6月も終わり今年も残り半年を切って、超絶楽しみにしていたANTHEMとTHE JUGLLERの札幌公演も終わってしまって、今週は魂が抜けた状態に😔

 

でも、来週末はFullMooN、Empress、Siriusの“ジリオン三姉妹チーム”に、Risky Melody、RAIDEN、LUCIDAチームのガールズバンド6組が、GIRLS ROCK REVOLUTIONツアーで札幌に来てくれるので超楽しみ😆

 

札幌のArk Royalの緊急参戦も決まり、現体制では北海道でのラストステージとなる大事なライブイベントなので、気を取り直して、今月もそこそこ頑張っていきたいと思いますw(今回の投稿ネタとは関係ない話ですがw)

 

 

さて、ANTHEMについて書いた前回の投稿は、当初はこのANTHEM以外にも自分が大学生時代の6月頃にヘビロテしていた作品(レコード・CD)を、当時の思い出とともに何枚か紹介しようと思って書き始めたものの、まとまりがなくなりそうと思い、ANTHEMに絞って書きました😅

(一番書きたかったことは、札幌公演が楽しみなANTHEMについてでしたからねw)

 

ただ、カットした話の中で、(前回投稿で、ANTHEMの「Gypsy Ways」を紹介する時にも触れたw)37年前w に、道東の常呂町にジャズのコンサートを聴きに行ったことは忘れられない思い出で😌この時の出演者などについて少し調べたこともあり(当時のチケットも発掘したしw)、このまま葬り去るのも勿体ないので😅今回は、この時の思い出と強く結びついている作品について書きたいと思います😁

 

 

 

もっとも、自分はジャズについてはあまり詳しくはなくて、ある程度調べたといっても、この時のセットリストなどは結局わからなかったので、ジャズ好きの方で、この投稿を見てくれた方には、あまり参考にならないであろうことを、最初にお断りしておきます😅

 

 

今回紹介する作品は、ジャズ界の伝説的なサックス奏者 ジョン・コルトレーンの「Ballads」

 

 

本作は1962年の作品ですが、自分が大学四年生だった1988年の6月に、常呂町に観に行ったというコンサートは、この「Ballads」をはじめ多くの作品でコルトレーンと共演した、ジャズ界のレジェンド・ドラマーであるエルヴィン・ジョーンが、ジャズ界のレジェンド達を集めた伝説的なコンサートで、自分も就活の合間に観に行くことになったので😅当時は“予習”を兼ねてよく聴いていました🎶

 

この時は、自分が車を出して、ジャズ好きの大学の後輩男子三人衆と一緒に行ったのですが、前年まではヘヴィメタルばかり聴いていた自分が、ジャズも聴くようになったのはこの後輩三人衆の影響が大きく、おそらくこの時も、後輩達に誘われて、自分も同行したのだったと思います。

 

それで(かなりの余談になりますが)、はじめに自分とこの後輩達(当時三年生)との関係性について少し書きたいと思いますが、当時の自分が、1コ下の後輩達とツルんでいたのは、大学二年生時代に遊びすぎて、本来二年生で取得するべき単位を幾つも落としてしまって、三年生時代には、前年落とした授業を1コ下の後輩達と一緒に受けていたから😅😓

 

ちなみに、三年生時代はナゼかそんな自分がゼミのリーダーを務めていて、翌年のゼミを選ぶ後輩達に向けたゼミの合同説明会で自分が壇上に立った時には、「あの人、実はパイセンだったのか」とどよめきがありましたが🤣それくらい1コ下に同化していたということですね😓😅

 

前年は遊びまくっていた自分も、「さすがに、三年生までにはゼミと卒論以外の全ての単位を取っておかないとマズイだろう😓(就活に支障があるだろう)」と思ったようで、心を入れ替えて毎日大学に行くようになり🤣(当たり前w)、さらに、単位取得にも役立つであろうカタい勉強会系サークルにも入ったのですが、そこで出会ったのがこの後輩三人衆。

 

自分と違って、ふだんからよく勉強をしている成績優秀な学生達で、勉強を教えて貰ったこともありますが😅(恥ずかしながら大学の図書館の利用の仕方まで教わった🤣)、かといって、クソ真面目のガリ勉タイプではなく、ふだんはバカ話もできる、ごくごくフツウの大学生で、一緒にお茶したり飲みに行ったりすることも増えてきました。

 

自分の車でドライブに連れて行くこともあって、車の中で自分がチョイスした音楽(やはりハードロック/ヘヴィメタル中心)を流すと、実は後輩達も聴いていたり(日本のEARTHSHAKERは3人共通して知っていましたw)、聴いたことはなくても好反応だったアーティストも多かったりしたので、音楽の話もよくするようになりましたが、後輩三人衆はちょうどジャズに興味を持ち始めて、札幌のジャズバーに通うようになったようで、そのうち自分も混ぜてもらうようになりました。

 

自分も、高校生時代からフュージョンも聴いていたこともあって、ベーシストのジャコ・パストリアスや、Return to Foreverとそのメンバーでもあったスタンリー・クラーク(ベース)やチック・コリア(ピアノ)などは聴いていたし、父親がレコードを持っていたマイルス・デイヴィス(トランペット)やキース・ジャレット(ピアノ)なども聴いていましたが、後輩達はもっと古い1950年代~1960年代の作品を好んで聴いていて、そのうち自分も洗脳されて聴くようになりましたw

 

どうやら、最初にジャズに興味を持ち始めた三人衆のMT君が他の二人を洗脳したようでw(高校生時代から聴いていたのだったかな🤔)、その後は、そろぞれ微妙に好みが分かれていたように思いますが、自分を含めて共通してよく聴いていたのが「ジョン・コルトレーン」だった記憶があります。

 

コルトレーンは1967年に亡くなっていますが、そのコルトレーンの盟友だったエルヴィン・ジョーンズが中心になって、この日本でも1988年の6月~7月にコルトレーンのトリビュートツアーを行うことが決まり、後輩三人衆+自分をはじめとする、ジャズバーの常連さんの間でも「これは大事件!」、「絶対に観たい」と大盛り上がりに😆


後輩達は本人以上に自分の就活を心配してくれていたので、当初はあまり強くは誘われなかったのではなかったと思いますが😅、この時はナゼか札幌公演が組まれておらず😑道内ではほかに旭川と釧路はあったものの、おそらく自分の都合が悪かったことと(すでに就職活動がスタートしていたので😅)、三人衆の一人MF君が網走出身で、当日の夜はそのご実家に泊めて貰えるということで🙇‍♂️6月18日の常呂町公演に行くことになったのだと思います😀

 

札幌から常呂町までは300km以上あり、この時はオール下道を(他に運転免許を持っていた)MT君と交代で運転して向かいましたが🚙途中で食事をしたり、層雲峡など少し観光もすると8時間以上はかかり、会場に到着したのはオープン時間(18時)ぎりぎりだったと思います😓

 

 

常呂町は、2006年に北見市の一部となり、その後はカーリングで全国的に有名になりましたが(ロコ・ソラーレにも常呂町出身者が多い!)、以前は常呂郡に属する小さな町で(北見市と合併当時の人口は5000人に満たなかったそう)、到着した時は、想像以上に“田舎”に思えてビックリ😲(常呂町民のみなさんごめんなさい🙇‍♂️)

 

会場の「常呂町ファミリースポーツセンター」も、まるで学校の体育館で、客席もパイプ椅子だったので、ほとんど中学・高校の学校祭(文化祭)のノリでしたが😅、エルヴィン・ジョーンズの奥様による前説では(奥様は日本人!)、「エルヴィンにゆかりがある、あるいはお気に入りの町」ということでチョイスされたという説明だったように思います🤔

(札幌は「お気に入りの町」ではなかったのでチョイスされなかったのかな😞)

 

 

もう37年前のことで、そもそも当時は自分が知らなかった曲も多かった記憶があるので、この時の演奏曲はまるで覚えていませんが😅😓コンサートのタイトルが『LOVE & PEACE “至上の愛”コンサート』だったので、1965年にリリースされたアルバム「至上の愛」の収録曲は(全部もしくは部分的に)演奏されたのだったと思います🤔

 

このほか、何曲かは自分も聴いたことがあった曲が演奏されたのだったと思いますが、(今回紹介する)「Ballads」収録曲はたしか1曲も演奏されなかったのではないかと思う🤔😅

 

「Ballads」はその名のとおりバラード集なので、コルトレーンのサックスも(その後のフリージャズ時代に多用し、インパクトがある強烈なブローはほとんど見られず)、甘く囁くような感じで比較的大人しい印象なので、この時は選曲されなかったのかな🤔

 

それにもかかわらず、本作がこの時の思い出と強く結びついているのは、コンサートが終わって、網走出身の後輩の実家に向かう途中に、車の中で聴いた本作収録曲が、車の窓から眺めた美しすぎる星空とこれ以上ないくらいベストマッチのBGMに思えたから🎶👍

 

道東では夜はまだ肌寒いこともある時期だったので、窓を全開にして走ったわけではないと思いますしw 運転手の自分(もしくはMT君)もずっと星空を眺めながら運転していたわけではないと思うので😅、どこかに車を停めてしばらく星空を眺めたのだったと思いますが、流れ星や天の川も見える素晴らしい満天の星空でしたね🌌😌

 

まあ、本来はニューヨークなど米国の大都会に似合う音楽なのかもしれませんがw 自分はこの時の印象が強かったので、本作を聴くと、いつもこの時の常呂町の満天の星空を思い出しますし、いつかまた現地で聴いてみたいと思っています😌

 

ちなみに、たまたま会場から後輩実家に向かう時に聴いていたのか、それとも最初から“狙って”車の中で流したのかはわかりませんが、おそらくは後者=星空にベストマッチと思って、自分がチョイスしたのだったと思うw

(自分も後輩達もコルトレーンのテープはいろいろと持ってきていたと思うのですけどねw(当時のカーステレオはカセットテープでしたw))

 

 

いかんせんもう37年前のことで、この日の演奏曲を含めて、コンサートの内容についてはまったくと言ってよいほど覚えていませんが😅この時のメンバーについては今回少し調べたので(1人を除いては覚えていましたがw)、この時のメンバーとコンサートの印象を簡単に紹介したいと思います。

 

 

まず、主催者のエルヴィン・ジョーンズ(Dr)はこの時すでに還暦を過ぎていたそうですが、テクニック的にもパワー的にも、古いレコードで聴いた全盛期のプレイと比べてまったく遜色なし!

 

特に、そのパワーとスタミナは、少し前にライブを観たANTHEMのドラマー MAD大内氏の全盛期のプレイを上回っていたと思ったほどw

 

ジャズ界のレジェンドドラマーのプレイを生で体験するのは、この時が初めてでしたが、圧巻の演奏に終始唖然として😲😭、当時の自分が、日本はもちろん世界的にもトップレベルと思っていた、日本のフュージョンバンド「カシオペア」のドラマーだった神保彰氏や、当時のジャパメタ界イチの凄腕ドラマーだと思っていた(SABER TIGER、DEAD ENDで活躍した)湊雅史も、「ひょっとして、負けちゃうかも😓」と思うほどの衝撃を受けました!

 

奥様が日本人なだけに、簡単な日本語での挨拶もあって(「ドモアリガト」程度だったと思いますが)、親しみを感じました😄

 

 

ピアノは「Ballads」などで、エルヴィン・ジョーンズと共演しているピアノがマッコイ・ターナー🎹

 

マッコイ・ターナーは、当時の自分が(今もですが)、キース・ジャレット、バド・パウエルと並んで好きだったジャズ・ピアニストで、ほとんど中学・高校の学祭のような会場で、レコードと変わりない音色とプレイを聴いていることが信じられなかったですね😲

(楽器やPAなどはそれなりの機材を運び入れていたのだと思いますが)

 

 

ベースは、エルヴィン・ジョーンズとの共演も多く、ジャズ界以外にも、サラ・ヴォーンのバックバンドとしても活躍し、フランク・シナトラ、ポール・サイモン、ブルース・スプリングスティーンといったポップス界のスターとの共演や、クラシックのオーケストラでも演奏しているリチャード・デイビス🎸

 

フュージョンでは、カシオペアの櫻井哲夫氏(当時)など日本人の著名ベーシストのプレイは、ライブで生体験したことがありましたが、ジャズのレジェンド・ベーシストのプレイを体験するのはこれまた初めてで、まさに“レベチ”の凄さでした😓

 

 

トランペットは後輩三人衆と出会う以前から自分も名前くらいは知っていてw)当時の自分にとっては、一番の「伝説」だった人気トランペット奏者のフレディ・ハバード🎺

 

この時すでに50歳で、実は当時は健康状態があまりよくなかった可能性があったと、その後ジャズバーなどで聞いた記憶がありますが、この時は「レコードで聴いた演奏を超えているんじゃないか」と思えたくらいに凄まじいプレイだった印象で、終演後も翌日札幌に帰る間も、興奮気味にそのプレイを讃えていたのだったと思います😆

 

 

そして、コルトレーンのパートであったテナーサックスは(チケットを見つけるまで忘れていた、というかこの時も自分はよく知らなかった😓)ソニー・フォーチュン🎷

 

リーダーアルバムのリリースや、エルヴィン・ジョーンズやマッコイ・ターナーなどとの共演は1960年代後半以降だったそうなので、当時の自分はこの人のプレイをほとんど聴いたことがなかったのだと思いますが(後輩達も自分も当時は1950年代~1960年代前半のリリース作品を中心に聴いていたのでw)、さすが、コルトレーンの“代役”を務めるだけあって、凄まじいプレイでした!

 

激しいブローも、甘く囁くようなプレイも、コルトレーンを彷彿とさせて、当時サックスを練習していて、我々の中でも一番のコルトレーン崇拝者だったMF君も絶賛していたように思います。

 

ジャズの醍醐味であるインタープレイ(即興演奏)も、このメンツなので凄まじいものがありました!

まるで町内イベントのような雰囲気の会場でw メンバーも寛いだ表情ではありましたが、“阿吽の呼吸”による凄まじい即興演奏は、まさに伝説級!

 

残念ながらこの時のメンバーは全員鬼籍に入ってしまいましたが😥就活の合間を縫って、遠路札幌から観にいって良かった!と、この投稿を書きながらあらためて思いました!

 

 

翌日の札幌への帰路は、往路よりも時間的に余裕があったので、あちこちの道東の観光地に立ち寄りながら、これまたオール下道でのんびり帰りました🚙

 

初日の往路は、コンサートの予習と、気分を盛り上げるために、カーステレオではやはりコルトレーンを中心にかけたのだと思いますが、帰路はドライバー特権で、自分の好きなHR/HMが中心だったと思いますし、往路でも当時超ヘビロテしていた、ANTHEMの「Gypsy Ways」を強制的にかけたのだったと思いますw

 

 

あとは、(少し前にリリースされた)DEAD ENDの『shámbara』やZIGGYの『HOT LIPS』なども聴かせて、洗脳したのだったと思いますw

 

でも、日が暮れてからは「Ballads」を流したのではないかな🤔

もう、札幌に近づいていたとは思うけれど(おそらく栗山あたりとか)、けっこう星空がキレイなところだったと思うのでw

 

北海道の、それも常呂町のようなローカルな会場で、ジャンルを問わずこの時のような世界的なミュージシャンの演奏を聴く機会は、自分が生きているうちには二度と体験できないだろうと思いますが、当時ヘビロテしていた音楽を聴きながら、道東方面に出かけて、この時の思い出に浸りたいと思います😌

 

以上です。