パティスリー ラクロワ -1 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ



2011年9月、兵庫・伊丹の酒造通り沿いにオープンしたパティスリー ラクロワさん。
オーナーシェフの山川大介さんは、高校卒業後大阪の洋菓子店で基礎を学び、
大阪の「なかたに亭」で本格的なフランス菓子を習得。
その後さらに本場のフランス菓子を学ぶべく渡仏し、「ルソー エ スール」で修業を積み、
帰国後東京の「レピキュリアン」、名古屋の「ジョエル・ロブション」を経て、
2009年マダムの実家のある伊丹へ。大阪のパティスリーで働きながら
独立準備をすすめ、昨年9月この地に自店をオープンされました。

白壁に瓦屋根が続く酒造通りに突如現れる、金文字が美しく映える黒い扉。
和仏折衷の趣深い雰囲気に、扉を開ける前から胸が高鳴ります♪

 
 
 


 
コンセプトは古き良き時代のフランスのパティスリー。
18Cのヨーロッパをイメージし、重厚感のあるアンティーク調の
インテリアで統一された店内は、上品でクラシカルな雰囲気。
床はシックなモノトーンの市松模様に設えられています。

入り口を入って右手には生菓子のショーケース。
左手には焼き菓子やヴィエノワズリーが並ぶアンティークの棚。

正面の扉の奥には、お一人には充分すぎる7坪という広さの厨房があり、
小窓手前のマーブル台でケーキの仕上げを行いながら
シェフが店内の様子を見渡せるように設計されています。
(売り場は6坪ということなので、厨房の方が広いという贅沢さ)

マダムとお二人で切り盛りをされているので、お客様で混み合ってくると
シェフ自らが店頭に立たれてヘルプにまわられるお姿も。 
 

 
 
  


 
生菓子のショーケースの上にも、重厚感のあるアンティークのシャンデリアが灯され、
10種類程の美しいお菓子の姿を温かな光のヴェールで包んでいます。
 
お菓子を並べる敷板は、山川シェフのクラシカルなフランス菓子が映える黒色に。
敷板の色で、お菓子の表情が全く違って見えてくるんですよね。 

 
 
 




店内のインテリアは、シェフが滋賀のアンティークショップやフランスの蚤の市で
買い揃えられたこだわりの逸品ぞろい。
 
その中でもひと際目立つこちらの大きな棚には、 ゴールド&シルバーの
アンティークトレイの上に、沢山の種類の焼きっぱなし菓子や
ヴィエノワズリーが並べられていた・・・はずです(笑)

私がお伺いしたのは平日の13時頃だったんですが、もうすでにこのような完売状態に(涙)
種類は豊富ながら、1種類ずつの個数は少ないので出すとすぐに売り切れてしまうんだそう。
生菓子よりも焼き菓子(個包装)よりも、焼きっぱなし菓子好きさんの私は、
今度はこのゾーン狙いで伺いたいと思います!







 
ちなみにこちらが残っていた3種類。
トレイの上にポツンと置かれたプライスカードを見ると、ミルリトンやピチビエなど
魅力的なお菓子が沢山あったんですが・・・次回のお楽しみということで。

 
 
 
 

 
ギフト用のパッケージも充実。

まさに18Cのヨーロッパを髣髴とさせる黒字に金色のオシャレなロゴの入った
シックな中にも高級感溢れる素敵なパッケージ。
このロゴ・・・個人的にかなりお気に入りです♪
ウェブデザイナーをしてらっしゃる義弟さんのデザインなんだそう。 
 
右上の2つは缶なんですよ。
缶ってなんだか昔懐かしい感じで、逆に今注目されているんですよね。
このパッケージならと、ギフト需要UPすること間違いなしですね!
 
2枚目の写真に写っているショッピングバックも同じデザインで、
お菓子を購入すると、紙袋ではなくこちらに入れてくださるんです。
しっかりと丈夫な不織布なので、贈られた方も再利用できて喜ばれるでしょうね。
もちろん自分用にも!保冷バックもぜひ作ってほしいなぁ。。。

 
 
 
  




焼き菓子の中で一番気になったのがこちらのケーク オ フリュイ(いつものことながら^^;)
実はお酒があまり得意ではないという山川シェフは、こちらのフルーツケーキに
ラム酒やブランデーではなく、ドイツの最高峰の貴腐ワインを使われています。
甘美で麗しい香りにうっとり・・・ 

サレ系のアマンドって珍しいですね!とおうかがいすると、
今後サレ系の焼き菓子ももっと作っていきたい!とのこと。
サレ系のクグロフやガレットも登場するといいなぁ。。。

 
いただいたお菓子につづきます・・・