ガレット・デ・ロアの季節に突入する前に・・・
やっとシュトーレンを食べ終わったので、今年の（昨年の？）お気に入りをご紹介❤
（ちょっぴり季節はずれですいません・・・でもカロリーがかなり高めなので
さすがにちょっと自粛して、普通のケーキを食べつつ、ちびちびと食べてました＾＾；）
2007年のクリスマスは、東京でクリスマス焼き菓子試食会 に参加して
43種類ほどのシュトーレン＆ベラベッカ等をいただいたので、
今年はおとなしく10数種類だけに・・・
その中でも、お気に入りだったシュトーレンを
パティスリー、ブーランジュリー、各1種類ずつご紹介しますね。
パティスリー部門のお気に入りは、パティスリー アカシエさん。
アカシエさんの店頭にあったシュトーレンの説明によると・・・
≪クリスマスを告げるお菓子≫
シュトーレンはもともと、ドイツ・ザクセン州のドレスデンが発祥の地で、
その起源は14世紀までさかのぼるともいわれる伝統菓子です。
ラム酒やブランデーなどに漬けておいたドライフルーツやナッツを
小麦粉やたっぷりのバターと一緒に練りこんで焼いたパンですが、
普通のパンと違って、かなり重くて日持ちがするのが特徴で、
パンというよりは焼き菓子に近く、パン菓子と言った方が正しいかもしれません。
また上にたっぷりと振りかけられている砂糖が生地を守ることで、熟成され、
味や香りがじんわりと染み込み、よりおいしさが増していきます。
そもそもシュトーレンとは「坑道」という意味で、トンネルのような格好を
しているためにこの名前がつけられました。
そして特徴的なこの形と表面にたっぷりと振りかけられた粉砂糖が産着でくるまれた
幼子イエスを表していると言われています。
この時期ドイツでは、「街中がシュトーレンを焼く甘い香りに包まれることが、
クリスマス到来の合図」と、言われるくらいなくてはならないお菓子で、
日持ちがすることから“クリスマスを待つためのお菓子”とも言われています。
私が購入した小サイズの他に、ゴージャスな木箱入りの大サイズも。
シェアする相手がいたら、絶対あちらが欲しかったなぁ～。
興野シェフは、ドイツ・アンデルセンで修行された某シェフに
シュトーレンの根本を教えていただいたそうで、
そのルセットを変えずに、素材を変えることで自分の味を見つけようとされたそう。
シュトーレン、どんな感じですか？って聞いたら、
去年より断然美味しくなってますよ～！ってご満悦のご様子でしたもの♪
去年はパンよりの少し軽めの食感だったので、
今年は生地にマジパンを練りこんで、さらに棒状にも入れてと
マジパンを増量してしっとりとした食感を目指されたんですって。
去年30種類ほどのシュトーレンを食べ比べた結果、
私はパティスリーさんのリッチな質感のシュトーレンが好きなことが分かったので、
きっとこのシュトーレン好きだろうなぁ・・・とこのとき直感☆
真っ白な粉糖が、こんなにみっちりとまぶされている
美しきビジュアルのシュトーレンに出逢ったのも初めてですもの❤
本とにみっちりで、握っても全く崩れないんです。
大ぶりのヘーゼルナッツと、サイコロ状のメロン、オレンジ、レモン、レーズンなどの
ミックスフルーツに、さらにドライクランベリーで酸味をプラス。
しっかりとフルーツを食べている感覚を表現したかったんだそう。
断面の半分ほどがフィリングで埋めつくされている断面を見ると、嬉しくなっちゃいます♪
お酒はネグリタラムを香る程度に効かせて。
アーモンドは、スペイン産のビター臭の強い種類をセレクトされているそう。
興野シェフは、アーモンドもお菓子によって5種類を使い分けてらっしゃるんですって。
このしっとりとリッチテイストのマジパンが、かな～り美味しかったです（＊＾＾＊）❤
このシュトーレンは、バターに漬けて、グラニュー糖＆粉糖をまぶし、
2週間熟成させて、さらに粉糖をまぶして完成させるそうなんですが・・・
実は私・・・シュトーレンの周りにまぶされている粉糖があまり得意ではないんです。
でもアカシエさんの粉糖はサラサラで、お口の中でスッと溶け消えちゃうので
素材のひとつという感覚で、美味しくいただけちゃいました。
これぞパティスリーさんのシュトーレンという、とてもリッチテイストでありながら、
生地とマジパン、フィリングの一体感が素晴らしいので
スーっと体内に溶け込んでいく感じ・・・そして後味のキレのよさ。
かなり私好みのテクスチャーのシュトーレンでした❤
お店に伺ったことがある方なら、お分かりになると思いますが、
興野シェフとマダムは、本とにとっても仲良しカップルなんですよね❤
私がお伺いすると、わざわざ関西から・・・っていつもお二人で
お話してくださるんですが（お忙しくない時間帯を選んで私もお伺いするように！）
シェフは必ずマダムに、ねっ！って同意を求めるんです！
本とにとっても素敵で、理想的なご夫婦像❤
そんなお二人は、お休みの日にクリスマスのオブジェも一緒に探しに行かれたそうで、
ツリーもトナカイちゃんも、サンタさんも可愛いでしょ～♪ とお気に入りのご様子。
実はこのトナカイちゃん、犬のオブジェに角？と帽子を付けてトナカイにしたんですって。
あっ、本とだ～（笑）
ちょっぴり季節はずれなんですが、写真を見ていたら書きたい衝動にかられちゃいました（笑）
この訪問時、他にもたくさんケーキをいただいたんだけど、
記事を書くタイミングを逃しちゃってて・・・
でももうすぐまたお伺いできるので、その時に合わせてご紹介しますね（＊＾＾＊）♪
上京自粛かなり辛いです～（って、まだ1か月半だけど・・・）
エピファニーの前日も、東京の某シェフと電話でお話していたら、
あれっ？明日のサロン・ド・ガレット・デ・ロワ来ないの？って・・・＾＾；
えっと、一応関西在住なので・・・（笑）
他にも、このサイトを通して、関西でのお仕事の依頼をいただいたんですが、
お会いしたら、私を東京在住だと思っていたとのこと・・・
でもそれって毎月通ってきてってことだったのかしら？！
最近東京ネタ、そんなに書いてないはずなんだけどなぁ・・・
話はそれちゃいましたが・・・ブーランジュリーのお気に入りに続きます・・・
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店名：パティスリー・アカシエ
住所：さいたま市浦和区仲町4-1-12 プリマベーラ１Ｆ
電話：048-877-7021
定休日：水曜
営業時間：10:00～19:00