今日から3月ですが、月日が経つのは早いですね~😵
 
本日3月1日は、ちょうど10年前に父親の葬儀を行った日なので、今回は(少々暗いネタで恐縮ですが😓)その時のことを思い出して書いてみたいと思います。
 
さて、先日、ニュース番組を観ていたら、読売ジャイアンツの球団オーナーでも知られたナベツネこと渡邉 恒雄氏の「お別れ会」について紹介されていましたが、「音楽葬で行った」とのことで、少し興味をひかれました😲(ナベツネは大キライでしたがw)
 
というのは、10年前に他界したウチの父親も音楽葬で送ったので🎶
 
3日前の2月26日が命日でしたが、葬儀は(遺言はなかったものの)生前言われていたように(お坊さんなどを呼ばずに)無宗教形式で行い、ナベツネ氏と同じように故人が好きだった音楽を流す音楽葬で執り行いました🎶
(ナベツネ氏のように金持ちではないので、実際の楽団を呼ぶことはなく、個人の好きな曲のCDを流しただけでしたがw)
 
また、参列者には(仏式ではないので「焼香」ではなく)「献花」で見送ってもらったことも同じ。
 
他界してから今年でちょうど10年目となりますが、無宗教ゆえこれまで仏教の法事のようなものは行ったことはなく(仏式の一周忌と三周忌の年に、親族だけで食事会を行ったことはありましたが)、この時期の北海道はお墓もたいがい雪に埋もれているので、例年、墓参りにすら行っていません😓
(母親の命日は、まだ根雪にはならない11月なので墓参りに行っていますがw)
 
そのかわり、命日にはモーツアルトを中心に父が生前好きだったクラシック音楽のCDを流して、ふだんよりは少し贅沢な日本酒で献杯しています🎶🥂
 
こちらは、葬儀の「献花」のタイミングで流した曲で、葬儀からまる10年となる今日も聴いて、3日前の命日にも聴いたモーツアルトの「バイオリンソナタ第34番」
(英語のタイトルは「Sonatas for Piano and Violin」と書いてあるけど、邦題には「ピアノ」が入らないんだねw)
 
 
今年は、現在山形に住む弟が送ってくれた地酒のセットを供えたので、きっと喜んでくれているでしょうw
 
後日、自分がありがたくいただくことになるのですけどね😁😅
 
 
 
この後は、父親が他界した時のことを少し書きたいと思いますが、死因は
「間質性肺炎」(による呼吸不全)でした。
 
あの美空ひばりさんも最後は同じ病気だったようですし、八代亜紀さんの(複数ある)死因の一つだったようですが、呼吸器の病気の中でも治療が難しい病気の一つだそうで、国の指定難病にもなっているそうです。

肺胞の表皮(肺胞壁)が炎症を起こして硬く厚くなることで、肺のガス(酸素と二酸化炭素の)交換がうまくできなくなってしまう病気で、医者は「まりもようかん」に例えて説明してくれましたが(まりもようかんの皮の部分の病気だと)、昭和の(それも40年代くらいまでの)北海道人しか知らないのではw
 
多くは数年の経過でゆっくりと進行する場合が多いそうですが、急激に悪化することもあるそうで、病気が見つかってから2年半しか持たなかったウチの父親は早い方(急激に悪化したケース)だったのでは😞
 
最初の2年ほどは確かに比較的ゆっくりとした進行で、当時は川崎在住だった自分がたまに帰省した時も酒を酌み交わすこともできたのですが、最期の半年間で一気に病気が進行して、まるでジェットコースターだったなぁ😵😩
 
間質性肺炎にはいくつかの種類があり、病気の原因もいくつかあるそうですが、ウチの父親の場合は、けっきょくその原因がよくわかりませんでした🤔
 
アスベストなど粉塵を長年吸引した場合に多いそうですが、父親は教師だったので、最後にお世話になった担当医に「(黒板で使用する)白墨を長年吸い込んでいたからか?」と聞いてみたところ否定していたし、「ヘビースモーカーだったので喫煙が原因か?」と聞いていても首を傾げていた🤔
 
でも、後日ネットなどでこの病気について調べたところ、「喫煙が原因の場合も多い」と書いてあったので、やっぱりそう(喫煙が原因)だったのではないかなぁ🤔
最後の10年ほどはタバコをやめていましたが、それ以前は超がつくヘビースモーカーでしたからね😑
 
やはりタバコは「百害あって一利なし」だと思うので、喫煙者の方は考えた方がいいですよw
 
 
実は、このあとに病気が見つかってから葬儀までの話を書きかけたのですが、けっこう長くまたヘヴィな内容になりそうなので、今回の投稿ではここまでに留め、気が向いたらあらためて投稿しようと思いますw
 
この後は、葬儀で流した音楽の話を。
 
父親はクラシック音楽好きで、そのなかでも特にモーツアルトが大好きだったので、葬儀でもモーツアルトの曲を流しました🎶
 
自分もそこそこクラシック音楽のCDを持っていて、ごくたまに聴くことはあるものの、それほど(というか全然w)詳しくはないし、そもそも父親とはあまりよい関係だったとはいえず会話も少なかったので😅父親が好きだった曲や、演奏家についてはよく知らなかったのですが、まずは、自分が同居していた時(特に大学生だった85年~88年頃w)よく聴いていた印象がある、内田光子さんの演奏によるピアノ曲を何曲かチョイスしました。
 
内田光子さんは、英国を拠点に活躍する(ダンナが英国人だから?)世界的なピアニストですが、父が推していた理由はわからずw
まあ、けっこう整った顔をしていると思うけど、テクニック面や曲の解釈などが気に入っていたのかな🤔
(ちなみに女優ではオードリーヘップバーンといしだあゆみさんのファンw)
 
ウィキを見てみると「均等拍を基本とし、その上に意図的かつ知的な表現を散りばめ、全体としてシリアスかつ知的な印象を与えているとの評価がある」とありましたが、なるほど「シリアスかつ知的な印象」というのは父親の趣味かもw
 
葬儀で流したCDはラックの目立つところにまとめて並べてあるし、葬儀の時に(流す順番を書いて)貼った付箋を今もそのままにしてあるので、この3枚を流したことは間違いないw
 

 
まずは、左のディスクに入っている「ピアノソナタ第8番イ短調」第二楽章「Andante cantabile con espressione」
 
この曲の(確か)第一楽章は、あの「柔道一直線」で近藤正臣さんが演じる天才 結城真吾が弾いていた曲で(その後に、足で「ネコふんじゃった」を弾く有名がシーンが続くw)、父親が「コレはモーツアルトの曲なんだゾ」とまだ幼い自分にドヤ顔で教えてくれた時の印象が強く、また母親がよく弾いていた曲でもあるので、父が特に好きだった曲かどうかは不明だけどチョイスw
 
中央のディスクからは「ピアノのためのロンドイ短調」(KV511)をチョイス
この曲は父親がよく聴いていた記憶が(確実にw)あるので。
ちょっと暗いけれど、葬儀には向いている曲だと思うw
 
右のディスクからは「ピアノソナタ第2番ヘ長調」の第二楽章(Adagio)をチョイス
これまた、自分が学生時代に父がよく聴いていた印象があったので。
Fメジャーの曲だけれど、第二楽章はマイナー調で暗くて、これまた葬儀には向いていたと思うw
 
 
実は、父の葬儀を「無宗教」かつ「音楽葬」で執り行って欲しいということは(遺言はなかったものの)生前に言われたことがあって、その際に「曲のチョイスはこの人に聞け」と言われていた人がいたのですが、残念ながら連絡がとれず、初日(通夜)に流した曲は、自分がテキトーにチョイスしたものですが(それでもCDを探して、選曲するのに2時間以上かかったw)、翌日の告別式では、参列してくれた父親の“親友”に(前日)セレクトしてもらったディスクのうち、こちらの「バイオリンソナタ第34番」を流しました。
 
 
父の“親友”Tさんは、実は父の(大学の)教え子で15歳以上は(20歳近く?)年が離れているにもかかわらず、大親友といってよいほどの人で、特にクラシック音楽談義に関しては(父が選曲については頼るよう言っていたHさんとともに)もっとも話があう人だったようです。
 
この時は、奥様と一緒にわざわざ茨城から札幌に飛んできてくれて感謝感激!
 
その大親友が「おそらく、一番好きだった曲じゃないかなぁ」と言っていたのだから、これは間違いないでしょうw
 
この時まで自分はこの曲をほとんど知らなくて、実家にいた時も聴いた記憶はなかったのですが😅その後は時々聴いています🎶
 
葬儀で流した時は特に問題なかったと思うのですが、残念ながらその後音飛びするようになったので、つい最近になってネットで別の演奏家によるディスクを購入。
(今回の投稿の最初に貼った写真の左側のディスクがそう)
 
随分古ぼけた感じのジャケット写真で、しかもわずか1000円の廉価版だったので、音質面にはあまり期待していなかったのですがw ずいぶん音質がよくてビックリ😲
 
一応80年代に入ってからデジタル録音された音源とのことですが、リマスターされているのかな🤔
 
ウチにあるクラシックのCDは両親が持っていたものも自分で買ったものも、もう20年以上前に買ったものが多いので、いま聴くと音質はイマイチに思えますが、廉価版でもこれだけ音質が向上しているなら、また何枚か購入しようかな😁
 
ちなみに、最初は葬儀で流したのと同じディスクを探しましたが、データ版はあったものの盤(CDディスク)は見つからず😑
最近はクラシック音楽も盤(CD、レコード)を持たない人が多いのでしょうか🤔
 
 
この時の「音楽葬」は参列者に好評だったようで、「これまで参列した葬儀の中で一番よかった」と言ってくれた人もいたので、弟とともに“プロヂュース”した自分は、ちょっといい気分でしたね😁
 
今回は以上ですが、せっかく書きかけたので、次回は父親の病気が見つかってから、葬儀までのことを書こうかなと思います(やめるかもしれませんが)
 
けっこうダーク&ヘヴィな内容でグチも多くなると思うので、興味ある人だけ読んでいただければと思いますw