南京錠の鍵を求め -4ページ目

白き夢に血を染めて闇に泣いた笑顔を包んで

泣き叫ぶ様に


崩れる様に




貴方を呼んだ






振り向いて笑いかけてくれた






貴方に触れたくて走った








届くはずもなく




あのお方と策士が現れて…



5年前の夢に逆戻り





たった一瞬の貴方を見たくて今日も泣きながら寝ます

薄れる空色はおれんじを添えて

空の色が薄れれば悲しいくらい君を思い出す


日が薄れる色を嫌った2人だから


襲う恐怖も寄り添いながらぬぐえたのに



1人で見る薄れる色は怖くて…



寄り添うべきものを無くした私は泣きながら目を閉じるよ

愛すべき我が子に捧ぐ…

6年前私が貴方にした事



忘れた事はありません




そして貴方が側にいてくれた日々の事も忘れた事はありません


不安と恨めしさと
そして暖かくなる不思議な気持ち




白と黒に包まれた私に生まれた淡色



とても儚い我が子




貴方と重ねたしゃぼん玉







本当なら5才になるのね




まま…まだ治らないし
ぱぱは今遠くだけど




いつか描いた5人叶えたいよ