トゥジュール@岩美 初訪問! | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ




念願のトゥジュールさん@鳥取・岩美にお伺いしてきました!
相変わらず名乗り出せないまま失礼しようかと思っていたら・・・
思いがけず薪の話から始まり、最後には厨房までご案内くださって。
とっても素敵な(関西ご出身の)シェフとマダムでした(*^-^*)

鳥取砂丘から浦富海岸の方へ車を走らせること10分。
ナビに住所は入れたものの、ほんとにこんな場所に?!と不安になってきた頃、
のどかな緑の風景の中に小さな集落が見えてきて・・・
ポツンとたたずむ1軒の可愛らしい建物の黄色い壁に、天秤のロゴを発見!









店名の「TORJOURS(トゥジュール)」は、フランス語で「永遠に、まだ、ずっと」という意味。
オーナーシェフの稲木稔さんは、鳥取県に隣接する兵庫県新温泉町のご出身で、
東京、北海道、大阪などで修業を重ねられた方です。
「それなのになぜこの場所にお店を?」とおうかがいすると・・・
ノルマンディーのオーベルジュのように、
薪を使った昔ながらのお菓子作りをできる場所を求めて、
街ではなく自然に囲まれた山陰地方のこちらを選ばれたそう。

実はこの日が初訪問。
午後の早めの時間にお菓子が売り切れることもあるとうかがっていたので、
今の時季のプティガトーと、ガトー・ア・ラ・ブロッシュを
予約しようとお電話をしたところ、残念ながらこの日は
カットしかないとのことでしたが予約しててよかった~。
私が到着した時には、予約していたお菓子は全て完売していました。










店内に入るとすぐ左手に、パンと焼き菓子の平台、奥にショーケース。
右手には焼き菓子の棚が置かれています。
この日はクグロフとガレット・ブルトン、メロンパンも登場していたのですぐにキープ。










さらに焼き菓子も一つずつ…と思ったら、棚にアニョー・パスカルの型と、なんと・・・
ラクソンさんのビスキュイ・ドゥ・サヴォワの型を発見!!!
実はまだ焼かれたことはないそうなんですが、
コンフィチュールと一緒に販売予定だそうです。
お取り寄せもできるようになるといいなぁ。










プティガトーは4種類お願いしたら、こんな風に素敵なトレーに盛り付けてくださいました。
北海道・美瑛にあるGoshさんの美味しい珈琲と一緒に。
 
シャルロット・ポワールは、キュイエールがしっかりと焼きこまれていて
カリッ、ふわっと心地いい音感♪
ほわっとなめらかに口溶けるポワールのムースが、やさしく芳醇に香り立ちます。
最初にこのお菓子をいただいたんですが・・・
ひと口いただいた瞬間に、シェフのお菓子の方向性を感じ取れた気がしました。

定番のレチエは、クリームチーズのねっとりと濃厚なベイクドチーズケーキの上に、
クレームドゥーブルを使ったミルキーでコクのあるムースを重ね、
スポンジのクラムで覆った2層構造のチーズケーキ。










ババ・オ・フリュイの夏バージョンは、桃とフリュイルージュ、
ヴェルヴェンヌの組み合わせに、キルシュの香りを纏わせて。
とってもエレガントな香りのマリアージュにうっとり♡

モンブランは、カカオとノワゼットのタルトに大粒の渋皮マロン。
クレーム・シャンティ、パティシエールの周りに、仏産マロンクリームを絞って。
ナッティに香り立つしっかりと焼きこまれた土台と、
ほわっとエアリーに口溶けるクレームのコントラストが素晴らしい一品。

えっと・・・長くなりそうなので(←今さら?!)焼き菓子などは別編で。