離婚前に、離婚後の生活設計を

考えておくことが重要です。

 

特に子育てには今後いくらかかるのか、

ある程度把握した上で、

できるだけ収入のよい仕事を探すなり、

資格を身に着けて力を蓄えるなり

準備しておきたいものですね。

 

今日は、平成22年度の

「インターネットによる子育て費用に関する調査

~内閣府」の報告書をまとめてみました。

 

0歳~中学3年生までの子どもに関する

内閣府の統計です。

第1⼦⼀⼈当たりの年間⼦育て費⽤額

  • 未就園児 843,225円
  • 保育所・幼稚園児 1,216,547円
  • 小学生 1,153,541円
  • 中学生 1,555,567円

子育て費用の内訳

子育て費用には、以下の項目を含みます。

  • 食費
  • 衣類・服飾雑貨
  • 生活用品費
  • 医療費
  • 保育費
  • 学校教育費
  • 学校外教育費
  • 学校外活動費
  • 子どもの携帯電話料金
  • おこづかい
  • お祝い行事関係費
  • 子どものための預貯金・保険
  • レジャー・旅行業

第1子一人当たりの「習い事・学習塾費」

ピアノ、サッカー、スイミング・・・

何か好きなものをことを見つけて欲しい

得意なことを作って欲しい

友達を作って元気でいて欲しい

 

子どもに対する親の想いは

いつの時代も同じですね。

 

社会性を身に着けたり、

学校以外での居場所

という意味でも、

習い事は大切だったりもします。

 

また、学習塾は、日本特有のシステムですが、

すっかり社会に根付いているため、

よっぽど自力で勉強できる子どもを除いて、

お世話にならざるを得ないものですね。

 

1人当たりの習い事や学習塾費に関する統計は

次の通りです。

  • 未就学児 29,414円
  • 小学生 123,355円
  • 中学生 176,886円

東京23区は突出している

どの就学区分でも、
東京23区の子育て費用総額は突出しており、
中学では、他の地域と比べて、
年間約58~72万円の差があるとのこと。
 
現に、私は東京23区在住ですが、
上記の統計は、全く東京の実情では
ないと感じました。

しかも、平成22年度の調査なので、
もっと費用は上がっているはずです。
(これ以降の調査が見つかりませんでした)
 
もしもお子さんが中学受験するなら
小学校5年頃から(最近は4年とも)
受験用の塾に通うのが普通です。
 
月謝に加え、夏休み冬休みの
講習や合宿、模試費用もあり
年間100万円かかる塾も
少なくありません。
 
中学受験しなかったとしても
高校受験は必ずあるわけで、
高校3年前から受験用の塾に
通うのが一般的です。

私のサービスの中に、
簡易ライフプラン作成もありますので、
ご興味あればどうぞ。


私立の高校の方が安くなる場合も

ここで、何が何でも公立の高校に

入ってもらわないと困る、

私立の高校には通わせることができないと

思い込んでいる方がいらっしゃいますが、

 

私立高校の中には

生き残りをかけて、大学合格の実績を

重んじているために、

大学受験用の塾に通う必要が全くないほど

受験用の補修が充実している

面倒見のいい高校がたくさんあります。


一般的に、公立高校はそこまで

面倒見がいい高校は少なく.

大学受験用の塾に通うことになりますから、

 

3年間の高校の授業料と学習塾代を足すと、

私立の方が安上がりというケースも

あったりします。

 

また、様々な大学推薦枠を持つ

高校も多いので、

日々の学習をきちんと頑張って

よい成績を保つことができれば、

塾代をあまりかけることなく

大学推薦で進学できるチャンスが

あったりもします。

 

具体的に一例を出しますと、

東京都小平市にある錦城高校は

仮に、塾に通いたかったとしても

通う時間がないほど、補習が充実しており、

学費も驚くほどリーズナブルです。


長男が錦城に通っていた友人は、

都立に進んだ次男よりも結局安上がりで、

三男も錦城に通わせましたよ。


もちろん、長男君は塾なし現役で

難関校に合格しましたし、

推薦枠もたくさんあったといいます。


特に、シングル家庭のお子さんは

親から何も言われていなかったとしても、

「絶対に私立には行けない」と

思い込んで、大きなプレッシャーに

小さな胸を痛めていることが多いものです。


塾業界にいたこともあるので、

そういうたくさんの子を

見てきました。

(シングル家庭の子だけではありません)

 

親は、イメージで決めつけず、

そういう情報も集めた上で、

お子さんにも提案してあげられると

よいのになと思っています。

養育費をしっかりもらいましょう

いずれにしても、

子育ては本当にお金がかかるものです。

 

離婚するなら、養育費を諦めずに交渉して、

子どもの成長のために

きちんと用意してあげたいものです。

 

日本では、約75%のシンママが

継続して養育費をもらえていないという

驚愕の事実があります。

養育費不払いの実態


しかも、養育費の取り決めさえしていない

夫婦も多いのです。

 

くれぐれも、養育費を取り決めた書面の

離婚協議書を作り、公正証書にして

とりっぱぐれのないように❗️

離婚協議書は公正証書で

ひろせゆき行政書士事務所では、

ご相談に応じた上で

漏れのない離婚協議書を作成する

サポートもしています。


ある程度の叩き台を作ってから

具体的に二人で協議しないと

何をどう決めていいのかわからないですよね。


公証役場とのやり取りもしていますので、

協議離婚を考えている方は

叩き台の時点から

是非お問い合わせください。

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


<アメトピ掲載記事>

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