スイーツ巡り講座 ☆ シャルルフレーデル -3 @ よみうり梅田文化センター | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
シャルルフレーデル -1
シャルルフレーデル -2







・パスティス・ガスコン(ガスコーニュ)
 
フランス南西部 ガスコーニュ地方の地方菓子。
アルマニャックの生産で知られ、その名の由来となった
アルマニャック地方はこのガスコーニュの中央部一帯を指します。

パスティス・ガスコンは、薄くのばしたパータフィロ生地で
アルマニャックに漬けたリンゴ、クレーム・フランジパーヌ、
クレームを包み込んだお菓子。
今回門前シェフは、バラバラにして再構築した形に。

生地は透けるように薄く薄く伸ばしてキャラメリゼし、
パリン♪と儚い食感に焼き上げられています。

アルマニャックに漬け、ソテーされたリンゴは、香り高く美味。
バターのふくよかな香りとリンゴの酸味、アルマニャックの華やかな香りのマリアージュ。
シンプルながら、食感のコントラストを楽しめるお菓子です。

  

 
 


 
・そば粉のガレット キャラメルソース添え(ブルターニュ)

フランス北西部に位置するブルターニュ地方は
英仏海峡と大西洋に突き出た半島。
加塩バターやシードル等の産地で、そば粉を使ったクレープ(ガレット)も
名物料理として有名です。

こちらは、洋梨のソテーをそば粉のガレットで巻き、
塩バターキャラメルソースをたっぷりとかけて。
そば粉のガレットも、塩バターキャラメルも好きなので
もっと大きなサイズで食べたい一品でした。

  

 
 



・ゴーフル(フランドル)

ベルギーとの国境に近いフランス北部地方のフランドル地方。
ベルギー生まれのゴーフル(ワッフル)は、この地方でも 銘菓として知られています。

今回作ってくださったゴーフルは、普通ワッフルという言葉から想像される
甘さ控えめのサクッ、ふわっとした食感の長方形の格子模様の生地に
ソースやクリームなどを添えるブリュッセルワッフルや、
しっかりとした食感の楕円形の格子模様の生地で、中にパールシュガーが
入っているので甘みもしっかりとあるリエージュワッフルとは
少し異なるイメージかな。

私は昨年パリでこのタイプのゴーフルを食べて大ファンになったんですが、
楕円形の格子模様の生地を薄くしっとりと焼き上げ、
真ん中から2枚に分けて中にクリームを挟むタイプの
フランス北部リールにある「メール」というお店発祥のゴーフルです。

私が食べたパリのお店 オー・メルヴェイユのゴーフル は、
カソナードを加えた少しジャリジャリとした食感の
バタークリームにラム酒が効かせたものをサンドしていましたが、
こちらはゴーフル生地の下にシェフのお十八番
プラリネクリームが隠れています。

このタイプのゴーフル、もっと日本でも広まるといいなぁ。。。

   

 
 

 
・ヴォルビックのジュレ(オーヴェルニュ)
 
日本でもおなじみのミネラルウォーター ヴォルヴィックは
フランスの中南部に位置するこの地方(ピュイ・ド・ドーム山)で
採水されたもの。

そのヴォルヴィックにを固め、ミントの香りを添えて。
お砂糖も何もはいっていない純粋なミネラルウォーターのみの状態なので、
水でお口を漱ぐかのように、箸休め的な感じでいただきました。

 
まだまだつづきます・・・