こんにちは。
夫婦問題カウンセラー行政書士のひろせゆきです。

子育て費用はいくらかかる?

からの続きです。

 

離婚するには、離婚後の生活設計を

考えておくことが重要ですよね。

 

特に子どもがいる場合は、

子育て費用が最も心配なことと思います。

 

前回の記事でまとめたように、

「インターネットによる子育て費用に関する調査

~内閣府」での、中学生の平均年間子育て費用は

1,555,567円。

 

この統計は、平成22年のものですし、

東京は、約58~72万円の差があるそうなので

実態はもっとかかると考えていいでしょう。

 

中学は受験をせずに公立に通ったとしても

避けられないのが高校受験。

 

高校を大きく分けると

公立高校か私立高校

ということになります。

 

もちろん、公立高校の学費は安く、

私立高校の学費は基本的に

高いと考えて間違いありません。

 

とはいえ、私立高校でも

全体として考えると

お得という場合があったりします。

子どもにとってのプレッシャー

塾業界にいたことがあるのですが、

何が何でも公立の高校に

入ってもらわないと困る、

私立の高校には通わせることができないと

思い込んでいるお母さんが

たくさんいらっしゃいます。

 

子どもも、お母さんから直接

「公立しかダメよ」とか

「私立は通わせられない」

と言われていることもあれば、

 

親から言われなくても

「うちは母子家庭なので、

私立には行けない」と

大きなプレッシャーで

小さな胸を痛めている子どもが

本当に多いです。

 

母子家庭に限らずですが。

私立の高校の方が安くなる場合も

大学受験まで視野に入れた場合、

私立の方が公立よりも安上がり、とか

結局あまり変わらなかったというケースが

実は意外にあったりします。

①大学受験用の補習が充実

出生率が低下し続けている今、

どの私立高校は生き残りをかけて必死です。

 

生き残れるためには、

大学合格の実績を上げるのが一番。

 

そこで、私立高校の中には、

大学受験用の塾に通う必要が全くないほど

受験用の補習が充実している

面倒見のいい高校がたくさんあります。

 

特に、「特進クラス」という受験用のクラスを

設けている高校は、

かなり大学受験に力を入れています。


比較的、新興の高校に多く、

細やかに面倒を見て

ガンガン現役合格させることで

進学率の高い高校として

生き抜いていく方針です。

 

一般的に、公立高校はそこまで

面倒見がいい高校は少ないですから

大学受験用の塾に通うことになりますよね。

中学3年から通ったとして、

塾代は何十万円もかかるでしょう。

 

毎月の月謝以外にも、夏冬の合宿や

休み中の特訓などもあるので、

年間で100万円程度かかる塾も

少なくありません。

 

一般的に公立高校は

自分で考え自分で行動する自立の精神と

自由な校風を重んじているためか

今だ、浪人も多くあります。

 

浪人となれば、予備校費が

年間100万円はかかるでしょう。

(浪人自体が悪いとは思っていません。

ただ、費用の面を言っています)

 

3年間の高校の授業料と学習塾代を足すと、

私立の方が安上がりというケースも

あったりします。

②特待生には入学金や学費免除も

私立高校の中には、

特待生制度があり、入学金や学費の免除を

している高校があります。

 

公にしていないところもありますが、

高校の説明会等の個別相談で

子どもの内申点や模試の成績を見せると、

ご提案してくれるところもあります。

 

特待生と聞くと、成績優秀者3人とか

結局はほとんど可能性はないんでしょ、

と思うかもしれませんが、

 

娘が受験した高校では

偏差値が◯以上だと、

申込先着100名まで

授業料が1年間免除というものでした。

 

しかも、都立の滑り止めとしての併願でよく、

授業料免除で申し込んでおいて

都立が受かったから辞退したとしても

OKというもの。

 

学校の難易度に応じて、

内申点や偏差値の基準が違うので、

お子さんの成績に応じた私立で

そのようなお得な制度がある

高校を探すのも手です。

 

そういう併願校を押さえられると

本命の公立の試験での

プレッシャーが減りますので、

結果、実力を発揮できますよね。


公立しかダメとプレッシャーかけるより

ずっと精神衛生上よいです。

 

ところで、私立高校に入るには、

もちろん受験をするわけですが、

中学の成績はよい成績を収めて

悪いことはひとつもありません。

 

公立に限らず、私立に入るには

中学の内申点が大きく響くことがあります。

 

内申点さえ基準にクリアしていれば

受験当日の試験でよっぼどのこと

がない限り合格を約束してくれる

私立高校も多いのです。

 

これは、本当に子どものプレッシャーを

減らして、本命の公立高校の受験に

リラックスして臨むことができるでしょう。

③大学付属高校の場合、受験はない

大学や短大が付属の私立高校には

大学受験が不要のため、

大学進学塾に通う必要はなくなりますよね。

 

浪人もないわけですから、

もし現役合格できなかった場合の

不測の予備校費についても

考える必要はありません。

 

そういう意味では、大学付属高校は

お得ともいえるかもしれません。

 

ただ、一般的に、大学付属校は

学費が高く、ゆえに裕福な家庭が多い、

という現実があったりもします。

 

特に、小学校から大学まであるような学校は

基本的に裕福な家庭が多いので、

子どものお金の使い方が違過ぎる

ということがあったりすることもあるようです。

 

実際に、シンママの友人は

お嬢さんが第一志望の都立高校に

失敗してしまって、

併願として受けていた大学付属私立に

入ったのですが、

特に小学校から私立上がりの友達の金遣いが

自分とは違い過ぎて、

早々にせっかく入った高校を

辞めてしまうことになりました。

 

例えば、部活帰りに毎日お茶をする、

ディズニーランドに行くと

お土産を買う量が半端ない、

互いの別荘に呼び合う、、とか。

 

たまたま、彼女が派手なグループに

入ってしまったということも

あるのかもしれませんし、

すべてがそういうわけは

もちろんありません。

 

公立でも、そのようなことはあるでしょう。

 

ですが、傾向として、

小学校から大学までエスカレーターの私立は

驚くような裕福な家庭が多い

傾向があるのは事実です。

 

大人にとっては、大したことはなくても

子どもにとっては大きなことでしょう。

④多様な大学推薦枠を持つ私立を探す

これは、公立でもいえることですが、

日々の学習をきちんと頑張って

よい成績を保つことができれば、

塾代をあまりかけることなく

大学推薦で進学できるチャンスがあります。

 

私立の中には、様々な大学の推薦枠を

たくさん持つ高校もあるので、

大学進学の資料をしっかり確認して、

高校1年の時点から、推薦枠を狙うよう

方針を立てるのもよいかもしれません。

⑤学費の比較的安い私立を探す

私立高校の学費は千差万別。
探してみると、驚くほどお得な学費の
高校もあったりするものです。
 
その上、塾に行かなくて済むほど
補習が充実している私立高校なら
公立高校よりも安上がりということが
なきにしもあらずなのです。

養育費をしっかりもらいましょう

いずれにしても、

子育ては本当にお金がかかる、

という結論が待っています。

 

離婚するなら、養育費を諦めずに交渉して、

子どもの成長のために

きちんと用意してあげたいものです。

 

日本では、約75%のシンママが

継続して養育費をもらえていないという

驚愕の事実があります。

養育費不払いの実態

 

 

夫が交渉に応じない、

夫と話すのも絶対にイヤ、

条件はもういいから離婚したい・・・

 

このような理由で、離婚協議書すら

作成しない夫婦も多いのですが、

養育費は、子どもの権利でもあります。

 

母子家庭の相対的貧困率は54.6%で

就労収入平均200万円!

 

このような経済状況の中、

子どもに十分な教育を

受けさせてあげられることは

可能と思いますか?

 

くれぐれも、養育費を取り決めた書面の

離婚協議書を作り、公正証書にして

とりっぱぐれのないように❗️

離婚協議書は公正証書で

ひろせゆき行政書士事務所では、

お客様のご相談に応じた上で

漏れのない離婚協議書を作成する

サポートもしています。

離婚公正証書作成の流れ

(赤字はご夫婦で行う作業)

 

①ご相談とアドバイス

②たたき台となる離婚協議書のご提案

③協議書たたき台を元にご夫婦で協議

④協議を元に、離婚協議書を修正

⑤公証役場とやり取り、調整

⑥公正証書の受取り(代理も可能)

離婚協議書のたたき台作成から

公証証書作成サポートまで行いますので、

協議離婚を考えている方は

叩き台の時点から是非お問い合わせください。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

 

<アメトピ掲載記事>

離婚後の子どもの戸籍

 

 

養育費不払いの実態

 

 

夫の不倫相手への慰謝料請求