
グランプリ作品が決まるという趣向になっています。
(昨年の第1回の様子はこちら へ)

 
今年の審査員を務められたのは、昨年に引き続き、
軽井沢ホテルブレストンコート総支配人長屋晃史氏、
料理飲統括ディレクター梶川俊一氏、総料理長浜田統之氏、
「パリ・セヴェイユ」金子美明シェフ、「ラ・ヴィエイユ・フランス」木村成克シェフ、
「エーグルドゥース」寺井則彦シェフ、「ル・ポミエ」フレデリック・マドレーヌシェフ。
さらに今回は、食への造詣が深いことで知られる
俳優の辰巳琢郎氏(「琢」の字は正しくは、点の入る旧字体です)と
マーケティングがご専門の、専修大学商学部教授の見目洋子氏に加わっていただき、
より広い視野からの審査が行われました。
 
 
残念ながら、コンクールとスイーツ博の間の日数があいてしまうので
私は2年連続、コンクール取材のみにしかお伺いできなかったんですが、
来年はその期間に軽井沢避暑でも楽しめたら?!
・・・なんて実現するはずがありませんよね。
軽井沢オンシーズンにお伺いしながら、残念ながら
今年も軽井沢Lifeは全く堪能できず仕舞いでした★

 
 
 
 


 
こちらのコンクールは、製菓学校生を対象に、パティシエの金の卵の発掘、
育成することを目的として昨年より開催されています。
そして、課題食材を生産している農家を訪れ、
自分の作品に合った素材を自分で吟味し、自分で摘み取るという
これまでのコンクールに無い特徴を持っています。
今年は107通の応募があり、6名が決勝実技審査に進みました。

今年も課題食材は、昨年同様ブルーベリーで、
長野県南佐久郡佐久穂町の由井農園さんにご協力いただきました。

 
 
 
 

     

 
甘さ、酸味、熟成度などが品種により異なるブルーベリーの中から
選手自身が考えた作品に最適な品種のブルーベリーを摘み取っていきます。
作り手にとって重要な「素材を見る眼」を養うなど、
普段体験することがなかなかできない貴重な勉強の場ですね。

今年は由井農園さんの9種類のブルーベリーと
比較対象としてアメリカ産のスーパーのブルーベリーの
計10種類が用意されました。
(残念ながらデュークは、天候や動物被害のために収穫できなくなったそう)

こんなにたくさんのブルーベリーを食べ比べることは勿論、
ブルーベリー摘み初体験の選手の皆さんは、
期待と不安の入り混じった表情で、由井さんの説明を聞いていました。

今年はスズメバチが大量発生しているとのことで、その対策も伝授!
(私はあまりに大きなスズメバチが怖くて・・・全く木に近づけませんでした(涙))

 
 
 
 






 
昨年は「猿でも分かるブルーベリー講座 」という楽しい紙芝居が
があったのに・・・今年は行われず、残念★

このようにして食べ比べると、味や熟し方の違いがよく分かるんですが、
実際自分の作品にどのブルーベリーが適しているかを見極めるのは
とても難しいことですよね。

シェフの方々のお気に入りは、ほぼ一致していたので、
やはりお菓子向きのブルーベリーの品種というのがあるのでしょうね。
生食で食べて、甘く果皮が柔らかいものとは異なってきます。
 
昨年このコンクールの審査員を務められたシェフの皆さんは、
こちらの由井農園さんのブルーベリーをとても気に入られて、
お取引を始められたシェフもいらっしゃるんですよ。
(昨年はシェフの方がブルーベリーの食べ比べに真剣になられていた気が!?)

それだけ美味しいブルーベリーを、私も心ゆくまで食べ比べさせていただきました♪

 
 
 
 




 
それでは、腰に籠を巻くというブルーベリー摘みスタイルになって、
いよいよ収穫スタートです!

ちょうどこのコンクール期間前後は雨が多かったんですが、
選手の皆さんの日頃の行いが良いせいか(笑)
この収穫時間中だけは、なんとか雨がもってくれて良かったです。

ホテルに帰った後、くじ引きで厨房内での作業場所が決定されるんですが、
昨年の経験上、この作業場所が意外に大きく影響した気がします。

 
 
 
 





夜はホテルブレストンコートにて、懇親会が開催されました。
昨年は野外でバーベキュー だったんですが・・・
(永井シェフに焼いていただいたお肉・・・美味しかったです♪)
今年は優雅な雰囲気の中、審査員も務められている
ブレストンコート総料理長浜田統之シェフの素晴らしいお料理を堪能させていただきました。

せっかくホテルブレストンコートさんにお伺いしているので、
浜田シェフが料理長を務められるメインダイニング「ノーワンズレシピ」で
是非美味しいお料理をいただきたいなぁ・・・と思っていたのですが、
コンクール中はなかなかその時間がなくて・・・
だから思いがけず、浜田シェフの素晴らしく美味しいお料理を
堪能できる機会に恵まれて、本当に幸せでした(*^^*)♪

最後の杏のタルトには、私も一昨年の「軽井沢スイーツ博」でいただいた
小山農園さんの杏がたっぷり。
金子シェフは、この時に使われた小山農園さんの杏
今もお店でコンフィチュールなどに使ってらっしゃるんですよ。

 
宴もたけなわの中、1日目は終了です。
昨年は決勝実技審査が、1日目、2日目に分割されていたんですが、
今年は2日目の午前中から午後にかけて6時間、
一気に行われることになりました。

選手の皆さん、いよいよ明日が本番です! 頑張ってくださいね!
 
2日目につづきます・・・