[JR大阪三越伊勢丹オープン ☆ 海外編 -1
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[JR大阪三越伊勢丹オープン ☆ 海外編 -2
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[JR大阪三越伊勢丹オープン ☆ 国内編 -1
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[JR大阪三越伊勢丹オープン ☆ 国内編 -2
]
5月2日のプレス内覧会。私が真っ先に向かった先は・・・
フードコレクションコーナーに10日まで出店されていたケ・モンテベロさん。
「エヴァンよりもエルメよりも先に、まっしぐらに来たんだよ~」と言うと、
「え~っ、ほんとですか~^^;」と橋本シェフ。
それから40分・・・誰にも邪魔されずお話することができました♪
なぜ今回このオープニングのウィークリー催事を引き受けられたのか
以前におうかがいしたことがあるんですが・・・
百貨店側も自分達店側も、みんなが初めて尽くしのことに
自分もチャレンジしてみたかったからとのこと。
橋本さんらしい(?!)男気ですね^^;
マダムの笑顔の接客もほんとに素晴らしいです♪
今回登場した新作&限定&復活ガトーはこちらの4種類。
●ランタンシオン
JR大阪三越伊勢丹限定ガトー。
ランタンシオンは仏語で「意図的な」という意味だそう。
橋本シェフのお菓子には珍しいパリン♪としたホワイトチョコレートのコーティング。
モルトパフが入りで、サクッ♪と食感のアクセントになっています。
ボンボンショコラ同様薄く上がけされているので、邪魔にならない美味しさです。
中は、シトロン(レモン)風味のムース・オ・ブール。
シトロンを皮ごとブレンダーにかけ、コンフィチュール状に炊いたものを
クレーム・オ・ブールと半々で合わせているので、シトロン感がフォルテシモ!
シトロンの酸味が、キュンキュンと弾ける感じ♪
でもそんなにたっぷりのシトロンを加えたら分離してしまうのでは?と思ったら、
この分離したテクスチャーを表現したかったそうで、お口に入れるともろもろっと崩れ、
バターもたっぷりと入っているのに全く重くないんです。
センターにはミルティーユ(ブルーベリー)のクレーム。
大粒で、水っぽくないミルティーユのホールを入手したので
使ってみたそうなんですが・・・
冷凍ミルティーユってどうしても水っぽくなってしまうんですが、
こちらはしっかりとミルティーユの甘く瑞々しい果実味が活きています。
底にはキャネル(シナモン)風味のビスキュイをしいて。
ホワイトチョコレートは、独特の甘みが苦手という方も多いと思いますが、
このランタンシオンはシトロンの酸味、それと共鳴するミルティーユの甘酸味、
そしてキャネルのスパイシーな香りとホワイトチョコレート特有の甘みが
見事なハーモニーを奏でています。
橋本シェフの意図的な組み合わせが、見事功を奏したという訳ですね!
●アルドゥール
アルドゥールは仏語で、情熱・熱意という意味。
散りばめられたビタミンカラーのフルーツからイメージされたネーミングなのかな。
メイプル風味の生地は、バターケーキにメレンゲを加え少し軽めの食感に。
クレームはバナナのムースリーヌ。
クレーム・パティシエールベースで、もったりとしたテクスチャーに仕上げられています。
そしてなんと言っても、この生地とクレームの食感のバランスが絶妙なんです!
さらにTOPのシュトロイゼルがサクサクと軽やかな音感を添えています。
クレームの中には、コンポートしたスペイン産のアブリコをたっぷりとイン。
でもこのアブリコは香りはとってもいいんですが、
酸味がやや弱いということでグロゼイユをプラス。
キュン♪とポイント的な酸味として存在感を発揮しています。
メイプルとバナナというと子供っぽい組み合わせになりがちですが、
アブリコやグロゼイユの酸味、そして食感のコントラストの妙によって
見事にフランス菓子に引き上げられているガトーです。
つづきます・・・