今回も5月25日(土)に札幌Solidで開催された80年代洋楽メタルのトリビュートバンド祭り“CATFES札幌”の思い出について、“本家”バンドとの出会いと思い出を交えながら書きます!

 

今回は2番手で登場したGuns N' Rosesのトリビュートバンド「(有)石井商会」と“本家”についての話です!

 

 

当初はMETALLICAとそのトリビュートバンドか「HATTALLICA」の話もあわせて書こうと思ったのですが、写真貼り付け枚数の制限があることと、今週はけっこう多忙で時間がないこともあり、分けることにしました😅

(このため、今回の投稿はいつもより短めですw)

 

 

まず、“本家”Guns N' Roses(以下「ガンズ」)との出会いと思い出について

 

自分がガンズと出会ったのは大学3年生だった1987年の春でした。

 

傑作デビューアルバム“Appetite for Destruction”のリリースはこの年の7月でしたが、前年(1986年)からBurrn!誌などで、アメリカのメジャーレーベル ゲフィンレコードと破格の契約金で契約したことが日本にも伝わっており、注目される存在でした!

 

そして、デビューアルバムに先行して発売された(米国では86年末にリリースされていた)ライブEP“Live ?!*@ Like a Suicide”のレビューがBurrn!誌の87年4月号に掲載され高得点を獲得したので、札幌のレコード屋を探しまわり、ラッキーなことに(恐らく札幌では数枚しか入荷しなかったであろう)本作(写真↓左)をゲット!


 

国内盤が中心の玉光堂や、タワレコ(当時は輸入盤専門店でしたw)、シスコといった輸入盤点ではその存在すら知らなかったようですが😞(バンド名を伝えてもピンときていなかった記憶がw)、幸いなことに当時タワレコ札幌店のナナメ向かいにあった小さなレコード屋にはほんの少数入荷!(Disk UpとかFandangoとか何度か店名が変わりましたが当時の店名は忘れました)

 

恐らく自分以外にもBurrn!のレビューなどを読んで気になった人達から問い合わせがあったようで取り寄せてくれたようですが、当時は札幌にもいい仕事をしてくれたレコード屋さんがあったなよ~としみじみ😌

 

ちなみに自分が本作に飛びついた理由の一つはAEROSMITHのカバー“Mama kin”が収録されていたことでしたが(このほか"Nice Boys"もカバー曲)、オリジナル2曲もインパクトがあって、ファーストアルバム“Appetite for Destruction”の充実ぶりを予感させる内容でしたね!

(本作は人気絶頂の88年に、アコースティックの新曲を加えた“GN'R LIES”としてリリースされて、当然のごとくヒットしました!)

 

そして、同年(87年)7月にはデビューアルバム“Appetite for Destruction”がリリースされ、これまた速攻でゲット!

 

したがって、まもなく発禁となったヤバいジャケットです😎😅

 

今回の石井商会のライブでも本作の収録曲が多く演奏されましたが、ビルボード1位を獲得したことも納得の名曲揃いの作品で、本作からシングルカットされた曲達もヒットし(殆どがシングルチャートの1桁台!)、「好きなガンズのアルバム」を聞かれたなら本作と答える人が現在でも圧倒的に多いのでは!

 

本作が大成功したことは、その後「バッドボーイズロック(ロックンロール)」が流行するキッカケになったと言えるのではないでしょうか🤔

 

「Mötley CrüeあるいはHanoi Rocksこそが元祖」という人も多いかと思いますが、日本でもバッドボーイズロックが流行るようになったのは、ガンズの成功が大きかったと個人的には思っています😁

 

ZIGGYやイエモン(THE YELLOW MONKEY)が売れたのも(RED WARRIORSもかな?)、ちょうどこの流れに乗ることができたからではw

 

惜しむらくは、ガンズやZIGGYをはじめとするバッドボーイズロック人気がピークだった88年~89年の自分は就職活動で忙しい大学4年生~新入社員時代で、「バッドボ-イ」を気取っていられるような心境ではなく😅(思い返せば、自分史上一番保守的=オッサンだったかもw)、バッドボーイズロックとは少し距離を置いていたことが悔やまれる😞

 

もう5~6年早く生まれて、ライブに通ったりコピバン組んで学祭などに出てハジケたかったw

(それでも、なんだかんだと評判のよい作品はだいたいチェックしていたし、ライブにも行っていましたけどねw)

 

そういえば、現在も応援しているZIGGYは翌88年にリリースされた1st EPを大学の後輩女子にススめられたことがキッケケでしたが(レコードからコピーしたテープを貰った)、その前に自分がその後輩にガンズを押し付けていたので(幸い気に入ってくれた模様w)、その“お返し”だったそうw

 

「ガンズが好きなら、きっとZIGGYも気にいってくれると思った」と言われましたが、思い返せば当時の自分はけっこういろいろな人にガンズをススメていたようなw

 

 

ガンズを布教したといえば、次のような思い出もありましたw

 

その後就職して上京したことで、92年2月にガンズが来日した時にはライブを体験することができましたが😀当初は東京ドーム2Daysのチケットをゲットしていたのに、うち1日(最終日)は死事(当日になっての残業指示)で行けなかった😫

 

このため、(当日になってw)バンド経験もあるという同僚の女子にチケットを(タダで!)譲ったところ、それまでガンズは知らなかったそうですが、ライブを観てすっかり気に入ってくれたようで嬉しかったですね😄

(当日CDも購入したとかw)

 

そういえば、チケットのお返し的なモノは何ももらった記憶はなかったけれど🤔ライブ日程があと2週間くらい早ければ、バレンタインデーに義理チョコくらいはもらえたかなw(ちょうどバレンタインデーの後くらいでした😫)

 

92年の来日公演は、これまた傑作アルバムの“Use Your Illusion I&Ⅱ”のレコ発ツアーでしたが、自分がガンズに興味があったのはこの頃までで(翌93年にリリースされたカバーアルバムの"The Spaghetti Incident?"はまだそこそこ聴きましたがw)、その後ガンズは長~~い活動休止期間に入り、約15年ぶりにリリースされた“Chinese Democracy”はあまり心にヒビかず😑その後の来日公演にも行きませんでしたね😅

 

 

ここからは当日(5月25日)の「石井商会」のライブについて

 

「(有)石井商会」は初見と思っていましたが、ステージに登場した顔ぶれを見て、川崎時代に都内でライブを観たことを思い出した😲

 

今回のようなコピバンイベントでHATTALLICAとも共演していたのかも🤔

 

「(有)石井商会」というバンド名が(ガンズとはまるで結びつかないのでw)つくづくわかりづらいですが😅ボーカル/リーダーが経営する企業名をそのままバンド名にしたのだろうか🤔

 

ボーカルは「社長」と呼ばれていたけど、実際に「(有)石井商会」なる企業の社長さんなのかな?

 

この後は「社長」と記すことにしますw

 

 

「社長」はパっと見ふくよかな体形で、ステージ上でも“本物”のアクセルのような殺気もなくw 腰が低く穏やかで丁寧な印象ですが😅(北海道では初のライブということで多少緊張と遠慮していた可能性もw)、曲が始まると、その歌声とステージ上での動きはアクセルの特徴をよくとらえていて、だんだんとアクセルに見えてきたので不思議w

 

ちなみに、川崎時代に(元MUSICLIFE誌の編集長も務めた)音楽評論家の増田勇一氏がガンズについて語るトークショーに行ったことがありましたが(恐らく、ガンズデビュー30周年記念イベントだったように思うので、2017年だったかな🤔)この時に増田氏のお相手としてゲスト出演していたのは、この「社長」だったように思う🤔

(そうだったとすれば、やはりガンズを語らせれば第一人者の一人なのでしょうね!)

 

そして、Marslashと呼ばれる上手ギタリストは、見た目もサウンドもギタープレイもまさにスラッシュそのもの!

 

 

最近のスラッシュ(本物)は、ステージ上のアンプの上にゴジラなどのフィギュアを置いているそうですが、今回はこの点もしっかり再現していました😲

(わかりづらいですが↑もう1つ前(社長が中央に写っている)写真を参照)

 

下手ギターの方もイジー・ストラドリンの雰囲気を出していましたし、ダフ・マッケイガン役のベーシストも、サウンド、プレイ、動きとも“本物”に寄せていましたね!

 

 

当日のセトリはもうほとんど忘却の彼方ですが😅“Welcome to the Jungle” 、“It's So Easy”、“Paradise City”、“Sweet Child o' Mine”といった鉄板曲はひととおり演奏してくれたのだと思う!

 

どれも1stアルバム“Appetite for Destruction”の収録曲ですが、つくづく名曲揃いの超名盤ですね!

 

 

“You Could Be Mine”では、HATTALLICAのカーズ氏も登場!

 

 
本物のスラッシュとカーク・ハメットがギターバトルしているかのようでしたw
 

 

HATTALLICAと対バンしたことはあっても、こうして同じステージで共演したことは今回が初と聞いたように思うので(そうだとすれば)貴重な機会だったな😃

 

 

終始笑顔のドラムの人はサポートメンバーと紹介されていたように思うけれど、これまたスティーヴン・アドラーに寄せていましたね!

 

実はマット・ソーラムを意識していたのかもしれませんが😅

 

 

「(有)石井商会」の出番では(この日2番目での登場)、ステージ前(1~3列目あたり)が半分くらい入れ替わり、この日一番女性比率が高かったような!

 

関東方面からの遠征組の女性客もいたようで、ステージ前でアツい声援を送っていました💗

 

「社長」以下「(有)石井商会」のメンバーの多くはシニア世代かと思うのですが、おそらくは自分より少し若い(つまり、ガンズ全盛期にキッズ=10代だったw)50代前半~半ばくらいでしょうか🤔

 

若い女性ファンもついているようなので、自分も遅ればせながら“バッドオッサンズロックバンド”でも始めて😎失われた30数年前の青春を取り戻したいとも思いましたよw

 

(有)石井商会に限らず今回のイベントで感心したことは、多くのお客さんが一緒に歌っていたことですが、特に(有)石井商会出演中は女性客が頑張って声を出して(歌って)いたことが印象的でした!

(若い女性客も正確に歌詞を覚えてきていて感心しましたね!)

 

やはり、コピバンイベントというものは、出演者だけではなくお客さんも(“本物”のライブさながらに)一緒になって盛り上がるのが楽しいと、今回あらためて思いました!

 

 

そして、トリのHATTALLICAのステージではフロアの盛り上がりもピークに達します!

 

次回はそのHATTALLICAのステージと、自分のメタリカの出会いと思い出について書こうと思います!